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【キンコン西野】全員の意見を採用してしまうキミへ

このnoteは2021年4月9日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:ウエマツサダハル さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。


本題に入る前にお知らせをさせてください。

今日の本題は、これからお伝えする「お知らせ」に少し関係のある話なので、踏まえて聴いていただけると嬉しいです。

僕の絵本最新作『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』のご予約がAmazonさん、楽天さん等で始まっております。

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『映画 えんとつ町のプペル』から3年後の世界が舞台となっている作品なのですが、物語が繋がっているわけではございませんので、映画をご覧になられていない方もお楽しみいただけます。

そして、

『キンコン西野のサイン本屋さん』というオンラインショップでは、『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』のサイン本のご予約も承っておりますので、サイン本をお求めの方は是非。

ちなみに、サイン本屋さんには、僕の過去作品のサイン本が全て揃っております。

そして、お知らせがもう一点。

もう何度も何度もお知らせしておりますが、4月19日に開催するオンライン講演会『【教えて西野先生!】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話』の受講者数が【5700名】を突破しました。

すごい人数ですね。。


これ、当日は、7000人ぐらいになりそうな勢いです。
本当にありがとうございます。

 

こちらの講演会は「学校では教えてもらえないけど、生きていく上では絶対に知っておかなくちゃいけないお金の超超超基礎知識」について、キングコング西野が、ものすごく分かりやすくお話しします。
 
お金リテラシーが高い人からすると「そんなの知ってるよ。もっと、新しい情報をくれよ」と思ってしまうような内容だと思うので、そういう方は誤まって受講しないでください。

今回の講演会が終わったら、今度は『映画 えんとつ町のプペル』の広告戦略で学んだことを1本にまとめた講演会(テーマ「マーケティングの今」)をやろうかなぁと思っておりまして、経営者さんや個人事業主さん達はそっちを選んでください。

今回は小学校高学年〜お爺ちゃん&お婆ちゃんなどを対象にした「お金の基礎知識」についての講演会です。

 
チケットは800円。

視聴にはFacebookアカウントが必要です。

チケットをお求めの方は、『CHIMNEY TOWN BASE』で検索してみてください。

そんなこんなで本題に入りたいと思います。

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一年ぐらい前に、『「ファン」と「クレーマー」と「株主」を区別しよう』という話をさせていただいたのですが、今日は、それと似たような話です。

ちなみに、ファンとクレーマーと株主を整理すると……

【ファン】=今の自分よりも、もっと良い状態の未来の自分を支持してくれる人

【クレーマー】=過去の自分に留まらせようとする人

【株主】=「あなた」を買った上で、意見を言う人

……みたいな感じになると思います。


ちなみに、あなたの「商品」を買っただけで、【株主】のように振る舞う人は【クレーマー】です。

【 クレーマー】が考えているのは、常に「自分のこと」です。自分の居心地の良さが最優先。

店長がお店のデザインを一新しようとする時に、「そんなのは良くない!」と意見してイイのは、基本【株主】だけです。

【株主】は、言った以上の責任はとりますが、【クレーマー】は自分の言葉に責任を持たない。


たとえば、今から数年前、日本中が「芸人やったら、ひな段に出ろや」と言っていましたが、2021年になった今、それを言える人は一人もいません。

そんな批判はしていなかったことにして、ひな段以外の活動をしている芸人はたくさんいますし、
ひな段以外の活動をしている芸人を普通に応援している人はたくさんいます。

自分の言葉に何の責任も取らない人の声を採用しちゃダメなんですね。

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今日は、「おいおい、お前、誰の声を聞いてんだよ」という話なんですけども…

昨日、YouTube講演家の鴨頭嘉人さんのVoicyを、終始、「そうそう!ホント、そう!」と膝を打ちながら聴いていました。

内容は、「同じ告知を繰り返すことが、どれだけ大切か?」ということと、あとは、「まだ何者でもないのに、何してんだ。もっと丁寧に告知しろ!」という叱咤激励です。

途中、僕の名前も出てきてビックリしたんですけど、とってもとても大切な内容なので、是非、聴いてみてください。

でね……


放送を聴きながら、なんで、みんな「同じ告知を繰り返ししないのかな?」と思ったんです。

「同じ告知を何度もしない理由」は3つあるなぁと思っていて…

一つ目の理由は……「面倒くさい」。
二つ目の理由は……「もう十分告知した」と思っている。

そんなところでしょう。

問題は三つ目で……たぶん、「同じ告知をしたら、嫌われるかもしれない」だと思うんですね。


気持ちは分かります。

僕は、僕のVoicy(ブログ記事)を毎日聴いてくれている人に対して、毎日同じ告知をしています。

そりゃ、その中にはね、「もう、いいよ、うぜ〜な」と思う人もいるでしょう。
今日の冒頭でも、そう思った人はいたと思います。

でも、そんな人、ファンでも何でもないじゃないですか。 

一生懸命産んだ作品を、一生懸命届けていて、それが届かなかったら、もう次は作れません。

作品は売れなかったら、次回作は作れないし、お店に人が来てくれなかったらお店は潰れてしまう。

もう、これで本当に終わっちゃう。

終わっちゃうんです。

次回作を作る為には、サービスを続ける為には、店を守る為には、告知は必要な作業です。

これって、子育てじゃないですか?

その子育てを容認・応援してくれるファンを後回しにして、子育てに対して「うるせ〜よ」と言ってしまうファンでも何でもない人に合わせてスタイルを変えた先に、何が待ってますか? 


それをやって、誰が幸せになりますか?

正直……毎回、同じ告知をしているので、ファンの方には「ごめんね」と思っています。

でも、「大丈夫だ」とも思っています。

それは決して「ファンだったら、それぐらいは我慢しろ」とかそういう話ではありません。

 

僕のことを応援してくださっている方は、僕の(聞いたことがある)告知の時間は、きっと他のことをしていて、本題が始まったら、耳を傾けてくれる。

「繰り返し告知すること」に対して理解を示してくださっている。

僕は、そう信じているし、自分の身体は、そう思ってくださる人に向けるようにしています。

要するに、「もっと自分のファンを信じろ」という話です。

自分のファンが今は1人であろうと、二人であろうと…人数なんて、どうだっていい。

ファンの面をかぶった100人の【クレーマー】より、自分の活動や夢に共感して、寄り添ってくれる一人を大切にした方がいいに決まってるじゃないですか。

目の前にいる人を全力で選ぶ作業を100回繰り返した方がよっぽど効率が良い。

あと、泣いても笑っても、どこかには進まなきゃいけないわけじゃないですか?
どこかの分野で、抜きん出ないと、そもそも選ばれないわけだから。

決して「意固地になれ」と言っているわけではないのですが、「誰の意見を無視するか?」を決めておかないと、どの方向にも進めません。

全員の意見を聞くのはいいと思いますが、全員の意見を採用してしまったら、何者にもなれない。

「北に行こう」「南に行こう」「西に行こう」「東に行こう」という全員の意見の中間にあるのは、「どこにも行かない」なので。

試合に勝てば、敗者を生んでしまうし、
夢を叶えれば、夢を諦めた人からの嫉妬は買ってしまうし、
ダイエットに成功すれば、太っている人に劣等感を与えてしまう。

本人にそのつもりはなくても、生きているだけで、誰かに迷惑をかけていることは間違いなくて、ここを「ごめんなさい」と言って受け止めない限り、前には進めません。

こんなことを言っている僕も、時々失敗してしまうのですが、今、一番近くにいてくれて、ちゃんと自分の未来を応援してくれる人を大切にするのが一番良いと思います。

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