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走っても走っても終わらない。 byキンコン西野

このnoteは2021年3月30日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:からあげが好き マガミフジオ さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。


本題に入る前にお知らせをさせてください。

4月19日の20時30分から開催するオンライン講演会『【教えて西野先生!】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話』の受講者数が【3500名】を突破しました。

なんかサクっと言ってますが、「3500名」って凄い人数ですよね。
本当にありがとうございます。

最近、「貧困」のニュースが目立つようになりました。

もちろんコロナの影響がメチャクチャ大きいのは間違いないのですが、実はコロナ前から日本はどんどん貧しくなっていて…にも関わらず「お金の勉強」はしないじゃないですか。

お金で首がまわらなくなってから、国に「なんとかしろ〜!」と言うことはあっても、「お金で首がまわらなくなる前にキチンと勉強しよう」という流れにはなかなかならない。
むしろ、「お金の勉強をしよう」と言う人を「銭ゲバ」と揶揄する流れすらある。

もちろん、国には国民を守る務めがありますが、そこにおんぶに抱っこで生きていける時代じゃないので、自分の身や、自分の家族は自分で守れるだけの知識は持っておいた方がいいと思うんですね。

なので、今回はお金に関する超超超基礎知識について、お話ししたいと思います。

参加ご希望の方は『CHIMNEY TOWN BASE』で検索してみてください。

(※こちら↓)

そして、お知らせをもう一つ。

今年5月に出る僕の絵本最新作『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』のご予約がAmazonさん楽天さん等で始まっております。

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同時に、『キンコン西野のサイン本屋さん』というオンラインショップでは、サイン本のご予約も承っておりますので、サイン本をお求めの方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。

宜しくお願いします。

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そんなこんなで今日の本題なのですが、いつも堅苦しい話ばかりなので、今日は本当になんでもない話をしたいと思います。

僕の今の気持ちを吐き出すだけの、本当に結論のないハズレ回なので、朝の準備をしながら、BGM程度にテキトーに聴き流していただけると嬉しいです。

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昨日、久しぶりに『映画 えんとつ町のプペル』を観に行ったんです。
最近、本当に忙しかったので、たぶん1ヶ月ぶりぐらい。

……ていうか、1ヶ月ぶりに映画館に行って、まだ『えんとつ町のプペル』が上映されていることに感謝ですよね。

映画って、上映期間が決まっているわけじゃないんです。
劇場さんが「まだやろう!」と判断してくださったら、続くんです。

とはいえ、「上映期間はなんとなくこれぐらいだよね」というのが公開前には伝えられていて、プペルは当初「1ヶ月ぐらい」という話でした。
「1ヶ月上映してみて、まだお客さんが来てくださっていたら、ちょっと上映期間を延長することもあるかも……」ぐらいの感じです。

2020年の12月25日に公開されたので、今年の1月末が「上映終了」の目処だったんです。

ところが、本当にありがたいことに、公開から1ヶ月が経っても、二ヶ月が経っても、お客さんが劇場に足を運んでくださって、三ヶ月が経っても観に来てくださる方がいて……いくつかの劇場は、三ヶ月が経った今も上映してくださっています。

昨日は渋谷のど真ん中にある『渋谷HUMAXシネマ』さんに行ったんですが、劇場の入口でプペルのポスターを見たときに、そのポスターがちょっとくたびれてて、「ここで三ヶ月間、雨の日も風の日も毎日流してくださっていたんだなぁ」と思ったら、なんか僕、泣きそうになっちゃって(笑)

「自分が映画を作るまでは思わなかったけど、自分が映画を作ってからは毎回思うこと」があって、それというのは…「作り手がどれだけ一生懸命作っても、映画館が無かったら、映画は届けられない」ということです。

コロナで大変な中、映画館を守り続けてくださったことに感謝だし、そして、ポスターがくたびれるまで『えんとつ町のプペル』を流してくださったことに感謝です。

『渋谷HUMAXシネマ』さんは中に入ると、手作りのプペルコーナーがあるんですけど、昨日はそのイチイチが愛おしくてたまりませんでした。

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で、この気持ちはキチンと伝えようと思って、劇場のスタッフさんに「こんなに長い間、プペルを流してくださって本当にありがとうございます」と御礼を伝えたところ、「来週もやりますよ〜」と笑顔で返ってきて、「なんか、僕にできることがないかなぁ」と思って、微力ながら、こうして劇場さんの宣伝をさせていただいております。

『渋谷HUMAXシネマ』さんでは、4月8日まで上映されているそうなので、「まだ観ていない」という方や、「最後にもう一度、観ておきたい」という方は、是非、足をお運びください。

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そして、全国でも、上映してくださっている劇場さんがまだまだありますので、一度、近くの劇場のスケジュールをご確認ください。

そして…

インスタグラムの方に写真をアップさせていただきましたが、先日、メガネブランド「OWNDAYS」さんと、台湾の人気youtuber三原ジャパンさん協力のもと、台湾での『映画 えんとつ町のプペル』の先行上映会ありました。

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会場に行けない僕のかわりに、三原ジャパンさんが会場を盛り上げてくださって、本当に感謝です。

台湾の公開は4月1日からで、今夜もイベントがあり、僕は自宅から配信で参加させていただきます。

このラ記事を読んでくださっている方の中に、台湾にお知り合いがいらっしゃる方がいるんですかね?
もし、いたら、「プペルやるよ〜」ということをお伝えいただけると嬉しいです。

『映画 えんとつ町のプペル』の台湾公開は4月1日からです。宜しくお願いします。

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今、『映画 えんとつ町のプペル』って、どれぐらいの方が観てくださっているんですかね。

ちょっと正確な数字は分かりませんが……
たぶん180万人ぐらいだと思います。
興行収入でいうと、25億円とか? 
ちょっと分かりません。誰か調べてください。

いずれにせよ、たくさんの方に観ていただいて、応援していただいています。

町を歩いていても、「プペル観ましたよ〜」と普通に声をかけていただけるんです。

で、ここから台湾の公開があって、韓国の公開があって…その後も、いろんな国で続いていきます。

今、思うのは、「もう後戻りできない」ということです。

「次回作は?」とたくさん聞かれるし、次回作を作ったら作ったで、またそこでは、純粋な「感想」だけではなく、「数字」で残酷に評価されてしまう勝負が始まる。

そこで負けたら終わりだし、勝ったら勝ったで、また恐怖が始まる。
ホント、厄介なところに首を突っ込んじゃったなぁと思います。

「じゃあ、その戦いから降りればいいじゃないか?」とも思うのですが、降りたら降りたで、きっと、しばらくしたら、その戦いを続けている人が羨ましく見えてくると思うんです。

僕は、表現活動の世界に20年ぐらいいるのですが、責任の所在をボカせる仕事ってあるんです。
その仕事がコケても、自分に火の粉は降ってこないような。

ところが、今、自分が選んでやっているのは、それではなくて、コケたら全部僕のせいになる仕事ばかり。

知らない景色を見たい感情は抑えられないんです。
しかし一方で、華麗に乗り切れる器用さなんて持ち合わせていないから、毎夜毎夜「あ〜、死んだ」と頭を抱えています。

挑戦の規模が大きくなると、失敗の規模も大きくなるんで、僕らは常に、全てを失うリスクを纏っています。

時々、テレビやYouTubeに人生アガった(ゴールした)感じの人が登場しますが、自分があそこに行くイメージが全く想像つかない。

もし、「俺の人生、全然、アガリにならねぇなぁ」と思っている方がいらっしゃったら、僕も同じなので、お互い頑張っていきましょう。

皆様の今日か素敵な一日になりますように。




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