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武道館ライブを立て続けに2回やって確信したこと

このnoteは2022年3月22日のvoicyの音源、『えんとつ町新聞』の内容をもとに作成したものです。

今日は「武道館ライブを立て続けに2回やって確信したこと」というテーマでお話ししたいと思います。

見事に、僕にしか話せないような内容です(笑)

本題に入る前にお知らせをさせてください。

お知らせ!新作歌舞伎「プペル〜天明の護美人間〜」オンライン配信参加者4500名突破!


今年1月に新橋演舞場でおこなった新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』のオンライン配信の参加者が「4500名」を突破しました。

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本当にありがとうございます。

出演は、市川海老蔵、そして、市川ぼたん、堀越勸玄のダブルキャストとなっております。

もともと「記録用」に撮っていた映像なのですが、千秋楽がコロナで中止になったことを受けて、「一人でも多くの人に届けよう」ということで話がまとまり、こうしてお届けできることになりました。

チケットは、ぼたんちゃんの出演回と勸玄君の出演回のチケットがそれぞれ3500円。

両方の公演をセットで見ることができるチケットが5000円となっております。
アーカイブは4月5日まで残ります。

オンライン配信チケットをお求めの方は『プペル歌舞伎 配信』で検索してみてください。

よろしくお願いします。

お知らせ!「キンコン西野と学ぶオンライン勉強会『DAO』って何?」アーカイブ参加者9700名突破


そして、もう一点。

コチラはすでにアーカイブ配信となっているのですが、「キンコン西野と学ぶオンライン勉強会『DAO』って何?」の参加者が9700名を突破しました。

コチラは、ブロックチェーンに詳しいエンジニアが、
技術に詳しくないスタッフ、そしてお客さんにわかりやすく説明する
ビットコインやブロックチェーンの初心者に優しい勉強会となっております。

我らが世界のNISHINOが絶妙な生徒をしております。

西野の相槌の上手いこと上手いこと(笑)
このあたりも注目です。

仕組みを学ぶための勉強会ですので、「儲かる」とかそういう話は一切ありません。

この配信では、ビットコインをはじめとして、
ブロックチェーンやNFTについて簡単にまとめたあと、
「DAO(自律分散型組織)」について勉強します。

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・ビットコイン、ブロックチェーン、NFTについてまとめ
・DAOって何?
・DAOで何ができる?
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仮想通貨(暗号資産)やブロックチェーンの未来について興味がある方は、ぜひご参加ください!

チケットは800円です。

参加ご希望の方は、「キンコン西野 DAO」で検索してみてください。

よろしくお願いします。

丁寧にやれば、今後もイベントを続けていける土台が作れる


そんなこんなで本題です。

今日は「武道館ライブを立て続けに2回やって確信したこと」というテーマでお話ししたいと思います。

Voicyリスナーさんだと、ご存知の方も多いかとは思いますが、僕、3ヶ月の間に武道館のライブを2回やったんですね。

11月に「サーカス」という学校イベントをやって、2月にキングコングの単独トークライブをやりました。

どちらもコロナ禍真っ只中だったので、公演自体はオフラインとオンラインのハイブリッドでお届けしました。

やってみた結果、内容に関しては勿論、良いものをお届けできた手応えはあるのですが、「運営面」でいうと、コロナのリスクはあるものの、時代が「ハイブリッド公演」を可能にしてくれたおかげで、丁寧に設計すれば、「イベントの予算を回収しやすくなった」というのが率直な感想です。

コロナ禍の開催となると面倒なことは山ほどありますが、ただ面倒なことはやればいいだけの話で、大切なのは「今後もイベントを続けていけるだけの土台が作れるか?」というところで、そこに関しては格段に難易度が下がりました。

ただ、「丁寧にやれば」という条件付きです。

それは告知に始まり、チケットの値段設定や、オフラインチケット、オンラインチケットを販売するタイミング、あるいは販売を終了するタイミングやアフターケアなど、そういったものをキチンと考えて、決して「思いつき」で進めずに、経験に基づいて進める必要がある。

