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キンコン西野が唸った!面白すぎるビジネスモデル【キンコン西野】

このnoteは2023年12月22日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。


 
 

西野のインプットの流儀

 
先日、新R25さんの取材があって、そこで「西野さんのインプットの流儀って、あるんですか?」という面白い質問をいただいたんです。
 
これは僕の中で明確にあります。
 
まず、「仕事がデキナイ人に共通する情報の取り方」というのがあって、それが「自分の役に立ちそうな情報をとって、自分の役に立たなそうな情報をとらない」なんですね。
 
#めちゃくちゃ偏見
 
というのも、「ものづくり」や「アイデア」や「仕事づくり・価値づくり」って、ゼロから生み出す作業ではなくて、「アレとコレを組み合わせよう!」という編集作業なので、そもそも「編集素材」が無いと始まらない。
 
そんな中、「その時点の自分が判断する『自分に役に立ちそうな情報』にしか手を伸ばさない人」って、知ってることしか知ろうとしないので、圧倒的に「編集素材」が少なくて、そんな人に「自分で考えて価値を作ってみろ」と言っても、食材がないのに料理をさせるようなもので、まったく何も生まれない。
 
まな板の上で、延々と包丁で空気を切っているような感じです。
 
これがいわゆる「仕事ができない人」です。
 
「編集素材を持ち合わせているかどうか」が仕事のドレスコードなので、とにもかくにも僕は雑食で、少しでも気なったことがあれば、それが「役に立つか、立たないか」は後回しで、飛びつくようにしています。
 
 

なんだよ、そのハンサムな戦い方

 
そんな中、昨日の『ニシノコンサル』で面白いビジネスモデルに出会えたので、そのブランドさんの宣伝がてら共有させていただきます。
 
#今回はちゃんと許可をいただきました
 
それは、『BEFORE VINTAGE FURNITURE(ビフォア・ヴィンテージ・ファニチャー)』という北海道北見市にお店を構える家具ブランドなんですけども、「まだヴィンテージじゃないものを」をキャッチコピーに、時の流れにも揺るがない、普遍的な価値がある家具を作っておられます。
 
ホームページを見ていただけたら、それは一目瞭然で、僕の正直な感想も「流行り廃りが無いものを丁寧に作ってらっしゃるなぁー」でした。
 
そのホームページには「新品よりも、10年後のほうがイイ」とあるのですが、『BEFORE VINTAGE FURNITURE』のビジネスモデルが、まさにソレを地でいっていて、なんと、『BEFORE VINTAGE FURNITURE』で購入した家具は、使わなくなったら、『BEFORE VINTAGE FURNITURE』が買い取ってくださるんですって。
 
しかも、「買った時よりも少し高く」です。
1年で2%だっけな。
 
#詳しくは知らん
 
「転売が約束されている」という状態なので、変な話、「転売目的で買って、数年後に売る」というお客さんで埋まったら、『BEFORE VINTAGE FURNITURE』は潰れちゃうんです。
 
銀行と同じですよね。
 
国民全員が一斉に銀行にお金を下ろしにいったら、銀行が潰れちゃう…というアレ。
 
だけど、銀行は「そんなことはありえない」という感じで、実際に今日も元気に活動していて、『BEFORE VINTAGE FURNITURE』も「それはありえない」という感じで活動されているんです。
 
その根拠は「うちの家具を1年以上使ったら、手放したくなくなるから」です。
 
なんだよ、そのハンサムな戦い方。
 
今年出会った中で、間違いなく一番面白いビジネスモデルです。
 
斬新なビジネスモデルを最後の最後で支えているのは「職人の技」という。
 
いやはや、恐れ入りました。
 
これが話題になれば、この先、オーナーに待っているのは「売る人を選ぶ」という仕事で、それがどうなるかが楽しみです。
 
オンライン販売もされていると思いますが、北海道北見市にお店がありますので、近くにお住まいの方は是非一度、足を運んでみてください。
 

 
お金をもらって宣伝しているわけではなくて、面白いから宣伝させていただきました。
 
いやぁ、勉強になった。

 
 
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