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まるで面白くない『根性』とか『意地』の話【キンコン西野】

このnoteは2022年3月3日のvoicyの音源、『えんとつ町新聞』の内容をもとに作成したものです。

今日は、「まるで面白くない『根性』とか『意地』の話」というテーマでお話ししたいと思います。


本題に入る前にお知らせをさせてください。


お知らせ!新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』オンライン配信参加者「2300名」突破


今年1月に新橋演舞場でおこなった新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』のオンライン配信の参加者が「2300名」を突破しました。

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本当にありがとうございます。

出演は、市川海老蔵、そして、市川ぼたん、市川勸玄のダブルキャストとなっております。

もともと「記録用」に撮っていた映像なのですが、千秋楽がコロナで中止になったことを受けて、「一人でも多くの人に届けよう」ということで話がまとまり、こうしてお届けできることになりました。

チケットは、ぼたんちゃんの出演回と勸玄君の出演回のチケットがそれぞれ3500円。

両方の公演をセットで見ることができるチケットが5000円となっております。

アーカイブは4月5日まで残ります。

オンライン配信チケットをお求めの方は『プペル歌舞伎 配信』で検索してみてください。

よろしくお願いします。

お知らせ!『毎週キングコングin日本武道館』オンライン配信参加者12000名突破


そして、もう一点。

一昨日、日本武道館でおこなった『毎週キングコングin日本武道館』のオンライン配信がスタートしました。

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こちらのアーカイブは3月15日まで残ります。

そして、こちらの『毎週キングコングin日本武道館』のオンライン配信の参加者が現時点で、なんと「12000名」を突破しました。
 
本当にありがとうございます。
 
こちらは5カメか6カメ&クレーンカメラで、ゴッリゴリに配信用に撮影したもので、僕も昨日、見させてもらったんですが、もうね…ものすごいことになってます。
 
僕はステージの上からの景色しか知らなくて、見落としている部分もたくさんあったのですが、なんと言っても最初ですよ。
 
今回のライブでは、オープニングの演出&満員の武道館に感極まった梶原さんが号泣しているんですけど、僕、徐々に涙が湧いてきたものだと思っていたんです。
 
実際、現場で、梶原君が泣いていることに気がついたのは、登場して少し経ってからだったので。
 
でも違うんです。
 
二人の登場はステージ下から、せり上がってくるんですけど、「キングコング西野」と「号泣してるオッサン」が上がってくるんです。
 
梶原さんったら、客席を見て泣いたんじゃないんです。
すでに泣いてたんです。
 
僕、これを今回の映像で観て、声出して笑っちゃったんですけども、そこも見どころです。
 
カメラさんが、ちゃんと梶原さんの顔のアップを撮ってくださってました。

いやぁ、この配信は超オススメです。
 
お求めの方は『キングコング武道館 配信』で検索してみてください。
 
「ローチケ」さんの方で販売しております。
 
アーカイブは3月15日の18時まで残ります。

よろしくお願いします。

「有限実行」とか、そんなスマートなものじゃない


そんなこんなで本題です。

今日は、「まるで面白くない『根性』とか『意地』の話」というテーマでお話ししたいと思います。

武道館公演の翌日に、サロンメンバーさんから、「こんな動画を見つけました」と言って送られてきたYouTubeの動画があるんですけども、今日はそちらの動画についてお話ししたいと思います。

まず一つ目の動画は今から5年前のもの。

当時、僕がやっていた『西野亮廣独演会』という一人のトークライブの打ち上げの様子をスタッフの山口トンボがカメラをまわしていたんですけども、そこで「5年後も10年後もお笑いライブをするにはどうすればいいのか?」という話を酔っ払いながらしてるんですね。

実は、その日に、「しばらく独演会を辞めて、これから外に出ていって、お笑いファン以外にアプローチをしていって、そこでファンになってもらって、その人達を引き連れて、40才の時に日本武道館でお笑いライブをする」という話をスタッフにしたんです。

動画は、その話をした後の様子ですね。

何の為に絵本を描いて、
何の為に映画を作って、
何の為にビジネス書を書くのか?

