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転職の新しいカタチ『キャリオク』って何? by キンコン西野

このnoteは2020年4月24日のvoicyの内容を文字起こししたものです。
voicyの提供: しょうしょう さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

今日は、
「 転職の新しいカタチ『キャリオク』って何?」
というテーマでお話しします。

面白い未来を作ってくれる人を応援したい

本題に入る前に、「僕こんなやつですよ」という話を2つお伝えしておきたいと思います。

まず1つ目です。

僕は、面白い未来に興味があって、見たことがないエンタメに興味があって、それを僕以外の誰かが作ってくれるのであれば、僕は意外とすんなりお客さんになるということです。

僕の最終目的は、「世の中が面白いものやドキドキするものや優しいものであふれている」という状態なので、それを実現させるのが僕ではなくてもいいということです。

今、自分がやっているあれはこれやは、僕がやらなければ誰もやってくれないことだから僕がやっています。
でも基本は、客席にいるのが結構好きなんです。

なので、今年1月に『ネルケプランニング』さんが上演してくださった舞台『えんとつ町のプペル』は最高で、何日も何日も劇場に通って、ずっと客席から見ていました。

好きな落語は、立川志の輔師匠が作ってくださるし、好きな空間の一つは、ディズニーシーが作ってくれているし、自分の好きなものを代わりに誰かが作ってくれているのだから、あとはそれを全力で応援するというスタンスです。

まず「西野はそういうやつですよ」というところです。

そして2つ目は、コマーシャル仕事はほとんど受けないということです。

僕は、作品を届けるためにメディアに露出することはあっても、くれぐれも露出したい人間ではないし、露出することで食ってる人間でもないし、別段、お金がたくさん欲しい人間でもありません。

自分で仕事をつくるのが比較的得意なので、大きな製作費が必要でお金が必要となれば、そのときは自分で仕事を作って、必要な分だけのお金を作ります。

基本的には、この2つです。

これらを踏まえて、今日は、『キャリオク』の話をしたいと思います。

今、『キングコング』が、『キャリオク』のCMキャラクターになっています。

『キャリオク』を運営している『SBヒューマンキャピタル株式会社』さんから依頼を受けて、今回の CM を作りました。ちょうど今この時期、テレビで流れています。

びっくりするかもしれませんが、このCMは、オンラインサロンメンバーと作りました。

いよいよ、これよくわからないですよね。世界のどこを、芸能界のどこを探してもこんな前例がないので。

「何、『キンコン西野』ってテレビ CMに出てるだけじゃなくて、テレビ CM を作ってさらに自分で出ているの?さらにサロンメンバーが CM を作ってるの?どういうこと?」

ということが起きていることは、容易に想像出来るのですが、そこに関しての説明は今日の本題ではないので、「西野って出演者でありながら広告代理店業もやってるんだな」ぐらいの認識でいてください。

改めて、今日お話ししたい『キャリオク』についてです。

仕事の相性を考えよう

『キャリオク』は、「転職の新しいカタチ」という触れ込みがあるのですが、何がどう新しいのか、よく知らない方もいると思います。

そういった方のために、ちょっとわかりやすく説明させていただきます。

昔からある転職サイトといえば、基本、あなた自身が希望の企業を選んで、「雇って下さいお願いします」と頼み込むスタンスです。

『キャリオク』はそれとは異なって、キャリアシートに、「自分はどういう人間なのか」ということと、「自分の希望条件」を設定して、自分自身をオークションに出します。

その後、企業側から「あなたと働きたい」というオファーが飛んできて、それで、集まったオファーの中から、あなた自身が興味のある企業を選ぶという形です。


普段、「コマーシャル仕事は受けない」と言っている僕が、なぜこのサービスのコマーシャル宣伝を引き受けようと思ったかというと、『キャリオク』がやっているこの形は、転職希望者と会社側が対等な立場で対話できる世界だからです。

やっぱり、僕は一人の人間を会社が支配してしまうことに対して、前々から疑問があり、その「支配関係」は、「どういった形でその会社に入ったか」で、ある程度形成されると思っています。

そして、それはあまり面白くないなと感じていました。

ちなみに、うちの会社『株式会社NISHINO』という変な会社は、副業・転職・独立超 OKです。

「面白くないのでやめます」が、簡単に言われてしまう環境の方が、上は会社づくりを頑張らなければならない。上がいつまでも頑張らなければならない環境のほうが、健康的じゃないですか。

なので、僕は転職というものが、もっともっとカジュアルになってほしいし、そこで支配関係が生まれてしまっては元も子もないので、この「オークション形式」を応援することに決めました。

そのような経緯です。

これは、ステマじゃないですよ。がっつり宣伝しています。

というのも、先ほどお話しした志の輔師匠やディズニーシーと全く一緒で、僕が「こういう世界があるといいなぁ」と思っていることを代わりに実現してくれているので、応援させてもらっているということです。

転職に興味がある方は、一度、『キャリオク』のサイトを覗いてみてください。キャリアシートに書いて、オークションに出すのは無料です。

あと、これがなかなかいいなと思ったのが、「『キャリオク』に自分をオークションに出した」ということは、自分の今所属している会社には見つからないという建て付けになっています。

こっそり自分をオークションに出すことができるんです。興味がある方は一度、試してみてください。

それで、これをきっかけに新しい仕事が決まったら、「西野、新しい仕事が見つかったよ」と、教えていただけると嬉しいです。ただ、僕がニヤニヤするだけですが「よかったなぁ」と思えるので、何か教えていただけると嬉しいです。

今回のコロナの影響で、働き口を失ってしまう方、もしくは、もう失ってしまった方が少なくないでしょう。

当然、次の働き方を探さなければいけない。その時にくれぐれも、焦って決めないでほしいなということを思います。

やっぱり、僕らは人生のほとんどの時間を、特に社会人と言われる人は、人生のほとんどの時間を仕事に充てるので、その時間にストレスがあったら、
そのストレスを継続させるために働くという、よくわからないループに入ってしまうじゃないですか。

「仕事の相性」というものは絶対にあるので、どうか冷静に仕事のパートナーを探していただきたいなと感じてます。

まだまだ大変な時期が続きますが、一緒に協力して、この苦難を乗り越えていきましょう。

というわけで、
「 転職の新しいカタチ『キャリオク』って何?」
というテーマでお話させていただきました。

それでは、素敵な1日をお過ごしください。西野亮廣でした。


※オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
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