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【キンコン西野】動画と音声のノイズに関する考察

このnoteは2021年3月10日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:うめだのとなり、中津のまつけん さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

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今日は経営者さんとかクリエイターさんといった「サービス提供者さん」には必聴の内容となるかもしれない面白い話をしたいのですが、その話に、今日のお話と若干関係のあるお知らせを二つさせてください。

一つ目は毎度お馴染みとなっておりますが2021年5月末に発売が決定した西野亮廣の絵本最新作『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』の御予約がAmazonや楽天等で始まっております。

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こちらは『映画 えんとつ町のプペル』から3年後の「えんとつ町」が舞台となっている物語ですが、「世界が繋がっている」というだけで、映画のストーリーと直接繋がっているわけではないので、映画を観ていない方にもお楽しみいただけます。

そして、この絵本のサイン本の御予約も承っておりまして、こちらは『キンコン西野のサイン本屋さん』というオンラインショップで対応させていただいております。

『キンコン西野のサイン本屋さん』は、今回の作品だけじゃなく、キンコン西野の過去作全てのサイン本の対応をさせていただいていて、「西野が注文を受けて、サインを入れて、梱包して、配送する」という内職をかれこれ4年〜5年続けさせていただいております。気になる方は是非、『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。

そして、もう一点。

現在、僕が運営しているオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、「地方創生」に本気で取り組んでおりまして、「地元を盛り上げたい」と頑張っているメンバーが少なくないので、彼らの活動のヒントとなるような活動をやろうと思って、「宿作り」をスタートさせました。「旅館」を作っちゃうんです。

今、コロナで、この類の業界は大打撃を受けていると思うのですが、そんな中、「では、どういう形にすれば、お店を回し続けることができるのか?」という問題と真正面から向き合って、成功も失敗も共有させていただきます。

で、その「旅館」の設計についてのガチンコ会議が3月17日の17時30分からあるのですが、こちらを生配信させていただきますので、興味がある方は『CHIMNEY TOWN BASE』で検索してみてください。

参加チケットは300円で、現在、参加者は1400名を超えております。
アーカイブも残りますので、リアルタイムで立ち会えない方にもお楽しみいただけます。
是非、よろしくお願いします。

さて。そんなこんなで今日の本題です。
今日は、今、お伝えした二つのお知らせにすっごく関係するお話です。

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動画と音声のノイズに関する考察

by 西野亮廣エンタメ研究所


先日、YouTube講演家の鴨頭喜人さんから、すっごい面白い話を聞かせていただいたんです。

皆さんご存知だとは思いますが、鴨頭さんって、これまでYouTubeをご自身の発信の主戦場として活動してこられたわけですが、この度、Voicyも始められたんです。

鴨頭さんのVoicyのチャンネルもとっても面白いので是非、聴いていただきたいのですが、要するに鴨頭さんって「動画」と「音声」の両方で発信されているんです。


一応、僕もYouTubeチャンネルを持っていますが、持ち前のズボラがたたって「Voicyのコピペ」というお粗末な内容となっておりまして、YouTube用に発信していないんですね。
もう少し厳密に言うと、「動画」を発信していないんですね。

なので、僕は「動画」の何たるかをよく分かっていないのですが、鴨頭さんは「動画」と「音声」の両方をやられているので、それぞれの違いをよくご存知です。

その鴨頭さんから、先日、「西野さんがVoicyの冒頭で毎回お知らせを挟んでいるのを、丸パクリさせてもらっていますが、あんなの『動画』じゃありえないですよ」と言われたんです。

動画の頭で、毎回、お知らせを挟んでいたら、「この動画うざいな」「このチャンネルうざいな」となって、チャンネル登録者数が激減する…というのです。

なるほど、たしかに。

自分自身、冒頭の1〜2分、毎回CMが挟まってくる動画なんて絶対に観ません。

でも、覚えてますかね?

……僕、『映画 えんとつ町のプペル』の公開前、映画を盛り上げる(映画のチケットを届ける)一貫として、「西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座~」のクラウドファンディングのお知らせをVoicyで一ヶ月間毎日やったんです。

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毎日お知らせを続けて、毎日、講演会の参加者が増え続けて、結果、講演会の参加者は「1万5586人」になりました。

つまり、リスナーの皆さんが、毎日の告知を受け入れてくださったんです。

これが、「動画では絶対にできない」と鴨頭さんは言うんですね。

曰く、動画で許されないのに、音声で許される理由として「ノイズの量が違う」と。

 
動画広告は視聴者さんの目も耳も時間も奪っちゃうからノイズが強すぎる、と。
なので、その時点でチャンネルを変えられてします。

一方、音声広告は、「リスナーさんが『あ〜、今はお知らせの時間なんだな』と思ったら、その時間は化粧をしたり、ネクタイを絞めたり、お弁当を作ったり…他のことに集中して、本題が始まった瞬間に、またラジオの方に注意を戻す、ということをする」と。

もっと言うと、動画と違って、音声はリスナーがスマホとかパソコンといった端末の前にいないから、端末から離れていることが多いから、お知らせが始まったからといって、いちいちチャンネルを変えないんですね。

「聞き流す」ということができる、と。

この時、考えなきゃいけないのは「動画と音声、どっちの方が広告効果が大きいの?」という問題です。

目と耳と時間という視聴者さんのありとあらゆるものにアプローチをかけた結果、ノイズが大きくなってしまって、チャンネルを変えられてしまう「動画と、「聞き流されている」とはいえ、聞こえている「音声」と、どっちの方が最終的に、より大きな広告効果を生んでいるのか?

これは非常に面白いテーマです。


僕は鴨頭さんと違って「動画」と「音声」の両方をやっている人間ではないので、「こっちだ!」とは言い切れないのですが、ですが、YouTubeで講演会の告知をして、一度の講演会に1万5000人も集められる自信はないんですね。
音声で、毎日、告知し続けないと、その人数には届かない。


もちろん「ビジュアル込みの商品」なんかもありますので、それなんかは、やっぱり「動画」の方が向いているのかもしれませんが、視聴者とリスナーが、それぞれ、「端末の前にいるか、端末から離れているか?」…もっと言うと、「ザッピングに手がかかっている状態で見ているか、ザッピングするつもりがない状態で聴いているか?」は、考えた方が良さそうです。


このあたりのデータを、リスナーの方と共有したいので、明日以降も、3月17日の会議の生配信のお知らせをして、その都度、「チケットがどれぐらい売れているか?」をお伝えしますね。

お知らせを2〜3回聴いて、参加を決める方もいらっしゃると思うので。

そんなこんなで、今日は「動画と音声のノイズに関する考察」というテーマでお届けしました。



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