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大切にする順番ぐらい決めとけよ 【キンコン西野】

このnoteは2021年10月23日のvoicyの音源、『えんとつ町新聞』の内容をもとに作成したものです。

今日は「大切にする順番ぐらい決めとけよ」というテーマでお話ししたいと思います。
 
本題に入る前にお知らせをさせてください。

お知らせ!『映画 えんとつ町のプペル』31日まで再上映!


映画 えんとつ町のプペル』の再上映のお知らせです。
 
昨日、『映画 えんとつ町のプペル』の再上映がスタートしました。


10月31日までの「ハロウィン限定復活上映」となっておりまして、今日を入れて、残り「9日」でございます。


HELLO MOVIE」というアプリをダウンロードしていただけると、劇場で、キングコングの副音声なんかも聴けちゃいます。
 
映画の映像を見ながら、キングコングが二人で1時間40分喋り倒しています。
 
多分、映画の内容は入ってこないと思いますので、くれぐれも、もう何度も観た方にオススメします。
 
映画であり、ハロウィンイベントなので、泣いても笑っても上映は10月31日にキッパリと終了します。

お知らせ!舞台挨拶スケジュール&挨拶の中身公表!


そして、今回の再上映に合わせて「舞台挨拶」をおこなうことが決まりました。
 

【10月29日(金)】
広島バルト11 11:35〜
TOHOシネマズ二条(京都) 14:50〜
ミッドランドスクエアシネマ(名古屋) 17:00〜

【10月31日(日)】 
Tジョイ PRINCE品川 9:50〜
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 11:10〜
渋谷 HUMAXシネマ 12:30〜
TOHOシネマズ 新宿 14:00〜
TOHOシネマズ 池袋 15:30〜
TOHOシネマズ日比谷 17:10〜
TOHOシネマズ日比谷 19:50〜

※チケットは25日の0時から各劇場のH Pで販売を開始。
※「TOHOシネマズ日比谷」は、とことん音響にこだわった「10万分の1秒の音響映画祭」内の上映となります。チケットは「ぴあ」アプリ限定で先行販売!

先日の放送でお伝えしたように、舞台挨拶の中身(何を話すか?)が分かっておいた方が、「その内容なら行こう」となるし、「その内容なら行くのはやめておこう」ともなって、どちらにせよお客さんに優しい設計になると思うので、お伝えすると、29日の広島、京都、名古屋では、市川海老蔵さんと作る新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』の内容を喋っちゃおうかと思っています。

そして、31日の朝一の品川は、ゴッリゴリのビジネスセミナーをブチ込んでやろうかと思います。
 
興味がある方は是非、ご参加ください。

舞台挨拶の時間は30分。西野が一人で30分喋り倒します。

上映劇場に関しては『映画 えんとつ町のプペル』の公式H Pでご確認ください。
 
よろしくお願いします。

再上映が成功だと言えるための2つのこと


そんなこんなで本題でございます。

今日は「大切にする順番ぐらい決めとけよ」というテーマでお話ししたいと思います。

昨日から『映画 えんとつ町のプペル』の再上映が始まりました。

昨日は、大阪の「梅田」と「なんば」で舞台挨拶がありまして、今日はこれから「仙台」に飛んで、その後、「札幌」に飛んで、それぞれ舞台挨拶がございます。

先にお伝えしたとおり、「舞台挨拶」とは名ばかりなところがありまして……僕自身、せっかくお客さんと触れ合える貴重な時間を「あたり障りのない話」で埋めるのは絶対にイヤで、昨日も30分のガッチガチのトークショーを展開しました。

「西野亮廣独演会」でございます。

普段は、アトリエに籠って新作を作るか、今だと、稽古場に籠ってファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の制作を進めるか…といった感じで、基本的には「人目につかない場所」で活動しているので、今回こういった機会で、お客さんの前に出させていただくのは、本当にありがたくて、本当に大きなエネルギーをいただいております。

そして、SNSを開けば、映画をご覧いただいた方の感想もあがっていて…これにも本当にたくさんの力をいただいております。

本当にありがとうございます。

さて。

こうして、あらためてお客さんに感謝する日々が始まったわけですが、それはそれで大切にするとして、一方で、イイ話で包み込んで、ウヤムヤにしたくないこともありまして……

やっぱりプロとしてやる以上、「今回の再上映は何をもって成功とするのか?」という部分を明確にして、キチンと向き合いたいと思っています。

僕個人的には2つあると思っていて、一つ目は「文化にすること」です。

これに関しては今年だけで達成できるものとは思っていませんが、とはいえ「『えんとつ町のプペル』をハロウィンの風物詩にする」というところからは目を反らさない。

今年やり逃げして終わるのではなく、ちゃんと、来年、再来年に繋がるようにプロジェクトを設計して、丁寧に実行していこうと思います。

そして、二つ目は「映画館を勝たせる」です。

これは数字で出ることなので、今回の再上映の「分かりやすい結果」になると思うのですが、ポイントは、「『総動員数』ではなくて、『劇場一館あたりの動員数』と向き合うこと」です。

ここに関しては、かなり踏み込んだ話(※ゴッリゴリのマーケティングの話)になるので、詳しくは、今日このあとオンラインサロンに投稿する記事の中で共有するので、気になる方はそちらを御確認いただくとして、ここ(Voicy)では「劇場(映画館)を勝たせる」といった感じで、ザックリと的を絞ってお話しします。

僕が平日朝に舞台挨拶をするワケ


とにもかくにも目的は「劇場を勝たせる」で、その為のアプローチとして、もっとも分かりやすいのが、昨日おこなった「平日の朝の舞台挨拶」です。

ちなみに、このラジオをお聴きの方で、平日の朝に映画館に行ったことがある人、いらっしゃいます?

