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業界もお店も『クレーマー化したコアファン』に大体潰される【キンコン西野】

このnoteは2022年5月17日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。

今日は「業界もお店も『クレーマー化したコアファン』に大体潰される」というテーマでお話ししたいと思います。

本題に入る前にお知らせです。


お知らせ!『西野亮廣講演会』チケット発売中!


『西野亮廣講演会』のお知らせです。

6月5日(日)に名古屋、
6月25日(土)に宮崎、
7月2日(土)に沖縄、
7月10日(日)に大分、
7月16日(土)に豊橋で、それぞれ『西野亮廣講演会』がございます。

チケットをお求めの方は、『西野亮廣講演会in○○』に地名を入れて、検索してみてください。

「Peatix」のサイトで買えます。

よろしくお願いします。


お知らせ!5月21日開催!『【教えて西野先生】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話2022』


そして、もう一点。 

5月21日の20時から開催するオンライン勉強会『【教えて西野先生】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話2022』の参加者が「4200名」を突破しました。

僕は、自分で会社を起こして、資金繰りをして、作品や商品を作って、売って、従業員を雇って…という活動をしているのですが、この活動は「お金」の問題と常に隣合わせなんです。

そして、そこでは「お金の勉強をしていない人の弱さ」を見る。

お金の勉強をしていない人が、自分や、まわりの人達を不幸にしていく様を、まざまざと見るんです。

やっぱりこのあたりの心配は拭えないので、今回、久しぶりに手を挙げてみました。

こちらはFacebookグループを使った勉強会になるので、参加者の方の声を拾いながら、授業を進めて行きたいと思います。

アーカイブは6月30日まで残りますので、当日参加できない人でもお楽しみいただけます。

チケットは「800円」です。

参加ご希望の方は『BASE 煙突屋』で検索してください。

※こちらの勉強会は、商品購入後、ご案内したFacebookグループへの参加申請と、申請された際に出る「3つの質問」にお答えいただけないと、ご参加いただけないので、くれぐれもご注意ください。

よろしくお願いします。


「あの人のファンは面倒くさいから…」


そんなこんなで本題です。

今日は「業界もお店も『クレーマー化したコアファン』に大体潰される」というテーマでお話ししたいと思います。

話の内容は、もう昔から言っている「ニワカを否定し始めたら、終わりの始まりだよね」とか「業界とか、お店って、古参がドヤりだしたら、終わりだよね」という話なのですが、今日は、もう少し具体的な話をしたいと思います。

「古参がドヤりだした(コアファンがクレーマー化した)現場でどんなことが起きているか?」という話です。

これは、ちょっとエグい話なんですけども、僕、時々、「キャスティング会議」に立ち会う機会があるんです。

たとえば舞台を作る時だったら「どのキャストさんにお声がけするか?」という…まぁ、僕みたいなものが生意気に申し訳ないのですが、でも、そういう現場に立ち会う機会があるんですね。

キャスティングの条件(理由)というのは、各カンパニーによって違って、場合によってはキャストさんの資料に「SNSのフォロワー数」とかが載っている場合があります。

人それぞれやり方がありますが、僕は「キャストの集客力におんぶに抱っこのカンパニー」というのは、どこまでいっても自転車操業になると思っている方なので、集客力や認知度は、ほぼ度外視です。

ある一定のところまでいっていないと候補に挙がってこないので、結果的に、「いやいや、この人、有名じゃん」みたいなことになったりもするのですが、あくまでそれは結果的にそうなっているだけであって、キャスティング理由に「集客力」みたいなものは入っていません。

これはウチのチームで仕掛けるエンタメが全てそうです。

「まずは、コンテンツにファンをつけて、それを最も丁寧に形にしてくださる方にお声がけしよう」というのが僕らの理念で、それこそ年末にやってる『天才万博』という5日間のフェスなんて、まともに出演者を発表していなかったりします。

「○○さんが出るから行く」とかじゃなくて、「天才万博に行く」というお客さんを育てることが非常に重要だと思っています。

ミュージカル『えんとつ町のプペル』にしてもそうですね。

「ミュージカル『えんとつ町のプペル』に行く!」という人を育てて、その後に、劇場で、いろんな才能に出会ってもらう。基本、僕らのスタンスはこれです。

そんな感じで、カンパニーによって「キャスティング理由」は様々なんですが、どのカンパニーのキャスティング会議でも、一つだけ共通して出てくるネガティブなワードがあって、それが何かというと、「あの人のファンは面倒くさいから…」です。

時々、アイドル系のファンの方で「俺の(私の)推しに手を出しやがって」みたいなことを言っている人とかって見たことありません?

彼ら彼女らが言う「手を出す」というのは、「暴力をふるった」とか、「恋愛関係を持った」とか、そういうことじゃなくて、「オファーを出した」ということです。

「なんで、あんな人と共演するんですか?」みたいなことを言うコアファン、いるじゃないですか?

これ、絶対に知っておいたほうがいいと思うのですが、「あの人のファン、面倒臭いから、あの人に声をかけるのはやめておこう」となったキャスティング会議、僕、結構、見てきたんです。

「コアファンが『推し』の仕事を減らしている現場」を結構見てきました。

説明するまでもなく、これ、誰も幸せにならないんですよね。


消滅した芸能の最後は、お客さん全員がクレーマー化


ちなみに、僕のファンを自称する人が、たとえば『スナック西野』でお呼びしたゲストを指して、「西野さん、なんで、あんな人と絡むんですか?」とか言ったら、秒速で、そのファンを退会させます。

オンラインサロンメンバーでもそうです。

それは時間を割いて来てくださったお客様(ゲスト)に対して言う言葉じゃないし、何より、「お前の場所じゃない」からです。

これこそが、前々から言っている「クレーマー化したコアファン」あるいは「店を殺す古参」なんですけども、まぁ、本人は良かれと思ってやっているので、自分が「クレーマー」になっている自覚もなければ、「店を殺す古参」になっている自覚もない。

で、これ、本当に気をつけた方がいいのが、業界が痩せていくと、「コアファンに支えてもらっている」みたいな状態になって、気がついたら、業界のお客さん全員がクレーマーみたいになっていることがある。

芸能の歴史を見ると、消滅した芸能の最後は、必ずその状態になっているんです。

「あそこと絡んだら、クレーマーが面倒臭いから、絡むのは辞めておこう」という。
新陳代謝が起きていない業界は、裏で、この会話が必ず交わされている。

「そこまで言うんだったら、ご迷惑をおかけするのもアレなんで、もう降ります」と言って、離れていった(離れようとした)クリエイターを僕はたくさんたくさん知っています。

日本には素晴らしい伝統がたくさんあるじゃないですか?

普通に考えたら、その時代その時代のイケてるクリエイターが、日本の伝統と掛け算して、世界に打って出ていったほうがいいですよね?

そんなことは皆、分かってるんですが、実はその障壁となっているのが、クレーマー化したコアファンで、「面倒臭いんで、降ります」を誘発しちゃってるんです。

その結果、業界の人達全員が年寄りみたいな状態が生まれる。

繰り返しになりますが、「自分はコアファン」と思っていても、「クレーマー」になっている場合はありますし、そして、プレイヤーは長い目で見たら、そのことを「クレーマー化したコアファン」に直接、伝えた方がイイと思います。

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