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【どうなる音声メディア?】Voicyの月間アクティブユーザー数が250万人突破!

このnoteは2021年4月13日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:西野さんスキです。コスパな俺 さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。


本題に入る前にお知らせをさせてください。


4月19日に開催するオンライン講演会『【教えて西野先生!】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話』の受講者数が【6200名】を突破しました。

本当にありがとうございます。

こちらの講演会は「学校では教えてもらえないけど、生きていく上では絶対に知っておかなくちゃいけないお金の超超超基礎知識」について、キングコング西野が、ものすごく分かりやすくお話しします。

お金リテラシーが高い人からすると「そんなの知ってるよ。もっと、新しい情報をくれよ」と思ってしまうような内容だと思うので、そういう方は誤まって受講しないでください。

今回の講演会が終われば、今度は、『映画 えんとつ町のプペル』の広告戦略で学んだことを1本にまとめた講演会(テーマ「マーケティングの今」)をやろうかなぁと思っているので、経営者さんや個人事業主さんやクリエイターさん達はそっちを選んでください。

今回は小学校高学年〜お爺ちゃん&お婆ちゃんなどを対象にした「お金の基礎知識」についての講演会です。


チケットは800円。

視聴にはFacebookアカウントが必要です。

チケットをお求めの方は、『CHIMNEY TOWN BASE』で検索してみてください

そして、お知らせがもう一点。


5月末に出ます僕の絵本最新作『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』のご予約がAmazonさん、楽天さん等で始まっております。


https://www.amazon.co.jp/dp/4344037073/ref=cm_sw_r_cp_apa_glc_i_VA6TARCZJRCJBQB3C9R6

なんかスタッフの皆さんと話していて、「西野の鉛筆のラフスケッチって、いい味出してるよね」という話になりまして……なんと今回は、僕がスタッフさんに向けて「こんな感じで」と指示を出す目的で描いたラフスケッチをそのまま絵本の表紙に採用することになりました。


昨日、その表紙デザイン打ち合わせがあったのですが…もちろん鉛筆で2〜3分で描いたイラストで、白黒の絵なので派手さはまったくないのですが、なんだか、とってもイイ感じになりました。


今日のサロンの中とかでコッソリ出そうかと思っております。

とにかくイイ感じです。


こちらはサイン本のご予約も承っておりまして、サイン本をお求めの方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。よろしくお願いします。


【キンコン西野のサイン本屋さん】


というわけで、今日の本題です。

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今日は「ハズレ回」というか……何か結論がある訳ではなくて、「こんなことになってきました。ここらへんに注目ですね」というフワッとした話をしたいと思います。

朝の準備をしながら片手間に読んでいただけると嬉しいです。

昨日、Yahoo!ニュースにもなっていましたが、音声プラットフォーム「Voicy」の月間アクティブユーザー数が3月の時点で250万人を突破したそうです。

去年末の月間アクティブユーザー数が100万人だったので、3ヶ月で2.5倍という急成長です。

このタイミングでの急成長の理由は皆さんの予想通り「Clubhouse」であることは間違いないと思います。

面白いですよね。


聞けば、Voicy以外の音声メディアにも好影響をもたらしているみたいで、「Clubhouseの恩恵を一番受けたのが、他の誰でもなく『音声メディア』だった」という結果です。

今、音声広告の市場規模が国内外で拡大傾向にあって、音声広告の市場規模は2020年には【16億円】なのですが、「2025年には【420億円】にまで拡大する」と言われています。

ザックリ言うと、「メッチャ伸びる」です(笑)。

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ぶっちゃけると、僕自身、他の音声メディアの方からも「ウチでやりませんか?」とメチャクチャ声をかけられてます。

明らかに大きな波がくるので、今、プラットフォーマーさん達はプレイヤーの獲得に奔走しているのだと思います。

個人的に面白いなぁと思っているのが、「音声広告の市場規模は拡大するけれど、プレイヤー数がYouTubeのようには増えない」というところですね。

音声メディアは「サムネイルとタイトルで釣るような焼畑ビジネス」とはすこぶる相性が悪くて、フォロワーを増やしていこうと思ったら、たしかな話術や、知識や、声質が必要になってくる。

意外と「声質」は重要ですね。

「この人の話を聞きたい」もあるけど、
「この人の声を聴きたい」という需要がある。

なので、音声メディアのプレイヤーは「始めることはできても、続けることができない」というところかなぁと思います。

そして、ここから注目すべきは、、

「プレイヤー数を無尽蔵に増やす音声メディアが勝つか?、プレイヤー数を絞る音声メディアが勝つか?」

です。

「誰でもパーソナリティーになれます」を売り文句にプレイヤーを無尽蔵に増やす音声メディアは、お客さんを引っ張って来てくれる人を増やせる反面、抱えている爆弾としては「ハズレチャンネルが増える」だと思うんですね。

ハズレチャンネルが増えると、プラットフォーム自体の信用が下がる。

「ちょっと、他の番組も聴いてみようかな」となった時に、ほとんどハズレだと、回遊性が落ちちゃいますよね。

一方、

Voicyなんかはプレイヤー数を絞ることで、お客さんを連れてくる人の数は減ってしまうけど、その分、ハズレチャンネルを減らして、「Voicyって面白いよね」といった感じでプラットフォームをブランド化する方向に進んでいる。

僕自身、Voicyを聴く機会が多いのですが、やっぱ、皆さん面白いです。

パッと見た感じは、ブランド化に向けて舵をきっているVoicyに軍配が上がりそうな気もしますが……こればっかりは、どうなるか分からない。

そして、「音声広告の市場が広がってきている」ということは、先々の展開として確実にあるのが(もうすでに始まっていますが)収益化ですよね。

音声メディアの場合は、広告収入と、ダイレクト収入の両方があったりします。

これ、事務所に所属しているタレントさんとかって、どうするんでしょうね?

基本、音声メディアって、部屋で一人でスマホで録音して、ノー編集で「録って出し」じゃないですか。

下手に編集を挟んで挟んでしまうと、リスナーとの距離が生まれてしまうので。

音声メディアって「距離」を売っている部分が多分にあるから、「編集」は基本、悪手だと思うんですね。

で、自分で録って、自分で配信した音声の告知も、自分でやることになる。

……そうなってくると、事務所が介入する仕事が無くなるわけですが、事務所としては、タレントが生み出した収益の何割かを貰わないと具合が悪い。

「音声メディアをやってもいいけど、売り上げの何割かは頂戴ね」というスタンスになると思うのですが、タレントさんがそれで納得するかどうかは難しいところですよね。

このあたりも面白いなぁと思います。

このまま音声メディアが盛り上がれば、結構、いろんなものが動きそうです。

なんか面白そうだし、ちょっと引っ掻き回してみようかなぁとも思っています。

今はボンヤリと、「YouTuberのように、音声メディアだけで食っていけるモデルケースになろうかなぁ」と思っています。 

なんか夢があるじゃないですか?

「アイツ、ラジオで食っていけてるらしいよ。なるほど、そんなのが可能なのか」となったら、そこに優秀なプレイヤーが集まる。

僕のラジオは毎日、4万人弱の方が聴いてくださっているのですが、もうチョイ頑張れば、おそらく広告媒体としては、企業さんにも興味を持ってもらえそうなので、チョットやってみますね。

とにもかくにも、「音声メディアがいよいよ本格的に盛り上がってまいりました」というご報告でございました。

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