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【キンコン西野】「量をこなす」に逃げちゃダメ

このnoteは2021年3月18日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:古市雅士 さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。


本題に入る前にお知らせをさせてください。

5月に発売予定の西野亮廣の絵本最新作『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた~』がAmazonさん、楽天さん等でスタートしております。

https://www.amazon.co.jp/dp/4344037073/ref=cm_sw_r_cp_apa_i_GAVGT5B7QTZQX97S7ZRP

ザックリとした「あらすじ」ですが……

黒い煙に覆われていた「えんとつ町」という町があったのですが、3年前の夜に煙が晴れて…それ自体は明るいニュースだったのですが、その裏で、煙が晴れたことによって職を失ってしまった人がいました。
今回の主人公、炭鉱夫の「マルコ」です。

マルコは、流れ、流れて、結果、見世物小屋で働くことになり、そこで一人の女性と出会い、心を許していくのですが………というところから始まる物語です。


こちら、『キンコン西野のサイン本屋さん』というオンラインショップで、サイン本のご予約も承っておりますので、サイン本をお求めの方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。

よろしくお願いします。

そして、もう一点。

毎度、Voicyの冒頭で提供の方のお名前を読ませていただいているのですが、「提供枠(個人スポンサー枠)はどこで買えるんでしたっけ?」というご質問をいただいております。

Voicyの提供枠はオンラインショップ『煙突屋』で販売させていただいておりますので、チェックしてみてください。

いつも本当にありがとうございます。

そんなこんなで、今日の本題です。

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「人間には抗えない問題がある」

30代からは「量」ではなく、「価値」に走った方がいいよね

by 西野亮廣エンタメ研究所


相変わらず、タイトルで、ほぼ内容を言っちゃってます(笑)。

ビジネス書とかを読んでいると、よく「○○はするな」とか「〇〇しろ」と書かれています。

https://www.amazon.co.jp/dp/4344031555/ref=cm_sw_r_cp_apa_i_8GZRNNA77EC532BM6QVN

嘘じゃないと思うのですが、当然、人によるし、時と場合によるとは思うんですね。

たとえば、「他人とは競うな」という考えってあるじゃないですか?
僕は徹底的にそっち寄りの考えなんですが……とはいえ、競わなきゃいけないタイミングはあるし、僕自身、若い頃は、ほぼ全ての仕事が競争でした。

漫才コンクールとか、レギュラー番組の奪い合いとか。
枠が決まっているので、その椅子取りゲームには、結構な勢いで参加していました。

明確に覚えているのですが、25才の頃に、そういった椅子取りゲームは辞めて、「需要が少なくても自分しかできないことをやろう」と舵をきり、今に至ります。

似たような感じでいうと、「若いうちは仕事を選ばず、何でもやれ」という考えってあると思うんです。

昨日、僕より歳下のスタッフさんから「若いうちって、仕事を選ばすに何でもやった方がいいんですかね?」と質問されて、「たしかに、選ばずにとりあえず何でもやった方がいいこともあるかもしれない。ただし、若いうちはね」と返事をさせていただきました。


やってみて気づくことってたくさんあるじゃないですか?

「あれ? 意外とこれ、好きかも」とか、「あれ? 意外と得意かも?」とか。

僕なんて、当時は1ミリも興味がなかった「絵本作家」という仕事を、お酒を飲んだ勢いで始めて、「面倒くせーな」と思いながら筆を走らせているうちにハマってきて、その結果、「絵本でもっとたくさんの人を喜ばせたい」と思うようになり、その結果、映画制作にまで発展しました。

一番最初の段階で「う〜ん、絵本作家という仕事はどうなんだろう?」とジックリ吟味していたら、おそらく、こうはなってなかったと思います。

どうせ、家でボーッとしているぐらいなら、「ちょっと、やってみない?」とか「ちょっと手伝ってくれない?」というオファーに飛びついてみてもいいかもしれません。そこから始まることがあるので。

ただ、先ほども申し上げましたが、やっぱりそれは「若いうち」だと思います。

というのも、これは物理的な話になってくるのですが、年齢を重ねると確実に体力は落ちるんですね。

なので、体力や…もっというと、労働時間に依存した働き方をしていると、確実に生産量は落ちるんです。
ここは、人間には抗えないポイントじゃないですか?

僕、それを30才の手前ぐらいから意識して働いているのですが、10年おきに働く曜日が1曜日ずつ減る前提で仕事を設計することにしたのです。

30才の時は週7日働きますが、
40才で週6日になり、
50才で週5日になり、
60才で週4日になり…みたいな。

そうすると、一つの仕事の価値を上げる(単価を上げる)方に舵を切らないと、当たり前ですが、自分の売り上げは落ちるんですね。

ようするに「ブランドになっていかなくちゃいけない」という話です。


そこから、「どうすればブランドになるんだっけ?」と考えるわけですね。

ここって、どこかのタイミングでキチンと意識して、ブレーキを踏むスタンバイをしておかないと、体力で乗り切れちゃう時期って、40過ぎまで平気で続くんで、「気づいた頃には時すでに遅し」みたいなとこに陥ってしまう場合があります。


「30代からは…」と言いましたが、これは勿論「目安」で、人によるし、時と場合によると思うのですが、どこかのタイミングで「量」ではなくて、「価値の創造」に舵をきるスタンバイだけはしておいた方がいいと思います。

それというのは「仕事を選ぶ」ということですね。

「ブランド」というのは理念そのものなので、オイシイ仕事が舞い込んできても、自分のブランドが安くなってしまうのであれば覚悟を持って断らなくちゃいけない。

これ、結構難しいんですよ(笑)。

仕事って、波があるから、うまくいっていない時に、オイシイ話がきちゃうとホイホイと手が出ちゃう(笑)。

やっぱり、食っていかなくちゃいけないから。


ただ、そこは一旦、深呼吸して、「長期的に見て、プラスかマイナスか」を自問自答した方がいいと思います。



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