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オリエンタルラジオしか勝たん【キンコン西野】

このnoteは2022年4月26日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。

今日は「オリエンタルラジオしか勝たん」というテーマでお届けしたいと思います。

何か勉強になる回でもなんでもなくて、ただの思い出話をタラタラと語る回になると思います。

それでもよければ、お付き合いください。

中田君と『スナック西野』収録


僕は2週間に1度、友人を自宅に招いて、アレやコレやと話す『スナック西野』というYouTubeのメンバーシップをやっているのですが、次回のゲストがオリエンタルラジオの中田君なんですね。

すでに収録を終えたのですが、これがもう本当に面白かった。

背景を少し話すと、その日は中田君とずっと一緒で、最初は堀江貴文さんのYouTubeチャンネルに3人で出たんです。

そして、その次に、僕の自宅に移動して、中田君のYouTubeチャンネルを2本撮りしたんですね。

これ、どちらも面白かったので、是非、見てください。

その時点で、中田君とはカメラの前だけでも2時間以上喋っていて、その後に『スナック西野』の収録をしたので、もう、「どこまで踏み込んだ話をするんだよ」という話をしています。

有料放送の最後の方で、中田君のエグい部分(膿のようなもの)が出て、もう最高でした。僕は思わず「怖〜い」と叫んじゃったのですが、表現者としては、ああいう怖さを持ち合わせているのは、極めて健全だと思っていて、「ドン引かないぞ!」という自信がある方は、是非、『スナック西野』も観てください。

来週土曜日放送です。

オリエンタルラジオとの付き合い


そんなこんなで、今日は大好きな後輩の「オリエンタルラジオ」の話です。

会うのは1年に1回とかですが、付き合い自体はもうメチャクチャ長くて、彼らがデビューした時からの付き合いです。

当時の「オリエンタルラジオ」ときたら、そりゃあもうスーパールーキーで、年齢は2個下とかですが、芸歴でいうと、5個下ぐらいになるのかな?

なんか、「新しいのが出てきた〜」という感じでした。

そんなこんなで、興味深く見ていたわけですが、見る度に、芸人からイジメられていたんですね。

「アイツらの何がおもろいねん」みたいな。

早く売れた後輩に対する僻み以外の何モノでもないんですけども、僕は芸人のそういう村社会モードが死ぬほど嫌いで(僕が知っている芸人は弱い人の味方だった)、あと、メチャクチャ心当たりもあったので、「大丈夫?」みたいな感じで、オリエンタルラジオの横に行ったんです。

僻み散らかしていた芸人連中を少しだけ擁護すると、オリラジが出てきた当時のキングコングは『はねるのトびら』がゴールデンに進出する頃で、自分達もメチャクチャ売れていたから、僻むことがなかったのかもしれません。

なので、さっき、「僻むヤツ、キモい」みたいに言っちゃいましたが、状況が違うので、少し卑怯でしたね。

ごめんなさい。

売れた子役の成れの果てみたいな


まぁ、とにもかくにも、1年目で四面楚歌で震えまくっているオリエンタルラジオと呑みに行ったり、酒場で中田君に怒られたりしたわけですが、最高だなぁと重いのが、二人とも、まぁ「我」が強いんですね。

「藤森君は社交的で…」みたいなイメージはありますが、「社交的」だからといって、「パキパキ折れる性格」じゃなくて、知れば知るほど頑固一徹です。

キングコングをやっている手前、よそのコンビのことは言えないですけども、「よく解散しなかったなぁ」と思います。

オリラジの最大の功績は「解散しなかったこと」というぐらい、二人とも我が強い。

二人のことを考える時にいつも思うのが、「もともとああいう人間だったのか?」それとも、「環境が、ああいう人間にさせたのか?」という部分です。

これはどちらもあると思うのですが、環境が生み出した部分が大きいんじゃないかなぁと思っています。

「売れた子役の果て」みたいな(笑)

悪く言えば、マコーレー・カルキンで、良く言えばレオナルド・ディカプリオです。

若い頃から、大人のドロドロとした世界に放り込まれてきた人だけが醸し出す色気みたいなのあるじゃないですか?

