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キンコン西野が子供全員に映画をプレゼントする理由

このnoteは2020年4月11日のvoicyの内容を文字起こししたものです。
voicyの提供:天野 鐘子 さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

今日はですね、
「キンコン西野が子供全員に映画をプレゼントする理由」
というテーマでお話したいと思います。

面白くて、優しい未来の方がイイ!

先日、ブログのほうにも書かせていただいたので、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、

僕は今、『SILKHAT』というプラットフォームを利用して「映画『えんとつ町のプペル』を子どもたちにプレゼントしたい」っていうクラウドファンディングを進めている最中です。(現在は目標金額を達成し支援期間終了)

この企画の仕組みは非常に簡単で、クラウドファンディングページの中で、映画『えんとつ町のプペル』を観たい子どもたちや、子ども団体、サッカーチームやピアノ教室や児童養護施設、個人などを募集して、そのままリターンできる。

つまり、支援した人に対する返礼品を、これらの子供たちに、『えんとつ町のプペル』をプレゼントできる券という形で出させてもらって、支援者の方は、リターン一覧の中から自分が支援したい団体を選んで支援する。

クラウドファンディング上で支援のマッチングをしているっていう形ですね。

映画を観たい子どもたちと、観せてあげたい大人のマッチングですね。

これは、「びっくり企画」や、「驚きの」みたいな感じでやるつもりはなくて、「映画をギフトとして届ける」ということが、文化として残ったほうがいいと思ってやっています。

今回は第1弾で、映画公開予定は2020年12月ですが、映画公開まで、第2弾、第3弾と、細々と続けていこうかなと。

なんとなくの目標としては、子どもたち10万人に映画をプレゼントできたらいいなぁと思っています。というか、やります。

今現在、1万5000人くらいのプレゼント先が決まったという状態です。

ところで、このクラウドファンディング「映画『えんとつ町のプペル』を子どもたちにプレゼントしたい」企画の穴は何かというと、

「マッチングが成立しない場合どうするの?」っていうところですね。

「映画を観たい」と手を挙げたのに、支援者が見つからずクラウドファンディングの終了期限を迎えてしまうっていうことですね。

ここで、「残念ですが今回はマッチングが成立しませんでしたまた今度」っていうのは嫌じゃないですか。

それこそ、「マッチング屋さん」になっちゃうので。

それ嫌ですよね。

その施設の先生やオーナーさんは、楽しみにしていた子どもたちに「ごめんね、支援してくださる方が見つからなかったみたい。ちょっと今回は映画を諦めよう」って説明しなきゃいけないじゃないですか。

場合によっては、期待していた子どもたちをがっかりさせちゃうわけじゃないですか。

僕は、勇気を出して手を挙げてくれた人たちに、そんな思いをさせるわけにはいかないので、

タイトルでもお伝えしている通り、手を挙げてくれた団体の子供たち、それが100人であろうと、1000人であろうと、10000人であろうと、僕が個人で全員に映画をプレゼントします。

つまり、マッチングが成立しないっていうのものをもう無くすっていうことですね。

クラウドファンディングの期限を迎えたら、残っている施設は、僕が個人で全部支援させていただきます。

で、この『SILKHAT』上で行っているクラウドファンディング「映画『えんとつ町のプペル』を子どもたちにプレゼントしたい」のリターンでは、「西野亮廣オンライン講演会〜超実践マーケティング〜」というものを800円で出しています。

それはそのためですね。

そのリターンの収益は、全額、映画の前売り券の購入代金に回して、子供たちに寄付させていただこうと思っております。

今現在、このオンライン講演会の受講者が7000人ぐらい集まっていて、800円ですから、560万円ぐらいですね。

マッチングがうまくいかなかったことによって、自腹購入するチケット料金が100万円であろうが、500万円であろうが、5000万円だろうが、1億円になろうが、これはもう僕が働いて稼げばいいだけなので。

とにかく、このクラウドファンディング内で仕事をして、その収入は全額寄付させていただきます。

子供からすると「あざーす」だし、子供団体からすると「映画プレゼントしてもらえたやったー」だし。

オンライン講演会の参加者の方も、自分が勉強することによって、ついでに子供たちに間接的に映画をプレゼントして喜んでもらうことができるし。

僕からしても、そこで購入して贈るものは、結局、自分の作品を見てもらうための切符なので、これはボランティアのように見せかけてボランティアではない。三方良しですね。

だから、僕が別にいい人とかそういうことじゃなくて、僕のためでもあるので、みんなが幸せな形を取らせていただいております。

なので、気を使わないでくださいということですね。

で、今回、新型コロナウイルスが世界を、そして僕の周りの友だちを襲った時に決めたことが2つあります。

一つ目はエンタメの灯を消さないこと。

みんな辛い思いしてるしストレスもたまっているし、そんな中、やっぱり駆け込み寺の一つでもないと頭おかしくなっちゃうだろうから。

とびっきりのエンタメを用意して、長く我慢した分のうっぷんを晴らしてもらおうかなと思っております。

それが、映画『えんとつ町のプペル』です。
この年末12月に公開になります。

世界が上を見れなくなってしまっている今、この状況こそ、まさに「えんとつ町」で。

コロナ自体は、最悪ですが、一方で、良いタイミングで映画の公開が回ってきたなぁと思っております。

本当に「今」を表しているので。

みんな夢や希望が持てないという状況で、終わりが見えないという状況が、「えんとつ町」の状況と全く合致しているので。

ここでエンターテインメントを見せることができたら、それこそ何か面白いなあと思っていて、いいタイミングだなぁと思ってます。

もちろん、本気で作ってますし、本気で届けます。

そして決めたことの2つ目は、サロンメンバーの雇用をつくるということです。

やっぱり「エンターテイメント」は安心安全の上にあるものですから、衣食住が整っていないと始まらないと。

で、今回の新型コロナウイルスの感染拡大で、仕事を失った人、もしくはこれから失う人っていうのは少なくないはずで、その人にエンタメを届けるのであれば、やっぱりその人の仕事をつくってあげるべきで。

一応、僕はエンタメ業界のトップランナーですから、自分のエンタメを作るのはもちろんのこと、それを受け止めるための下地作り、つまり、雇用を作ろうと思っております。

今自分のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、44,000人のメンバー(2020年6月現在は6万人超)がいるわけですけれども、

それだけいれば、働き口の重要と供給のマッチングは、そこまで難易度は高くないんです。

昨日から早速準備を始めて、今日、この後オンラインサロン内で詳細を発表します。

取り急ぎ、ここから1カ月以内に100名以上の雇用を作ります。

あと余談ですけれども、デリバリーとテイクアウトのサービスをしているサロンメンバーさんの飲食店が一目でわかる地図を作りました。

ポチッとしたら、今いる場所からサロンメンバーさんの店がバババーって立ち上がって、その店がデリバリーやってるかテイクアウトやってるか、それともやってない店なのかっていうのが一目でわかる地図をつくりました。

これは『レターポット』というサービス内で作っておりますので、よかったら覗いてみてください。

サロンメンバーさんのお店の売り上げの後押しになるといいかなぁと思って、こんなことをやってます。

改めて青臭い話ではありますが、年齢や性別、環境に関係なく、夢や希望を持つことが許される世界にしたいなって本気で思っています。

結果を出すのはそれなりに得意なので、頑張りたいと思います。

というわけで、
「キンコン西野が子供全員に映画をプレゼントする理由」
というテーマでお話させていただきました。

それでは、素敵な1日をお過ごしください。西野亮廣でした。


※オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルのコラムを毎朝投稿しています。
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