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一人でお金持ちになるか、皆と生きるか?【キンコン西野】

このnoteは2021年6月26日のvoicyの音源、『えんとつ街新聞』の内容をもとに作成したものです。

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

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今日は『一人でお金持ちになるか、皆と生きるか?』という話です。

本題に入る前にお知らせをさせてください。

お知らせ! 絵本最新作
『みにくいマルコ 〜えんとつ町に咲いた花〜』が発売

僕の絵本最新作『みにくいマルコ 〜えんとつ町に咲いた花〜』が発売となりました。
  
(※こちら↓)

今回の物語は恋物語がベースになっていますが、今の僕の気持ちを反映させていて、ラストシーンは僕の本音でもあります。

その辺りの事情も踏まえて読んでいただけると嬉しいです。

そして、こちらの作品はサイン本のご予約も承っておりまして、お求めの方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。

コチラのオンラインショップでは『みにくいマルコ』以外のサイン本も並べているのですが、僕が本当に毎朝、サインをせっせと入れて、梱包して、配送に励んでおります。もう内職中の内職です。 
 
(※こちら↓)

よろしくお願いします。
 
 
そして、お知らせがもう一つあります。
 

お知らせ! コロナ渦で美容室を5店舗増やした広江さんをスナック西野に招待!

月に2度、僕の友達を僕の自宅に招いて、呑みながら語り明かす『スナック西野』という月額590円のYouTubeのメンバーシップをやっております。

今回のゲストは美容室NORA代表の広江一也さんです。
 
NORAさんは、このコロナ禍で、あらたに5店舗増やした美容室なんですけども、「なんで、そんなことが可能だったのか?」とか「なんで、そんなことをしようと思ったのか?」というお話をさせていただいています。

現場の話のなので、手触りしかありません。
 
興味がある方は僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の画面下にある「メンバーになる」をクリックしてみてください。
 
「スナック西野」は隔週土曜日放送です。
 
 
(※コチラ↓)

 https://www.youtube.com/channel/UCOy5sLcFLqYNqZ1iurp4dCg/join


そんなこんなで、本題です。 

ブログの引越しに伴い、全国のママさんに外注をすることに

『一人でお金持ちになるか、皆と生きるか』
 
耳が不自由な方もいらっしゃるので、毎朝、Voicy(音声メディア)で喋っている話は文字起こしをして、アメブロさんに投稿していたのですが……この度、僕が働いているCHIMNEY TOWNという会社の公式ホームページができちゃったので、ブログの置き場所をそちらにお引っ越ししました。 
 
今回のお引っ越しに伴って、いくつかやり方を変えたところがあります。
 
大きな変更点としては「ブログの投稿を全国のママさんに外注した」というものです。

すっごく驚かれるのですが、これまで、「Voicyの文字起こしから、ブログやFacebookへの投稿」って、僕が一人でやってたんです。
 
「話し言葉」を「書き言葉」に変える必要があったし、何より、僕、喋るのと同じか、それ以上のスピードで文章を書くんです。
 
「自分でやっちゃった方が早い」というやつです。

しかし、そのデメリットもあって、キンコン西野ときたらズボラなもんだから、「小見出し」を付けたり、リンクを丁寧に貼ったりとか、そういった配慮をしないんです。
 
これだと、ちょっと読みにくいですよね?

なので、「話し言葉」を「書き言葉」に変える作業(つまり文字起こし)は引き続き僕がやるとして、小見出しをつけたり、リンクを貼ったり、文字に色を付けて読みやすくしたり……といった「編集作業」は、全国のママさんに外注することにしました。

このへんからジワジワと本題に入ります。。

ママさんが社会復帰しにくい国ってどうなんだろう

詳しくは三日前にオンラインサロンに投稿した記事を御覧いただきたいのですが、「子育てが一段落したママさんが仕事復帰しにくい社会」って、ちっとも優しくないと思いませんか?
 