オンライン配信イベントは選り好みがキツくなる


『サーカス』も『キングコングのライブ』もどちらも黒字だったのですが、たとえば『サーカス』でいうと、公演終了後にしばらくして、全編をYouTubeにアップされたんですね。

こちらは主催のOWNDAYSさんの方から「Youtubeに全編アップしてもいいですか?」と訊かれて、「ダメです」とお返ししたのですが、連絡の行き違いがあったのか上手く伝わらなくて、結局、Youtubeに全編をアップされました。

まぁ、それはそれでたくさんの人に見ていただけたわけですから、いいんですけども、これをやっちゃうと、次回以降は、オフラインのチケットは格段に売りやすくなりますが、オンラインのチケットは「どうせ、後で無料公開されるし」と理由に格段に売れなくなるので、イベントの採算が取れなくなると思います。

コロナ禍で「オンラインチケットが売れない」は、かなり痛手で、ここは何か手を打った方がいいんだろうなぁと思っています。

ただ、それは「次回が厳しくなったよね」というだけの話で、もう一度申し上げますが、今回は2公演とも黒字で着地しました。

オフラインチケットに関しては、座席数の上限があるので同じだったのですが、この2公演で違いが出たのは、やっぱり「オンラインチケット」です。

実は『サーカス』の方もオフィシャルで情報リリースしていないのですが、オンラインチケットは1万枚近く売れてるんです。

「オンラインチケットが1万枚売れた」というのは凄いことなんですけども、キングコングの方はその2.5倍ぐらい売れたんですね。

ここであらためて思うのは、オフラインでもその気はあるのですが、オンラインになるとより顕著に出るのは「選り好みがキツくなる」ということですね。

要するに、「この人も出て、あの人も出て、さらには、あの人も出ま〜す」という幕の内弁当的なキャスティングとオンライン配信は実に相性が悪い。

「興味がある人を見たくて、興味がない人は見たくない」というのがオンラインの道徳感で、オンラインの住人が望んでいるのは「幕内弁当」ではなくて、「焼肉弁当」なんですね。

「この人しか出ないライブです!」といった。

キングコングの武道館ライブは、それをメチャクチャ意識して、なので「ゲストを絶対に出さない」という方法を取りました。

内容的にも二人でやりたかったし、運営的にも二人の方が美味しかったりする。

そもそもライブというのは、オフラインでも、よっぽど上手くやらない限り、幕内弁当的なキャスティングは運営的にはあまり好ましくなかったりします。

いっぱい出したいのであれば、テイストを合わせる必要がある。

「幕の内弁当」じゃなくて、「お刺身盛り合わせ」みたいな。
で、「お刺身好き」を集める。

ここもセンスですね。

このあたりは、氣志團さんとかが上手くて、一見、ジャンルは違うけど、「スジが通っている」「理念が近い」というバンドやアイドルさんに声をかけたりしてらっしゃいます。

エンタータイナーとして、そしてオーガナイザーとして、天才だと思うし、そしてそれは経験や信用に裏付けされたものであるので、他の人が上部だけ真似ても火傷して終わるだろうなぁと思います。

ハイブリッドイベント運営の知見がある人にお願いする


オンラインとオフラインのハイブリット公演がスタンダードになってきましたが、これを上手く転がすには、まだ体系化されていない技術が必要で、他の人のを見てて「それをやっちゃダメなんだよ」ということが結構ありますし、決定権が自分一人にないイベントの場合とかだと、別の決定者の理解が追いついていなくて、変な意見が差し込まれて、ゴチャゴチャとなったりします(笑)

このラジオをお聞きの方の中にも、今後、オフラインとオンラインのハイブリッドのイベントを仕掛ける人がいると思います。

自分のイベントなので、色々とやりたいことがあると思いますが、まずは「経験者(最近成功した人)の言うことを聞く」というのが大事だと思います。

とくにオンラインチケットに関しては、打ち出し方一つで、大きく明暗が分かれるので。

昨日、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のプロデューサーをやっている瀬戸口という男に「事業の一つとして、他のイベントのプロデューサーの仕事も請けたら?」と言ったのですが、ああいう(現代のイベント運営の知見がある人)にお願いするとイイと思います。


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CHIMNEYTOWNのホームページを、
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