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【初心者向け】クラウドファンディングを始める時の注意点【キンコン西野】

このnoteは2023年6月26日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。 

 
 

まず大事なのは「地雷を踏まない」ということ

 
聞いたところによると僕個人が仕掛けたクラウドファンディングの支援総額は6億円を超えているそうです。
 
これまで本当にたくさんのご支援ありがとうございました。
 
今後とも宜しくお願いいたします。
 
そんな中、今日は、これからクラウドファンディングを立ち上げる人に向けて、「クラウドファンディングの設計はこういう感じでやるといいよ」というお話を“日本一の説得力を持って”お届けしたいと思います。
 
まず、基本的なところで言うと、これは全てのチャレンジに共通することですが「地雷を踏まない」というのが大事で、クラウドファンディングにおける「地雷」というのは、皆さんも散々見てこられたと思うのですが、「プロジェクト詳細枠で、巻物のような長文のプレゼンを展開する」です。
 
プロジェクトオーナーの生い立ちから語り始めちゃうアレです。
 
その人の信用と、その人のプレゼン時間は比例関係にあって、何者かよく分からない人に許されている時間というのは本当に短いんですね。
 
なので、基本的には「結論」から入って、「何々?」と興味を持ってもらってから、話し始めるのが吉です。
 
ちなみに僕が現在やっている提灯支援のクラウドファンディングのプロジェクト詳細の一行目は「『盆踊り大会の提灯を支援してください』というお願いにあがりましたキングコング西野です」です。
 
まず、結論から入っています。
 
そして、「支援して欲しい」という気持ちを隠さない。
 
もうクラウドファンディングを立ち上げている時点でバレているわけですから、正直に「支援してください」と言う!これ、すごく大事です。
 
 

「ジャムの法則」「松竹梅の法則」を押さえよう

 
次にリターン(返礼品)の組み立て方ですが…ここが腕の見せ所です。
 
ここでの地雷は「高価格帯のリターンに、商品詰め合わせを出す」ですね。 
ここに関しては最新刊『夢と金』に詳しく書いているので読んでください。
 
まぁ端的に言うと、富裕層はモノを求めていません。
 
その地雷は避けた上で、リターンをどう組み立てればいいのか?
 
これには、いくつかテクニックがあって、「ここは最低限押さえておいた方がいいんじゃないかな」というポイントを2つ言うと…
 
① ジャムの法則
② 松竹梅の法則
 
…ここは押さえておいた方がいい。
 
「ジャムの法則」というのは、マーケティング界隈では有名な話で「決定回避の法則」とも言ったりもしますが、要するに、「選択肢が多すぎると、選べなくなってしまう心理現象」のことです。
 
「AとBとCの商品中から、どれか一つ買ってください」と言われたら、その三つの中で比較検討をして、自分の胸に一番響いた一つを選んだりしますが、これが、「A〜Zの商品の中から、どれか一つ買ってください」と言われたら、どうですか?
 
「Bもイイし、Lもイイし、Yもイイ感じがする。もし、ここでBを買って、帰り道に、『やっぱりLを買っといたら良かった』となったらどうしよう…」みたいに考えちゃいません?
 
そうすると、結果、「後悔したくないから、買うのはやめておこう」となるわけですね。
 
これはクラウドファンディングのリターンでもそのまま応用できて、「リターンの品数」というのはメチャクチャ大事です。
 
目標の支援額に届かせる為にリターンを増やしたいのであれば、「一つが売り切れてから増やす」というのがベターで、基本的には「適切な選択肢」をキープしておいた方がいいと思います。
 
それともう一つ。
 
「松竹梅の法則」も押さえておいた方がいいっす。
 
これもマーケティング界隈では有名な話ですが、「ゴルディロックス効果」と言ったりもします。
 
これは何かというと「極端な選択肢を避ける」という心理現象のことです。
 
つまり、「8000円・5000円・3000円」という三つの商品があった場合、多くの人は、真ん中の「5000円」を選ぶわけですね。
 
これ、データ(選ばれる比率)が既に出ていて、「松2:竹5:梅3」と言われています。
 
商品の価格を決める時は、この心理現象から逆算するわけですが、つまり「5000円」の商品を買ってもらいたい時は、その「噛ませ犬」としての「8000円」の商品を並べておいた方がイイ。
 
言ってること分かりますよね?
 
「8000円の商品を並べることで、5000円の商品を買ってもらう」という算段です。
 
クラウドファンディングの設計が下手な人って、今いった二つを押さえていなくて、とにかく思いつく限りのリターンを全て商品棚に並べちゃって、商品棚がとっ散らかっています。
 
悪いことは言わないので、クラウドファンディングをやる時は、一度、西野のクラウドファンディングをお手本にしてみてください。
 
もちろん中には「それは西野だから成立するんじゃん」というリターンもありますので、すべては鵜呑みにはしないでね!
 
ただ、文章の構成や、リターンの組み立て方なんかは、日本で一番参考になると思います。
 
『ピクチャーブック』というサイトで西野のクラウドファンディングがポコポコ立ち上がっているので、要チェックです。
 
『ピクチャーブック』

 
 
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