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今の日本で新しいことをするのは、ほぼ無理ゲー【キンコン西野】

このnoteは2022年1月31日のvoicyの音源、『えんとつ町新聞』の内容をもとに作成したものです。

今日は『今の日本で新しいことをするのは、ほぼ無理ゲー』というテーマでお話ししたいと思います。

本題に入る前にお知らせをさせてください。

お知らせ!今回が最初で最後!『毎週キングコングin日本武道館』


2月28日に日本武道館で我々キングコングの単独トークライブ『毎週キングコングin日本武道館』がございます。

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いつもYouTubeでやっている「毎週キングコング」を、ライブでやっちゃおうというもので、最初から最後までキングコングしか出てこない極めてシンプルなイベントです。
チケットをお求めの方は、ローチケで、「キングコング」と検索してください。

https://l-tike.com/play/mevent/?mid=621218

キングコングが武道館でライブをするのは今回が最初で最後なので、この機会に、是非、ゲットしてみてください。

よろしくお願いします。

お知らせ!本日『えんとつ町のプペル』グランドシネマサンシャイン池袋で特別上映


本日ですね。

東京・池袋にある『グランドシネマサンシャイン』という映画館で、19時から『映画 えんとつ町のプペル(DTS:X版)』を特別上映することになりました。

「DTS:X」というのは、「音響革命」と呼ばれていますが、もう、ものすご〜い音環境でお届けされる映画です。

音が横から後ろから上から下から飛んできて、「映画を観る」というよりも、「映画の中に入っている」という体験ができる感じです。

そして、わたくしキングコング西野亮廣のトークショーがございます。
30分くらいですね。

『映画 えんとつ町のプペル』のエピソード0と、現在執筆中の『映画 えんとつ町のプペル2』に関して、ちょっとお話しようかなと。

これを聞いたうえで、えんとつ町のプペルを見ると、また味わいが違ってくるんじゃないかと思って、そんな話をしようと思ってます。

チケットは、『グランドシネマサンシャイン池袋』でゲットしてみてください。

もうないかもしれませんが、頑張って取ってみてください!

よろしくお願いします。

日本人の底意地の悪さを踏まえて設計する


そんなこんなで本題です。

今日は、『今の日本で新しいことをするのは、ほぼ無理ゲー!』というテーマでお話ししたいと思います。

タイトルから分かるとおり、あまり楽しい話じゃないですが、「ほぼ」という言葉を使っているので「無理ではない」ということです。


去年、たしか大阪大学の社会経済学研究所が、色々な実験をした結果、「日本人って、すっごい意地悪」という面白い結果を出したんですよね。

アメリカ人や中国人と比較して、とにかく日本人は他人の足を引っ張る行動が多いのだそうです。

真偽のほどは、大阪大学さんまでお願いします。

僕は全ての国を渡り歩いてきたわけじゃないので、あまり勝手なことは語れませんが、たしかに日本では、新しい技術やビジネスが「理解する気がない人達」に潰されている場面をよく見かけます。

かくいう僕も、その憂き目にあったことは数知れず…です。

ただ、「日本人の底意地の悪さ」というか、「嫉妬深さ」みたいなところは、まぁ、今に始まった話じゃないと思うので、日本で活動する以上は、その日本国民の性格を踏まえて設計していかなきゃいけないと思います。

ただ、ただ、コロナで(コロナによるストレス)で加速した感はありますよね。

頑張って成功しても「抜け駆けをした」みたいな扱われ方をする。
まぁ、あまり健全じゃないですよね。


そんな中、僕は「こんな方法がありますよ」というのが好きだったりします。

「皆で手を繋いで一緒にゴールをする」という、ゆとり教育的なノリが好きなんです。

なので、「こんな方法がありますよ」と説明しながら、一度自分がやってみせるんです。

そこで結果を見せて、「なるほど。そうやればいいのね」と思ってもらって、そうして皆で前に進む。

それが好きなんですけども、それすら日本人は許さないんですね。

歌舞伎プペルの時にSS席を3万円で出したら、「高い〜!」と叩き始める人がいたんです。

もちろん、3万円の席を用意できたおかげで、3000円の席を用意することができて、来場のハードルをグッと下げることができたのですが…それを知ってか知らずか、叩いてしまう。

それを叩いてしまうと、当然、他の表現者はその打ち手をとれなくなるんですね。

つまり、「3万円の席は無くしましょう。そのかわり、採算を取るために、全体的に座席の値段を上げましょう」となって、まぁ、子供が来れないような空間が出来上がる。

本当に、誰も得をしないんですね。

誰も得しない何も生まれない土壌で挑戦するには


ただ、僕は、自分のお客さんのことが大切なので、今後も、イベント等の料金設定に関しては、真剣に向き合っていこうと思うのですが、これって正直、自分のイベントだけでやっていればいいだけの話で、この考え方を広めるメリットが僕には無いんですね。

「こういうことをすれば、救える人がいますよ」と言えば言うほど、攻撃の対象になるのであれば、「だったら、お好きにやってください」となる。

ぶっちゃけ、僕、コロナ前までは「こうすれば、こんな結果が出ますよ」ということを、表にも積極的にシェアしてたんです。

でも、そこでポジティブな結果が出た打ち手をシェアしてしまうと、「ムキー!」となる日本人が本当に多いので、もう、ここ1〜2年はオンラインサロンでしか手の内を明かしてないんです。

たぶん、一般の方に限らず、芸能関係の人も、「西野の収入源って、オンラインサロンでしょ?」と思っている人がほとんどだと思います。

2年くらい前で止まっているんです。

今は「オンラインサロンも」が正しいです。

こういうと「じゃあ、何で収益を生んでいるの?」みたいな質問が飛んでくるんですけど、ここで僕が「これをこれぐらいの熱量でやれば、これぐらいの売り上げが出ました」といった感じで『生き残り方』をシェアすると、「ムキー!」となる日本人がたくさん出てくるんです。

だから、もうサロンの外では言わないです。


ただ、この話は前もしましたが、僕の第一希望じゃないんですね。

僕の第一希望は、「東に行ったけど、何もなかったよ。南にいったら水が沸いてたよ」という情報をシェアして、皆で一緒に前に進む世界です。

今、思うのは、コロナが明けたところで、日本には、もうその世界はやってこないんじゃ無いかなぁということです。

基本的に、「生き延びる情報をシェアしてくれる人」って、成果を出している人じゃないですか?

今の日本は、国全体が老いてしまって、諦めムードに入って、成果を出した人を叩く風潮になっていて、「成果を出している人を上手に叩く人」が賞賛される世界に入っていて、とてもじゃないですが、何かが生まれる土壌になっていない。

今、20代で、何かしでかしたい人は、「海外に出る」か、「挑戦や情報を歓迎するコミュニティーに属す」の2択しかないのかなぁと思います。

シビアな話ですが、これが僕らの住む国の現状です。

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!

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