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韓国エンタメが塗り替えた世界地図【キンコン西野】

このnoteは2021年8月28日のvoicyの音源、『えんとつ町新聞』の内容をもとに作成したものです。

今日は、最近見つけた「海外の【吹き替え文化】と【字幕文化】の変化」について、お話ししたいと思います。

本題に入る前にお知らせをさせてください。

お知らせ!スナック西野、本日は竹之内さん

月に2度、僕のお友達を僕のお家にお招きして、お酒を呑みながら、「現在進行形で取り組んでいるお仕事」についてネホリハホリ聞いていく『スナック西野』という月額590円のYouTubeの有料チャンネルがあるんですけど、先々のゲストのラインナップをお伝えすると、まず本日のゲストは、元りらくる創業者の竹之内教博(たけのうちゆきひろ)さんです。

そして、その次が手越祐也さん。
 
そして、その次が、「00:00 Studio」や「elu」というサービスを展開されている(株)アル代表の「けんすうサン」です。
 
とにもかくにも、登場人物全員バッキバキの人達ばかりで、お酒を呑みながら、あれやこれやと喋っております。
 
全ての回でクリーンヒットを打っておりますので、是非、ご覧ください。
 
興味がある方は僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の画面下にあります「メンバーになる」をクリックしてみてください。
 
よろしくお願いします。


お知らせ!学校イベント第2弾、発売日決定

そして、もう一つ。

11月8日に日本武道館で開催する学校イベント『サーカス ~世界で一番楽しい学校~』の第2弾チケットの発売日が決定しました。

第2弾で発売されるのは「かなり観やすい席」と「SS席」と「S席」の3タイプでございます。

チケット発売は8月30日12時からのスタートです。

『サーカス ~世界で一番楽しい学校~』は、各業界のトップランナーが先生となって、一人あたり持ち時間20分で、とびっきり面白くて、学びのある授業をするイベントなのですが、ちなみに言っておくと、私、西野の授業はすでに仕上がっております。

学生から主婦から経営者まで、全員を唸らせる自信があります(笑)

そして、本人の性格を僕はよく知っているので、これも間違いないですが、オリラジの中田先生も、バッキバキに仕上げてくると思います(笑)

出演は、私、キングコング西野と、オリエンタルラジオの中田君。

そして、OWNDAYS代表の田中さん、ROLANDさん、そして、堀江貴文さん…となっております。

たぶん、堀江さんがトップバッターになると思います。

もう、どう考えたって面白いイベントになるので、この機会をお見逃しなく。

チケットの詳細等は『OWNDAYS サーカス』で検索してみてください。

よろしくお願いします。

「吹き替え版」と「字幕版」の求められ方

そんなこんなで本題でございます。

まったく興味がない人からするとそんな違いは分からないと思うのですが、キングコング西野の活動をチョコチョコとチラ見している人からすると、なんか、去年の年末頃に比べて、最近の西野って大人しい感じがするじゃないですか?

これは、何も、活動が落ち着いたわけでも何でもなくて、今はもう「次回作の制作期間に入っている」ということと、実は『映画 えんとつ町のプペル』の海外展開をコツコツ続けてるんです。

まだ出せない情報が色々とあるのですが、本当に、いろんな国からお話をいただいていて、一つずつ丁寧に話をまとめているところです。

で、こんな話を聞く機会ってあんまりないと思うんですけど、せっかくなので、お伝えすると、国によって、厳密に言うと、その国の配給会社さんの判断によって、「字幕版」と「吹き替え版」がそれぞれ上映されるんです。


「字幕で観たい」という国もあるんです。

要するに「日本語の音を聴きたい」という。


でも、これ、なんとなく分かりますよね?

韓国映画とか、韓国ドラマとかって、韓国語を聴きたくないですか?

あの韓国語の独特のトーンにキュンとくる感じってあるじゃないですか?

