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【大ヒット】『 えんとつ町のプペル』動員数100万人突破!

このnoteは2021年1月19日のvoicyの音源の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:ハッカーになる夢を語って突き進んでいる なかごしくにまさ さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。


本題に入る前にお知らせをさせてください。

こんなラジオにチャンネルを合わせてくださっている方には、すでにお聞き及びのこととは思いますが、映画『えんとつ町のプペル』のストーリーは僕の半生が下地となっております。

なので完全にフィクションというよりも、ドキュメンタリーの要素が混じっておりまして、セリフも若干生々しいと思います。実際に言ったり言われたりした言葉なので。

もしかしたらどこかでフタをしていた事柄や、チクチク刺さる事柄が入っているかもしれません。でも、ハナからそのつもりで作りました。

やっぱり世間のニーズとかにはあまり興味がなくて、とにかく必死で駆け抜けた20代、30代の僕を描こうと思いました。

きっと今、この瞬間、当時の僕と同じような目に遭っている人はいるはずなので、その人に向けてお手紙を書くように。

夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれた時期が僕にもありまして、僕の場合は、その相手が日本中だったんですね。もちろん同業者からもありました。

どこに行っても居場所が無いという状況で、その時の僕を自分で喋ると「脚色してるんじゃないか」と訝しがられるので、この度、僕の近くにいた芸人に「あの日の西野亮廣」について語っていただくオンラインイベントを開催してもらう運びとなりました。

そちらのオンラインイベントの参加チケットは、1月18日から1月20日の映画『えんとつ町のプペル』の半券となっております。

なので、オンラインイベントに参加される方は、映画を見終わっても版権を捨てないでください。

参加方法は、映画『えんとつ町のプペル』の公式ホームページよりご確認ください。(2020年1月29日現在はイベント終了)


そして、もう一つお知らせでございます。

映画『えんとつ町のプペル』の副音声がむちゃくちゃ好評です。本当に好評です。

何も準備をせず一発撮りしたので、「ああそうそうこのシーンは〜」みたいなユルい感じで僕がしゃべりつづける100分間なのですが、それがちょうどいい塩梅らしく、まぐれ当たりの様相を呈しております。

こちらの副音声上映についてのお願いなのですが、当然、隣の席には初めて作品をご覧になられるお客様もいらっしゃいます。なので、どうか音漏れするイヤホンのご利用だけはお控えください。

やっぱり嫌じゃないですか。映画を観ている時に横から西野の喋り声がうっすらと漏れてくるのは。僕なら発狂します。

なので、そのあたりの配慮はよろしくお願いいたします。
僕はやっぱり、お客さんに優しいお客さんが好きなので、ひとつよろしくお願いいたします。


そんなこんなで、今日の本題です。

タイトルにある通り、映画『えんとつ町のプペル』の観客動員数が100万人を突破しました。

今更ですが、劇場に100万人のお客様にきていただけるって、本当に本当に大変なことです。

特に僕らのような絵本が原作の知名度の低い作品がそのラインに乗ることは奇跡みたいな話なんですね。そんな奇跡を起こしてくださったのは他ならぬ皆様で、本当に感謝しております。ありがとうございます。

今日はちょっと、込み入った話をしたいと思っています。

今、僕は福井にいます。これから金沢に移動して、明日は富山で、そのあとは長野です。

大雪の中、100席ちょっとの映画館を転々としています。

派手な施策を打つのは稀で、ほとんどの時間をこうしたドブ板営業、草の根運動に当てています。

僕はテレビで紹介される時は「なんかうまくやってるヤツ」みたいな「なんか上手にやってるんでしょ?ちょっとやり方教えてよ、ノウハウ教えてよ」みたいな感じで、とにかく「うまくやりくりしてるヤツ」みたいな感じで紹介されるのですが、実情はこの有り様なんですね。

去年の12月25日から交通費と宿泊費を自腹で払って、毎日毎日、劇場を回っております。1日に三ヶ所回ったりもしています。

もちろんこれは一円にもならないんです。映画を観て次の劇場に移動してまた映画を観て、をすると、大体6時間ぐらいは持っていかれるんです。地方のほうになると移動の時間が加わって、大体8時間とか9時間とか。

その分やらなければならない仕事は後ろ倒しになって、寝る時間なんて全然ないんですよ。

こういう機会なので、本音でしゃべりたいと思います。

こんなこと言うとちょっと怖いのですが、「うまくやってるヤツ」と紹介をするメディアに対して本音を言うと、「ふざけんな」と思っているんです(笑)

ノウハウで切り抜けようとしている人たちを見て「こざかしいな」と思っているんです。本音を言ってしまうと。

そんなもので未来が切り開けるのならば、僕はとっくにやっています。

ノウハウの選択肢の多さで言うと、僕は誰にも負ける気はしない。
多分、日本でも3本の指には入ると思います。

でも、やっぱりそんなものの組み合わせで開ける未来なんて本当にたかが知れていて、最後にモノを言うのは、やっぱりどこまでいっても「量」なんです。

そう思って、誰よりも量をこなしているから「うまくやってるヤツ」みたいな紹介をされると「いや、僕よりもやってから言ってみろよ」と思っちゃうんです。

ちょっと怖いですよね。ごめんなさい。

でもやっぱり、ラジオのリスナーさんのことを心から応援しているので、本当のことを知って欲しいと思います。

このラジオは挑戦している人がたくさん聴いてくださっていると思うのですが、多分、まだまだ頑張っている量が足りていないと思います。

観客動員数100万人を突破したというニュースを僕が聞いたのは、100席ちょいで満員の劇場です。

集まってくださった皆様に、黙って一例をして、次の劇場に向かうんですね。

次の劇場もまた100ちょっとです。次の劇場にお客さんを呼んでも、観客動員数は1,000,100人とかです。

結局その積み重ねしかなくて、どこまで行ってもこの積み重ねの作業をやるかやらないかの2択だなというのが今のところの僕の結論です。

この20年間、ネットに転がっているような近道に出くわしたことって一度もないんです。

「ああやったらうまくいく」みたいなの、本当に?と思っていて。そんなものでうまくいったことなんて一度もなくて、やっぱり「量」なんです。

今日は「観客動員数100万人を突破した」というニュースをキングコング西野がどこで聞いたのかということをいつまでも覚えていていただきたいなと思って、こんな話をしてみました。北陸から配信しております。

この姿勢が、背中が、今頑張っている方のエールになると嬉しいです。

そんなこんなで、映画『えんとつ町のプペル』を届けるためにまだまだ頑張ります。

このドブ板営業の毎日に後悔はなく、後悔があるとするならば、北陸を攻めるには薄着すぎたことです。ムッチャ寒い。

先々のお知らせをすると、1月23日に大阪で昼と夕方の映画を観て、1月24日は東京で朝と夕方の2回映画をみようと思っていますので、大阪と東京の方は、ご都合を合わせておいていただけると嬉しいです。

感染症対策で握手をしたり写真を撮ったりサインをしたりお手紙を受け取ったりおしゃべりをしたりすることはできませんが、全力で会釈させていただきます。

本当にもう、そんなに会釈するか?という感じの、120%の会釈をさせていただきます。ご協力いただけると嬉しいです。

引き続きよろしくお願いします。



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