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キンコン西野の有料YouTubeチャンネル会員が1万人突破

このnoteは2020年10月1日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:せとちゃん まーちゃん べぇくん かりりん だーくん みきくん応援隊員のたけうちしょうご さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

今日は、
「キンコン西野の有料YouTubeチャンネル会員が1万人突破」
というテーマでお話しします。


近況報告を2つ。

現在、映画『えんとつ町のプペル』のアフレコを順々に進めているのですが、昨日の収録も本当に最高でした。

昨日は主人公の少年ルビッチ君のお母さんの収録だったのですが、映画『えんとつ町のプペル』は母親の成長の物語でもあるんです。


物語の終盤で、母親が覚悟を決めるシーンがあるのですが、その時の声優さんの仕事が本当に最高で……役に入っちゃって、もう本当に泣いちゃっているんですね。

で、ブースの外にいる僕らも、つられて泣いちゃって、でも、いい声が録れたからガッツポーズもして……大忙しです。

アフレコは、まだまだ続きますが、とにかく、本当に最高のものが出来上がってきているので、映画『えんとつ町のプペル』は大いにご期待ください。

そして、もう一つ近況報告です。

昨日、YouTubeチャンネルの方にアップされたオリラジ藤森君の「ラップで『えんとつ町のプペル』を紹介してみた」は、ご覧いただけましたでしょうか?
まだの方は是非観ていただきたいのですが、藤森君の仕事が、もう本当に最高なんです。

ギャグの域を通り越して、完全にイイ曲で、酔っ払っている時に聴いたら泣いちゃうレベルです(笑)


昔から、たけしサンとか、とんねるずサンとか、それこそダウンタウンさんも、カッコイイ歌を歌っておられましたが、オリラジは「全力でカッコイイをやりきる」をボケの1つに昇華させた感じありますよね。

いろんなエンタメがあっていいと思うし、最高ですね。
今回も勉強させていただきました。

 

そんなこんなで今日の本題です。


タイトルにもありますとおり、僕のYouTubeの有料チャンネルの会員が1万人を突破しました。

本当にありがとうございます。

▼入会はこちら

こちらは、月額590円の有料チャンネルで、僕が呑み友達を自宅に招いて、ひたすら呑んでいるところを撮影した『スナック西野』という番組がコンテンツとなっております。

こちらのチャンネルの売上は、ゲストの方とスタッフさんにギャランティーをお支払して、残りは全額エンタメに投資するか、被災地や貧困国の支援活動に回します。

今は多分、映画『えんとつ町のプペル』の宣伝費に回されると思います。

これって、面白いですよね。

飲み会動画なので、「あの時のあれは、こういうカラクリがあったんだよ」とか「次、こんなことしようよ」といった調子で、仕事の裏話を喋っていて、つまるところ「メイキング」なのですが……この「メイキングの売上」が、メインコンテンツの制作費および広告費に使われている。

 
これまでのように、「メインコンテンツのおまけ」として「メイキング」があるわけではなくて、「メイキング」が活動の基盤を支えている。
 
オンラインサロンなんて、まさに。

 
以前、「今後、メインコンテンツは無料になっていく」という話をさせていただいたのですが、その流れはまず間違いなくやってくるので、とくに表現活動をされている方はスタンバイしておいた方が良さそうです。

 
昨日アップされた藤森君のラップも、一昨日アップされたプペルのダンスバージョンのMVも、オンラインサロンの売上から予算が出ていて、そして、驚いたことに予算を回収するつもりが一ミリもない。

3000万円ぐらいかけて作った映像を全編無料で公開しているんですね。
 

ただ、そんな中、今でも、「MVをYouTubeにアップするのは一番まで。全部見たければ、CDを買ってください」という打ち出し方をするアーティストさんが結構いるわけで……それって、ソーセージが無料で配られている隣で、ソーセージの試食販売しているようなもので、どう考えたって分が悪い。

「食べてみて、美味しかったら買ってください」も何も、買わなくても隣で貰えちゃう。

で、今日は何が言いたいかと言うと、こういう流れになってくると、アーティストの資質を見るときに、そのチェック項目の中に「メイキングが売れるアーティストか否か?」が入ってくると思います。


つまり、「歌が上手い」とか「絵が上手い」とか「ダンスが上手い」とか「演技が上手い」と同じ並びで、「メイキングが面白い」が入ってくる。能力の一つとしてカウントされるだろうなぁと。


で、この「メイキングの面白さって何なんだ?」という問いがあると思うのですが、答えを言っちゃうと、「物語の起伏」なんです。

そこには、もちろん成功も必要なのですが、失敗も絶対に必要なんですね。

ここがポイントで、成功すればするほど失敗した時のダメージが大きくなるので、成功すればするほど、皆、守りに入っちゃう。

しかし、それだとメイキングが面白くならない。
もっというと、その性格の人には面白いメイキングを作れない。


「これができるかできないか?』という部分が、これから明暗を大きく分けると思います。


これまでいろんな人、見てきましたが、ほとんどの人は、これができません。

 
タレントの場合だと、分かりやすく、レギュラー番組でスケジュールを埋めたがる。

気持ちはすっごい分かりますが、安定しちゃダメなんです。
安定してしまったら、メイキングが売れないんで、その結果、メインコンテンツを有料にし続けなきゃいけない。


個人的には、この波を誰が乗りこなすのかなぁと思ってニヤニヤ見ています。


今日は【キンコン西野の有料YouTubeチャンネル会員が1万人突破】について、お話しさせていただきました。

それでは、素敵な1日をお過ごしください。西野亮廣でした。


※オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
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