その一方で、やっぱりアニメーションなので、『吹き替え版』は王道で、こちらも求められるんですね。

英語版『映画 えんとつ町のプペル』完成!

そんなこんなで『英語吹き替え版』の『映画 えんとつ町のプペル』が完成しまして、昨日、もう本当にコアスタッフだけの試写がありました。

映画の企画立ち上げの頃からずっと一緒に走ってくれたジェフさんが、このコロナ禍で、本当に身動きがとりにくい中、いろいろ動いてくださって、ようやく完成したんですが、本当に、本当に最高でした!

これ、ここでどれだけ良さを熱弁しても、絶対に伝わらないのは分かっているんですけど、ルビッチは可愛いし、プペルはスットンキョウだし、スコップはうるせーし、作り直した音楽は最高だし、もうメチャクチャエンターテイメントでした。

もちろん、口の動きを合わせなきゃいけないので、直訳じゃないんですよ。

スコップというキャラクターが逃げ際に吐く「以上、スコップでした!」という台詞は、「グッナイ、ChimneyTown!」になっていたりするのですが、そこの、バランスも最高だったんです。

あまりにも最高だったので、すぐに「これ、特別上映で、日本でもやってください」とスタッフさんにお願いしちゃいました。

日本の皆さんにも、英語版を見せたいんです。

韓国が世界のエンタメに与えた影響

そんなこんなで、字幕版と吹き替え版の両方を用意して、世界を転々としているわけですが、この前、ちょっと面白い話を聞いたんです。

ラスベガスに行っていた時に、現地の学生と随分と話し込んだのですが、自分が今、こんな作業をやってるもんだから、「字幕版と吹き替え版、どっちで観たい?」と質問したんです。

その場にいた学生のお母さんは、「そんなの絶対に吹き替え版よ!」と言っていて、僕も、アメリカの人が字幕を観るイメージがなかったので、そうだろうなぁと思ったんです。

だけど、学生さんの答えは違って、韓国エンタメがビルボードや、それこそアカデミー賞も席巻するようになってから、字幕に慣れちゃって、日本人の役者の台詞とかが、英語吹き替えになってるのが気持ち悪くて仕方ないんですって。

もちろん、これは全員の総意じゃないですよ。

その子、個人の感想です。

だけど、言われてみたら、そうで、『パラサイト~半地下の家族~』は韓国語でアカデミー賞をとってるんですよね。

たぶん今、NetflixとAmazonプライムと、韓国が、世界のエンタメの地図を若干変えてるんですよね。

前までダメだったものがイケたり、前までイケてたものがダメになってたり。

もし、このラジオをお聴きの方の中に、「今後、海外に仕掛けようかしら?」と思っている人がいるのであれば、ここの変化は、ちゃんと押さえておいた方がいいなぁと思いました。

英訳は不要、日本語で伝わる可能性も

そんな中、話が行って来いして申し訳ないですが、「すごいなぁ」と思ったのが、映画の主題歌なんですども…

まず、大前提として、今回はですね、「吹き替え版を作る」という名目のもと、アメリカで活躍されているキャストとスタッフが集まり、「ここは、ああだ」「あそこは、どうだ」と皆で議論する中、問題は、エンディング主題歌のロザリーナですよ!

あそこなんて、現地の歌い手さんに歌ってもらって、英語に直した方が受け入れてもらえそうじゃないですか?

それが全然違うんです。

ロサンゼルスとニューヨークのスタッフ&キャスト満場一致で、「あそこは、日本語のままで、彼女が歌うのがイイ!」と言ったんです。

「歌詞の英訳? そんなの要らない!あのままで十分伝わる!」と言うんです。

僕は「英訳ぐらい載せた方がいいんじゃないの?」と思っていたのですが、それは間違いだったということで、もちろん、この感覚もキチンと知っておかなくちゃいけないと思ったと同時に、なんか「あのままがイイ」と言われたことがすっごく嬉しかったので、今日は、その気持ちを正直にお伝えしました。

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!

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