「世間は表しか切り取らないから、『なんで芸人がビジネスを語っとんねん』と言うだろうけど、武道館ライブをコンスタントにするには、劇場に足を運ぶお笑いファンのパイが小さすぎる。

まずは、そこを大きくしないと始まらない」というのが僕の言い分です。

今、あらためて、その動画を見返してみると、「有言実行」という言葉が当てはまりそうで、なんかちょっとカッコイイ気もするのですが、実際のところは、そんなスマートなものではなくて、そこにあるのは「意地」です。

「意地」のみ。

もうね、本当にメチャクチャ言われるんです。

「お笑い芸人なら、お笑いやれや」的な。

それに対しては、口にはしないですが、「誰よりも大きい規模でやってやるから、今に見とけよ」という気持ちがずっとありました。

手売りを続けたのは、「意地」があったから


この話の流れで、2本目の動画の話もしたいのですが……2本目の動画は吉本のチャンネルで当時のマネージャーがアップしていた8年前の動画なんですけど、記録的な大雪の中、『西野亮廣独演会』のチケットを手売りしているところです。

とにかく興味を持ってもらいたくて、知ってもらいたくて、何かキッカケを作りたくて、2000枚のチケットを手売りしてたんです。

これも、また、ずいぶんネタにされました。

テレビでも散々。

「西野が変なことをしてる(笑)」と。

ツイッターで毎日、僕の出没場所と出没時間を出して、手売りチケットを買ってくださる方を募集して、返信があったら、その方とDMでやりとりして、待ち合わせ場所と時間を決めて、会いに行ってたんです。

嫌がらせもメチャクチャありました。

「待ち合わせ場所に行ったら誰もいなかった」みたいな。

まわりの人達からは笑われるし、叩かれるし、チケットの手売りはドタキャンされるし……みじめで仕方なかったですが、それでも続けていたのは、「意地」です。

「誰よりも大きな規模でお笑いをするんだ」という意地。

惨めを千回、一万回繰り返さないと、何も始まらない


以前の放送で、「本当に役に立つ話」と「ウケる話」は違う…という話をさせていただいたのですが、「ウケる話」って、いつも、「ローコスト、ハイリターン」のものばかりで、今、お話ししたような「意地」の話とかって全然ウケないんですね。

皆、とにかく、努力したくないし、皆、とにかく、惨めな思いをしたくないんです。

僕はまだまだ挑戦半ばで、まだ何も大きなことは成し遂げられていませんが、ただ、8年前、5年前よりかは、少しだけ前に進んでいます。

そこにあったのはいつも、「意地」とか「ドブ板営業」とか「同じことを何千回、何万回繰り返す」といった面白くない話で、そこに「情報」が掛け合わさった時に、少しだけ前に進みました。

「情報」というのは、クラウドファンディングに対する正しい理解とか、ブロックチェーンに対する正しい理解とか、そういったことです。

世の中に「無駄な努力」というものがあるとするならば、大衆ウケする「ローコスト&ハイリターン」のスマートな打ち手を延々とやることで、そこには本当に何もないんですね。

そんなことをやって、扉が開いた試しなんて、少なくとも僕の人生では一度もありません。

昨日、ちょっと話題になったのですが、新R25の動画で、とあるアイドルの方が「1時間手売りをしたけど、チケットが1枚しか売れなかった」という理由で、アイドル業を断念されていたのですが、もしかすると何か期待しすぎちゃっているのかもしれないですね。

そんな惨めを千回、一万回繰り返さないと、何も始まらないです。

梶原君が武道館のステージで泣いていたのですが、あれなんてまさに、積み重ねた惨めめいた体験がなければ、あそこで涙なんて流れません。

そのことは知っておいていただきたいなぁといつも思います。


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