【キンコン西野】「個人の能力差なんて無いよね」という話

このnoteは2021年2月12日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:妻ゆきよと息子ゆうを好きで好きでたまらない神戸市帰宅の畜産家なかひがしまさし さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。


本題に入る前に近況報告からさせてください。

昨日、『映画 えんとつ町のプペル』の副音声上映の第二弾がスタートしました。

「副音声の第二弾は本当に本当に随分と込み入った話をしているし、何と言っても、西野が最初から最後まで喋り倒しているので、何度も観て、ストーリーが完全に入っている人以外は体験しないでください」と昨日、ご案内させていただきました。

そして、昨日と今日、その条件を満たした方からのご感想をいただいていて……メチャクチャ評判が良いです。


副音声の第二弾では、続編の話をしているのですが、おそらく皆さんが思っている以上に丸っと続編のストーリーを語っています。
それを喜んでいただけたようて。。

ただ、くれぐれも、もう何度もご覧になられて、第一弾の副音声も聴かれた方じゃないと、なかなか楽しんでいただけない内容となっておりますので、お気をつけください。

『映画 えんとつ町のプペル』の副音声の第二弾は絶賛上映中でございます。

(※こちら↓)

そして、お知らせの二つ目です。

『映画 えんとつ町のプペル』の海外展開が進んでおります。

「コロナの状況と相談しながら」というスタンスなので、あまり急ぐつもりはありませんが、とはいえ、着実に進んでおります。

その海外展開の第一弾として4月1日から台湾で上演されるのですが、これに伴って、僕のサロンの中では「台湾グループ」を組ませてもらっています。

台湾在住の方や、台湾にご家族やお友達がいらっしゃる方、はたまた今後、台湾に行く予定があるかたを対象に「これをキッカケに、繋がっておきましょう」という目的のもと、組まれたグループでございます。

こちらは僕が3〜4日前にサロンに投稿した記事の中にリンクを貼っておりますので、興味がある方はそちらからご参加ください。

この海外のグループは、今後も、『映画 えんとつ町のプペル』が行く先々で作っていきたいと思います。


(※こちら↓)


そんなこんなで、今日の本題です。

たいした話じゃないのですが……「アウトプットすることが決まっていない人生」を想像してみたんです。

この歳になると、さすがに「自分がどれぐらい真面目で、不真面目で、どれぐらい頑張れて、頑張れないヤツなのか?」は分かるじゃないですか?

そこに対して、過大評価することも、過小評価することもあまりない。

ちなみに、僕が今、おかれている状況をお伝えすると、毎朝10キロのジョギングと、毎朝、サイン本の受注確認&サイン入れ&梱包&配送をやる以外に……「毎朝Voicyで10分喋る」と「毎朝、サロンの記事を2000文字〜3000文字書いて投稿する」があります。

Voicyの内容は、その後、文字起こししているので分かるのですが、10分間のお喋りだと、だいたい、3000文字ぐらい。

つまり、なんじゃかんじゃで、毎朝5000〜6000文字分ぐらいの情報は発信しているんですね。

 てことは、毎朝5000文字〜6000文字の情報が発信し続けられるだけのインプットをしなきゃいけません。

これを成り立たせる為に、毎日、現場で実験を繰り返したり、本を読んだり、専門知識がある人とお話ししたりするわけですが………もし自分に「毎朝5000〜6000文字の情報をアウトプットしなくてもいい生活」がやってきた時に、「それでも自分は、今まで通りの量のインプットをしているか?」というと、多分、してないんです。

もともと探究心は強めなので、あいかわらずインプットは続けると思うのですが、少なくとも今のペースじゃない。

「卵が先か、鶏が先か」みたいな話になるのですが、これに関しては(僕に関しては)、明らかに「アウトプット量がインプット量を決めている」です。

本当は、そんなの関係なしに、インプットし続けるストイックな自分でありたかったですけど……でも実際の僕は、ダラシなくて、インプットをしなくてもいい環境におかれたら、たぶん、今ほどのインプットはしないと思います。

やっぱり、夕方頃になると、「明日のサロン記事、何を書こうかなぁ」と思ったりするんです。

で、あまりにも書くことが無さそうだったら、とりあえず本を読んでみる。

この時、アウトプットすることを前提に本を読んでいたりするので、吸収率が半端なかったりします。

周りも見渡しても、一般的に「インフルエンサー」と呼ばれている人達って、発信し続けることが前提で、生活していく為にインプットをしなきゃいけないから、やっぱり知識量がすごいですね。

これ、おそらく最初は、天然だったと思うんです。

知らないことを知りたい自分がいて、その衝動にしたがった結果、自分が知った情報をシェアする生活が始まった。

でも、どこかのタイミングで、自分の知識を出し尽くして、そこから先は「仕入れなきゃいけない生活」になり、そこから抜け出せなくなってしまった人が、インフルエンサーであり、知識人だったりするのかなぁと思いました。

僕、ファーストペンギンの話が好きで、いろんなところで話しているのですが……

実際のファーストペンギンって、勇猛果敢に海に飛び込んでいったわけではなくて、たまたま先頭にいたら、後ろから押し出される形で海に落とされているらしんです。

似たような話だと、(これはどこまでがネタか分からないですが)昔、たけし軍団さんがフライデーを襲撃した時に、「一番乗り気じゃなかった、そのまんま東さんが、乗り気じゃないから一番最後にエレベーターに乗ったのですが、エレベーターが開くと、襲撃軍団の先頭になっちゃってた」という話があって、それにも近いのかな。

そこには、もはや自分の意思はなくて、決定権を持っているのは「環境」という状況です。

でも、これな真理だなぁと思っていて…少なくとも僕の場合は、ほっておいたら大それたことはしない人間な気がするので、インプットせざるをえない環境にあるのは救われているなぁと思っています。

そして、ここがポイントなのですが、自分は環境に走らせれていると自覚できているのですが、他人からすると、「自分の強い意思で走っている」と見えている。

なので、他人は、「あの人と僕は違う」という判断をしがちなのですが、多くの場合、違うのは「人」じゃなくて、「置かれている環境」でしかないんじゃない?というのが今日の話です。

もともと持ち合わせている個人の能力差なんて、本当に僅かなものなんだろうなぁと最近は思います。


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