若い頃から意見が通ってきたヤツって、その調子でやってると、大体20代後半あたりで、鼻を折られるんですけども、そこを更に突破すると、すっごい色っぽいんですね。

忖度してきた回数が圧倒的に少ないから、変な形になっている。

それが本当に最高だと思います。

芸人は「職業名」じゃなくて「姿勢の名前」


こういうことを本人が言っても、言い訳がましく聞こえちゃうと思うので、僕が言いますが、「芸人」の定義って、人それぞれで、多くの人は「劇場に出て、ひな壇に出て、テレビに出て、グルメ番組に出て、情報番組に出る人」を芸人としていますが、そんなのは「参加人数」が作り出したものだと思っています。

つまり、ひな壇に出る芸人が一人しかいなかったら、世間は、それを「芸人」とは呼ばない。

「芸人のクセに、なんでひな壇に出てとんねん」というのが世間です。

事実、芸人がコメンテーターを始めた頃(僕の記憶では品川さんが走り)は、「芸人のクセに、なんでコメンテーターなんかやっとんねん」と皆、言ってたんです。

芸人仲間も言ってました。

グルメ番組もそうですね。


僕は、多数決で決められてしまうものには、あまり興味がないので、僕の中での「芸人」というのは、そういうものではなくて、「姿勢」なんですね。

要するに、「なんで芸人のクセにそんなことやっとんねん」と言っている側が芸人じゃなくて、言われている側を「芸人」と呼んでいます。

最初に、グルメ番組に出た人や、最初にコメンテーターをやった人や、最初にひな壇に座った人…そういった人がとる「こういう選択肢があってもイイじゃん」という姿勢の名前を「芸人」と呼んでいます。

芸人とは「職業名」ではなくて、「姿勢」の名前であると。

その定義上で、僕は「誰よりも芸人であろう」と思って活動しているわけですが、そんな中、オリエンタルラジオが出てきて、打ち出す手のイチイチが「芸人」だったんです。

「PERFECT HUMAN」なんか最高のボケじゃないですか(笑)

「何、歌い上げてんだよ」という。

僕、これは前も話したんですけど、あの人達、「PERFECT HUMAN」の後に、「ウルトラタイガー」という、もっとカッコ良い曲を出したんですけども、もう死ぬほど笑いました。

「味をしめるな」という(笑)

「そんな2匹目のドジョウを狙うな」という(笑)

オリエンタルラジオの次の仕掛けを応援したい


オリエンタルラジオの活動に関しては説明不要だと思いますが、その後も、あの手この手で変なことを仕掛けてきてくれて、西野少年は「この人達、次は何をしてくれるんだろう?」とずっとドキドキしてるんです。

僕が子供の頃、大好きだった「芸人」はそういう人達だったんです。

松ちゃんが「遺書」を出した時はドキドキしたり、浜ちゃんが「WOW WAR TONIGHT」を出した時はドキドキしたんです。そして、「次は何をしてくれるんだろう?」があった。

オリエンタルラジオは、そういうことを思わせてくれる数少ない芸人で、そして、話を戻しますが、先日の『スナック西野』の最後で、中田君に「ウィンウィンウィンって何でやってんの?」と話を振った時に、もうエグすぎる答えが返ってきて、本当に痛快だったし、嬉しかったです。

「芸人さんがいたぁ〜」という嬉しさです。

オリエンタルラジオには、これからも、どんどん変なことをして欲しいなぁと思います。

知識も技術も身についちゃったから、踏み外す難易度は高くなっちゃってるけども、「これをやるとどうなるのかななぁ? ちょっと分からないけど面白そうだな」という興味の奴隷になって、ほど良く踏み外してもらいたいなぁと思います。

そして、そういうことをやってくれる人はキチンと応援しようと思いました。

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