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キンコン西野が吉本興業を推す理由

このnoteは2020年5月22日のvoicyの内容を文字起こししたものです。
voicyの提供:勝田直子 さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

今日は、
「キンコン西野が吉本興業を推す理由」
というテーマでお話しします。

キンコン西野の趣味

今日は、僕の仕事の話や、このラジオをお聞きの方のためになる話でもなく、僕の趣味の話です。

僕は、テーマパークや寄席、お芝居、ミュージカルなどを観に行くと、その帰り道に、「僕だったらこうするかなー」と考えるのがむちゃくちゃ好きです。

それを「趣味」と呼ぶと思うのですが、その趣味をこうして仕事にしてしまっているので、趣味と仕事の境目がよくわからないんです。

仕事は部分部分で、めんどくさいなぁと思うところはあったりするのですが、大枠として捉えた時に、やりたくない仕事というものは、僕は一つもやっていないので、仕事をしている感覚はなかったりします。

それでも、どうにかして仕事と趣味の線引きをしてみるとすると、「お金が発生しているか否か」になるでしょう。

毎日のオンラインサロンの投稿は、自分が好きで考えていることを整理しているだけなので、趣味とも言えるのですが、お金が発生しているので、これを仕事と呼ぶことにします。

では、「お金が発生していないのに、西野がせっせとやっていることって何だ?西野の趣味は何だ?」となると、一つ分かりやすいのが、吉本興業初のクラウドファンディング『SILKHAT』の改善&運営です。

僕は、この立ち上げもやらせていただいたのですが、僕の趣味は、クラウドファンディングの改善&運営です。


というのも、一緒に飲みに行かせてもらう先輩芸人さんや後輩芸人さん、吉本の社員さんが面白い挑戦をしてくれた方が、飲みの席が楽しくなるので、『SILKHAT』の改善&運営というかたちで、芸人さんと会社の挑戦の後押しをさせてもらっています。

珍しいですよね。
あの悪名高き『吉本興業』のバックアップをボランティアでやる珍しいタイプの芸人でございます。

それで、新型コロナウイルスで吉本興業及び吉本芸人が壊滅状態に陥ってしまったので、芸人も自宅からリモートで仕事ができるようにと思い、『SILKHAT』を利用して、『スナック吉本』と『純喫茶よしもと』というものを立ち上げさせていただきました。

これは、芸人のZoom飲み会やお茶会をイベント化したものです。
これが結構好評で、ファンの方はもちろんのこと、芸人さんも、何度も自分のスナックを立ち上げてくださっています。

しかしこうなってくると、スナック吉本のプロジェクトページの中に、たくさんの芸人さんの店が並ぶわけなので、ファンの方からすると、お目当ての芸人さんの店を検索することが難しくなってしまったんです。

スナック吉本の改善


これを受けて、「ちょっとだけ改善しましたよ」というのが、今日のお話なのですが、要するに、皆が一つのリンク、プロジェクトページを共有していることが問題なので、「スナック吉本5月」「スナック吉本6月」「スナック吉本7月」と、月ごとに分けました。

さらには、吉本芸人は日本中にいるので、「スナック吉本東日本」と「スナック吉本西日本」で分けました。

こうすることで、芸人は、自分が当てはまるプロジェクトページで企画を立ち上げ 、大阪の芸人さんなら、スナック吉本6月の、西日本(「西」という言い方をしています。)の方で企画を立ち上げ、そのプロジェクトページのリンクを、自分の SNS に貼ればよい。

基本的にインターネットはザッピングしないので、ファンの方は目当ての芸人のページにダイレクトに飛べます。

このようにして、ファンの方は、目当ての芸人の企画を探す手間が省けるようになりました。

むちゃくちゃ簡単な改善ですが、こんなに時間を割いて喋るほど大したことではないのですが、しかしこれで結構スムーズにいくと思います。

そして、今日の褒めてほしいポイントは、このアイデア自体は小学校高学年でも思いつくのですが、やはり吉本興業という巨大な企業をシステムから改善することは、社員さんに動いてもらわなければならないので、なかなか一苦労です。

ここを頑張って突破しましたので、吉本芸人の皆様と吉本芸人のファンの方は、街で西野を見かけることがあったときは、「あざす」と褒めて、お礼を言って頂けると嬉しいです。「ちょっと頑張ったよ」という話でございます。

というわけで、
「キンコン西野が吉本興業を推す理由」
というテーマでお話させていただきました。

結論としては、僕はやはり吉本芸人や社員さんが挑戦している姿を見たいし、そういう人と一緒にいた方が楽しいので、こういった手伝いをちょこちょこさせていただいております、というお話です。

それでは、素敵な1日をお過ごしください。西野亮廣でした。


※オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
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