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【なぜ、あの人の考えは古いままなのか?】byキンコン西野

このnoteは2021年1月30日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:西野さんにプペルの映画チケットをプレゼントしていただきました。その節はありがとうございました。静岡県富士市立高岡小学校PTA会長 うえまつさだはる さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

本題に入る前に近況報告をさせていただきます。

今、「キンコン西野と一緒に見る『映画 えんとつ町のプペル』」の全国行脚中でして、
今日は、TOHOシネマズ日比谷で18時5分の回を観ます。

→https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/081/TNPI2000J01.do

そして明日(31日)は、TOHOシネマズ梅田で「9時40分の回」「12時の回」「14時20分の回」の計3回を観ます。

「西野と一緒に観るぞ」という方は、この時間を狙ってお越しください。

→https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/037/TNPI2000J01.do

感染症対策で、握手をしたり、サインをしたり、写真をとったり、お手紙を受け取ったりすることはできませんが、全力で会釈させていただきます。

宜しくお願いします。

また、1月25日〜1月31日までの『映画 えんとつ町のプペル』のチケットの半券を持っておいていただけると、オンライン講演会『教えて!西野先生! とっても大切な「お金」と「集客」の話」にご参加いただけます。

チケットの半券は、是非、捨てずに持っておいてください。

そして、お知らせの二つ目です。

こちら、超個人的なお知らせなのですが、こうして映画を届けている裏で、次回作や、次次回作の制作を粛々と進めておりまして、絵本だと『夢幻鉄道』という、鬼滅の刃の映画みたいなタイトルの絵本を作っています。

「夢」に「幻」と書いて「夢幻鉄道」です。

名前の由来は、台湾に実際にあった駅の名前なんですけども、とくに台湾の話というわけでもありません。

で、僕は絵本とかを作る時って、『えんとつ町のプペル』もそうですが、曲から作ることが多いんです。
まずは作詞作曲をして、そこに合ったストーリーや、絵を描いていったりします。

今回の『夢幻鉄道』も曲からできているのですが、先日、その曲を、サロンメンバーさんにピアノで弾いて、サロンメンバーさんに歌ってもらいました。

そのMVが今日の夕方6時に公式YouTubeチャンネル「プペル寄席」の方にサクッとアップされます。
サロンメンバーさんのおかげで、すっごくイイ感じに仕上がったので、ちょっと覗いてみてください。

「ああ、次はこんな感じの作品を作るんだなぁ」というのが伝わると思います。

宜しくお願いします。

スクリーンショット 2021-01-31 19.56.37

さて、そんなこんなで今日の本題です。

今日は「もしかしたら、この可能性があるから、踏まえておいた方がいいかもね〜」という話をしたいと思います。

『一部の人間の時代が進まない理由』というテーマです。

実は、最近、少し思うことがありまして…2021年になった今でもクラウドファンディングに対して「詐欺だ〜」と言う人っているじゃないですか?

まぁ、最近、番組で千鳥の大悟さんとのそのクダリがあって、若干、それで盛り上がっている感はあるのですが、もちろん大悟さんとはプロレスでやっているわけですけども、「え? この人、もしかしてマジで言ってる?」みたいな人っているじゃないですか?

たぶん、皆さんの周りにもいらっしゃると思うんですよ。
そういう人、ちょっと厳しいっちゃあ、厳しいですよね。

で、僕も、そういう人達を見ては「こんなにも時代って進まないのか」と思っていたのですが……なんか、最近、そういうことじゃないのかなぁと思い始めています。

「クラウドファンディングって、そこまで分からないものだっけ?」と気になり始めて、「本当に分かっていないのか?」という疑問に変わってきたんです。

たとえば、、

貴方がAというレストランをかれこれ30年間経営していて、ある時、その隣に、20歳そこそこのオーナーシェフが舵を取っているBというレストランができて、お客さんが、そっちに流れたとする。

その時、すぐに「自分の店よりも、B店の料理の方が美味しいんだろうな」と思えますか?

お客さんが流れた原因を、「自分の腕の無さ」として受け止めることできますか?

ちょっと難しいと思うんです。
僕だったら、難しい。

やっぱり30年続けてきたプライドがあるので、お客さんが流れた原因を他に求めてしまう。

その時、どうやらB店は「クラウドファンディング」という新手の調味料を使っていて、「どうやら、その調味料が上手いらしい」という情報を仕入れたら、おそらく、原因をそこに持っていくと思うんです。

「あの店は、クラウドファンディングという調味料を使っているから、お客さんにウケているだけで、くれぐれもシェフの腕の問題じゃない」と。

その言い分があると、自尊心が保てるじゃないですか。

で、話はここからなんですけど、、、

そういうことを言った後に、B店から、「いやいや、クラウドファンディングはウチのオリジナルの調味料でも何でもないので、是非、使ってください」と言われたら…その調味料、使えます?

結構、厳しいと思うんですよ。

それを使っても尚、お客さんがB店を選んだ時に、いよいよ、言い訳が全て無くなる。
全てのプライドが傷つけられる。


一旦調味料の喩えを忘れていただいて、メチャクチャ生々しい話をすると、「いや、貴方もクラウドファンディングをやればいいじゃないですか?」と言われて、クラウドファンディングをやった時に、「はたして支援が集まるのか?」という問題がありますよね?


そこで支援が集まらなかった時に、下手すりゃ、支援者が一人も出てこなかった時に、プライドがズタズタになりません?
その未来は迎えたくないはずです。


となったら、もう、「クラウドファンディングは悪いものなので、俺は、あえてやらない」というスタンスをとるしかなくなる。

つまり、

クラウドファンディングに対する理解がないわけではなくて、クラウドファンディングを受け入れた時に、これまで目を背け続けてきたものが露呈してしまうのがいやだから、自尊心を守るためにクラウドファンディングを否定せざるを得ない人が一部いるのかなぁと思いました。


そういう方に「あなたもクラウドファンディングをやったらいいじゃないですか?」と言うのって、結構、残酷です。
それは言い訳を潰す作業なので。

じゃあ、自尊心を守る為にヤイヤイ言ってくる輩に対して、どう対処すればいいのか?という話になってきますよね。

たぶん、皆さんの学校や、職場や、主婦友周りでも、ちょっと上の世代あたりが、「あれは、よくないよ」と言ってくることって、普通にあると思うんです。

その時にどう対応するか?

まずは、「シンプルに時代についてきていない人」なのか? それとも「本当は自尊心を守る為に言っている人」なのか?を区分けするという作業が最初の段階としてあって、そして「自尊心を守る為に言っている人」に対しては、もう勝負はついているので、論破して、答えを明らかにしちゃダメだと思います。


でも、言われたらムッとなって言い返しちゃいますよねぇ。
偉そうに語ってますが、そこは僕も修行中です。
頑張ります。

シンプルに時代についてきていない人に対しては、「お前、ちょっとは勉強しろ!」でいいと思いますが、ただ、自尊心を守りたい人の自尊心は守るというのが優しさだとも思います。

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