僕は思います。 
 
子供を産んでからの方がむしろお金がかかるのに、「仕事復帰しにくい」となると、子供を産む負担が大きすぎるので、歯止めがかかる。
 
それって、社会にとって損失ですよね。
 
歴史を遡ってみると、集落の時代は、「子供」というのはその集落の大切な「生産力」として考えられていたんですね。 早い話、子供が生まれないと、その集落が消滅しちゃうんです。
 
だから、集落には「子供は、集落の皆で育てる」というセーフティーネットがあった。
 
「子供を育てやすい社会」の方が子供を生みやすいわけですから、極めて合理的な文化ですよね。

ところが、生活空間の単位が「国」になってくると、僕らは、子供が増えているのか、減っているのか、確認できなくなる。
 
今、日本は極端なスピードで子供が減っているのですが、僕らは、そのことに危機感を持てずにいます。

ですが、結局のところはサイズが大きくなっただけの話で、日本も「日本」という名前の集落であることには変わりありません。
 
この国の子供が減ると首が絞まるのは、この国の人達です。
 
僕たち一人一人です。

僕らは、生まれてきてくれた子供に感謝しなきゃいけないし、
 
その子を育ててくれている親御さんに感謝しなきゃいけないし、
 
なにより、
 
その親御さんに「子育て」の負担を丸々背負わせちゃいけない。

この問題を見てみぬフリをするというのは、とても恥ずかしいことだと僕は思っています。
 
 

お金を稼ぐをゴールにするなら、一人でやった方がいい

ここで、現代の形を整理しておきたいと思います。
 
「今は一体、どんな時代なんだ?」という話です。

発信や受信の選択肢がこれだけ増えて、こんなにも自由競争がおこなわれたら、当たり前ですが発信力のある人が強くなります。
 
でもって、ここがポイントなんですが、強烈な発信力があって、「お金を稼ぐ」をゴールにするのであれば、そんなもん、一人でやった方がイイに決まってるんです。

だって「人件費」が一番高いんだもん。

西野が「お金を稼ぎたいヤツ」なら、わざわざ会社なんて作らずに、Voicyをやって、サロンをやって、あとは気が向いた時に絵本を描いてりゃいいんです。
 
最近、やたらと「FIRE」「FIRE」と聞きますが、キンコン西野が経済的に自立したいなら、早期リタイアを望むならし、半年ぐらい一人で活動すれば実現できます。

僕は、そういう人生があってもいいと思いますし、それも立派な生き方だとは思います。

ただ、僕の性格上、早期リタイアしたら退屈と嫉妬で死にたくなると思います。

お金と時間に余裕ができて、毎日、「シルク・ドゥ・ソレイユ」を観に行けるようになっても、きっと僕はどこかのタイミングで「なんで、あっち側にいないんだ」と思って、引き換えに手に入れた銀行の残高がただの数字の羅列にしか見えなくなるでしょう。


誰に、何に囲まれて幸せになっていく時代なんだろうね?

そんな数字の羅列なんかよりも、僕は、自分がお手伝いさせていただいている作品や商品やサービスや人に囲まれていた方が幸せで、
 
50歳になっても、
 
60歳になっても、
 
70歳になっても、
 
ハイボール片手に「そっちはどんな感じ?」みたいな話を友人達としたいです。
 
 
自分の利益と引き換えに、そういった未来を迎えにいくことができるのならば、利益を手放すことなんて安いもんです。
 
今、大きな影響力を手にした人間は「一人でお金持ちになるか? それとも、皆と生きるか?」を問われています。

僕は即答で後者です。

今回、お手伝いいただいている「エニママ」という「ママさんに働いてもらいたい企業」と「働きたいママさん」のマッチングサービスを先日、サロン内で紹介したところ、たった1日で、たくさんの企業さんが名乗りをあげてくれて、100名を超えるママさんから手が上がりました。

「子育て」は国民全員で負担すべきで、しかし、そのことを国に期待しても時間がかかりそうだから、自分ができるところから、やっていきたいと思います。
 
最近のオンラインサロンのテーマと僕の趣味が「雇用を作ること」になっているので、そろそろ好感度が上がるかもしれません。
 
隠れキリシタンたる西野ファンの皆様、大変長らくお待たせしました。
 


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