おそらく、あまり多くないと思います。

映画館って、土日はお客さんに来てもらえるのですが、平日の朝って、なかなか足を運んでもらえないんですね。

説明するまでもありませんが、学校や会社があるので。

劇場さんからすると、この時間帯の客席が埋まれば、ものすごーく嬉しいのですが、その打ち手というのが、なかなか見つからない。

で、ぶっちゃけ、「舞台挨拶」は平日の朝におこなわれることって、ほとんどありません。

理由は「お客さんが来れないから」です。

役者さんや、大御所の監督さんには、守らないといけないメンツがあって、事務所や配給会社さんも、そこには細心の注意を払うんですね。

こういうのって、出版業界でもあって、大御所の作家先生が『サイン会』をひらくのに、「サイン会のチケットがハケない」というのは、あってはならなくて、出版社の人間も、そこにはメチャクチャ気を使っていたりします。

「先生の顔を潰さない為のサイン会のサクラ」とかが平気であります。

役者も作家もブランド商売なので、そこって、メチャクチャ大事なんです。

なので、「平日の朝に舞台挨拶」なんて絶対にやらないのですが、だけど、劇場さんからすると、もっともお客さんが来ない平日の朝にお客さんが来てくれたら嬉しいじゃないですか?

ここでブレーキを踏んでいるのは、「舞台挨拶に出る人間のプライド」だけで、キングコング西野なんてのは、劇団ひとりサンに肛門を開発されてしまったあの日からプライドなんてあったもんじゃないので、平日の朝であろうが、お構い無しです。

自分の顔を守ることよりも、劇場さんを守ることの方が遥かに重要度が高いと思っています。

「僕はプライドよりも守りたいものがある。」キミは?


そんなこんなで、実は今日の話はあなたに向けて喋っているのですが、「怖い気持ちや、恥ずかしい気持ちがあるのはよく分かるけれど、そんなチンケなプライドを守る為に、何を犠牲にしてるんだよ」と思うことがあります。

以前、サロンメンバーと呑んでた時に、「酔っ払った勢いで叱る」という最低なことをやらかした僕ですが、その時の内容が、そのサロンメンバーさんが「自分の店を守る為にやっていたこと」なのですが、SNSの宣伝ばっかりやって、足を使った宣伝を一切していなかったんですね。

地方の小さな飲食店ですよ?

SNSで世界に発信したところで、お客さん来ます?

万が一、来てくれたとして、そのお客さんは「リピーター」になります?


そんなことよりも、地元の人に愛された方がいいじゃないですか?

その為には、地元のイベントに顔を出して、地元の人達と膝を付き合わせて対話した方がいいじゃないですか?

そんなことは頭では分かっているのですが、やらないんです。

理由は「空振りした時に目立つから」です。

SNSだと、お店の情報を出して、誰からもリアクション無くても、悪目立ちしませんが、対面だと、声をかけて、つれない反応をされた時にダイレクトにダメージがくる。

それが怖くて、それが恥ずかしいのだそうです。

その気持ちは痛いほど分かりますが、だけど、その時の自分のプライドよりも、お店を守った方がよくないですか?

そんなこんなで、酔っ払った勢いで、「守る順番ぐらい決めとけよ」と怒鳴り散らしてやりました。

僕には守りたいものがいくつかあるのですが、自分のメンツやプライドは、4番目とか5番目ぐらいです。

「あいつ、必死だな」と笑われても、痛くも痒くもありません。


そのかわり、世界でキチンと結果を出すので。

最後に、お知らせをさせてください。

さっき、東京の映画館のスケジュールを見ていたら、明日(24日)の夜の19時から、 『TOHOシネマズ新宿』で、『映画 えんとつ町のプペル』の上映が入っていることに気がつきました。

明日、僕の仕事は新宿終わりで、仕事終わりに向かっても、映画のオープニングには間に合わないのですが、だけど、途中から最後までは観れます。

サインをしたり、握手をしたり、写真を撮ったり、お喋りすることはできませんが、「同じ空間で一緒に映画を観る」ぐらいならできるし、それが劇場さんの応援になれば安いもんだと思って、明日(24日)の19時からの回のチケットを取りました。
「TOHOシネマズ新宿」です。

隙あらば上映終了後に全力で会釈させていただきますので、お時間あれば是非、一緒に映画を観ましょう。

上映終了後のコミュニケーションはとれないので(とりたくないわけじゃないよ)、そこはくれぐれも宜しくお願いします。

今日は、「僕は自分のプライドよりも守りたいものがあります。キミはどうだ?」というお話でした。


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