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NFTが「応援文化」になっている理由【キンコン西野】

このnoteは2022年8月31日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。

現在鋭意制作中の西野にとって、NFTの話題はギリギリ世間と繋がれる部分


さて。

今日もNFTのお話しでございます。
 
先に個人的な話をさせていただきますと、今、僕は映画とショートアニメーションを1本ずつ鋭意制作中でして、あまり世間と接触できていないんですね。

「プロセスエコノミー」という言葉がありまして、その分野に関しては、おそらく僕は日本のトップランカーだと思うのですが、ぶっちゃけ、「共有できるプロセス」と「共有できないプロセス」…もっというと「共有しても、そんなに面白くないプロセス」というものがあって、今、まさに向き合っているのが「共有しても、そんなに面白くないプロセス」なんです。

くれぐれもお伝えしておきますが、「共有しても、そんなに面白くないプロセス」というのは、「作品が面白くない」というわけではありません。

「めちゃくちゃ重要なパートだけど、見栄えするパートじゃない」という意味です。

なので、「今、こんな作業をやってまーす」が、なかなか共有できないんです。

そんな不憫な事情があって、世間と接続できていない時間がほとんどなのですが、そんな中、NFTの話題は、ギリギリ世間の皆様とも繋がれる部分でして、おかげさまで「生存確認」をしていただけている感じでございます。

ゴミNFTプロジェクト『Poubelle』の初日の数字


そんなこんなで今日もNFTのお話しです。

昨日、ゴミNFTプロジェクト『Poubelle』の初日が終わりまして(初日?)、NFTの国内マーケットの現在地の共有の為に、数字を共有しておくと…

まずは、0.01ETH(約2200円)の『心臓』のNFTは、スタートから1日で、大体1500個ほど売れました。

これは「チムニータウンDAOの参加権」にもなっていますので、これに合わせて、DAOのメンバーもガツンと増えた感じです。

そして、気になる「ゴミモンスター」のNFTですが、こちらは24時間オークションとなっておりまして、最終的に「3.8ETH」になりました。

日本円にして、約82万円です。

画像2

オークションの最後には「5.3ETH」までいってたのですが、たぶん、時間切れでカウントされなかったのだと思います。

このへんは、僕らではどうしようもできないところなので、ご容赦ください。

オークションの終了と同時に、すでに2体目のオークションが始まっておりまして、2体目は緑色の空き缶をモチーフにしたモンスター『MIDO-KAN』です。

現在の価格は「0.55ETH」です。

オークション終了は、今夜7時です。

画像2

https://opensea.io/assets/ethereum/0x5a2109c839aed0a1b7914abfe0e67de38d5a2992/2


ま、これがコミュニティーをすでに持っている人間がPFPを出した時の相場です。

今後、日本で考えられる展開としては、「ゴミのNFTをウン万円で売っている!」と騒ぎ出す人が出てきて、それに釣られて「詐欺だー!」「詐欺だー!」と騒ぐ人が出てきて、多くの人の選択肢・未来を奪うことが予想されます。

これは、まぁ、日本のお家芸ですから、そこに関しては織り込み済みで、一方で、「どこに価値が発生しているんだっけ?」とキチンと考える人が、その裏でジワジワと増えていくんだろうなぁと思っています。

「クラウドファンディング」や「オンラインサロン」の時と同じですね。

ここまでが現状報告です。

NFTを管理するシステムが、『人』を『イイ人』にしている


で、ここから「ああ、なるほどね」的な話をしようと思うのですが…

昨日、「NFT界隈の方の優しさ&応援ムードってすごいですよ」とお話しさせていただいたのですが、コメントで「その理由は何だと思いますか?」と返ってきたので、そちらに付いて、ご説明させていただきます。

理由は2つだと思っています。

1つ目は、「国内マーケットが小さすぎて、このままだと話にならないから、一旦、結託しよう」という理由。

これは、僕がPoubelleをやろうと思ったキッカケでもあるのですが、日本にも優秀なNFTプレイヤーがたくさんいるのに、今の規模だと、皆、食っていけないんですね。
そうすると、「日本円で買えるものを売ってた方がいいっしょ」という結論になっちゃう。

ただ、ちょっと複雑な話をすると、日本円で買えるもののほとんどが、「質量」のあるものなんですね。

つまり、場所を取るものです。

モノが溢れている時代に、モノを売るのって、ちょっと無理ゲーじゃないですか?

さらには、日本人の人口も減っている。

このまま、日本の才能が日本円に依存した活動だけをするのって、あまり得策じゃない。

なので、日本でもNFTがもっと一般化した方が、皆にとって、色々都合が良いと思うのですが、ところが、まだまだまだまだマーケットが小さい。

なので、「皆で協力して、一旦大きくしましょう」となっているのが今です。

だから、NFTを日常的に触っている人達って、業界のことを考えているから、「詐欺には気をつけましょうね〜」と声をかけあってたりしているんです。

「騙されるヤツが悪い。自業自得」みたいなノリじゃないんです。

これ、面白いですね。

そして、もう一つ。

これは、NFTというものに「応援文化」が根付いている一番の理由だと思うのですが、NFTって、「誰が誰を応援したか?」という『応援履歴』が残るんですね。

今までなら「私は○○さんを応援しています」って、自分で言わなきゃいけなかったじゃないですか?

支援した時も、寄付した時も、基本的には、自分で言わない限り、表には出回らないですよね。


ところがNFTは応援履歴がハッキリと残る。

自分の好きな人のウォレットを見れば、「その人が誰を応援しているか?」が分かる。

そうすると、「自分も応援しよう」となる。

NFT界隈というのは「イイ人が集まっている」というよりも、「NFTを管理しているシステムが、『人』を『イイ人』にしている」という解釈が正しいのかなぁと思います。

「天然モノか、養殖モノか?」なんて、どうでもよくて、結果的にイイ人が集まっているので、僕は結構、好きなコミュニティーですね。


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