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日本時間で生きることが最適解じゃない可能性【キンコン西野】

このnoteは2023年1月30日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。

 
 

「1日8時間労働」を守るためには「時差」が使える

 
これはVoicyの呪いだと思うんですけど、Voicyパーソナリティーをやっていると、「なんかイイコト」とか「なんかタメになること」とか、「学び」「気づき」めいたものを届けなきゃいけない謎のプレッシャーがあるんです。
 
「それ以外のことを届けてしまうと、聴いてもらえないんじゃないか?」みたいな気持ちは、おそらく、全パーソナリティーにあると思います。
 
でも「パーソナリティー」って、本来「個性」とか「人柄」って意味じゃないですか?
 
なので、パーソナリティーの本文は個性や人柄を出すことだと思うので、今日は、まったく何の役にも立たない「それ、西野以外どこで使うんだよ」という西野の生存戦略をお届けしたいと思います。
 
暇潰しに聴いてやってください。
 
Voicyのリスナーさんなら、薄っすらとお気づきかもしれませんが、僕、見事なワーカーホリックなんです。仕事中毒者です。
 
デビュー当時から寝る時間なんか用意してもらえなかったので、これが先天的なものなのか、後天的なものなのかは、今となってはもはや判断できませんが、とにかく四六時中、仕事をしているか、仕事のことを考えています。
 
呑んでる時も、ひたすら仕事の話しかしないし、仕事の話にしか興味ないので、僕が芸能人のパーティーめいたものに参加しないのはそれが理由か、シンプルに誘われてないかのどちらかです。
 
そんな僕にとって、一番の敵は何かというと「労働基準法」です。
 
今はもう本当に厳しくなっていて、大体、1日8時間しか働いちゃダメみたいになっているのですが、少なくとも、ことエンタメ業界においては、1日8時間労働では(よっぽどの天才を覗いては)何者にもなれないんですね。
 
「8時間労働」というのは、スタートラインにも立っていない。
 
とはいえ、決まりは決まりですから、会社としてはキチンと守りますが、僕個人としては守るつもりは一切無いんです。
 
まぁ、最低でも1日17〜8時間ぐらいは稼働しないと話にならない。
 
といっても、仕事って、大きくなればなるほどチームプレイになってくるので、僕一人でできるもんじゃないじゃないですか?
 
もちろん僕一人で進められる仕事もありますよ。
それこそ、脚本執筆とか。
だけど、脚本だけでは作品は完成しないわけで、他の部署と組んでいかなきゃいけない。
 
でも、「1日8時間」は守らなきゃいけない。
 
そんな時に、すっごく良いのが「時差」です。
 
 

ライフスタイルに合わせた「時間」を探った方がイイ

 
僕らの会社って今「CHIMNEY TOWN」と「CHIMNEY COFFEE」と「CHIMNEY TOWN USA」の3つがあるんですけど、このうちエンタメを作っているのが、「CHIMNEY TOWN」と「CHIMNEY TOWN USA」です。 
 
「CHIMNEY TOWN USA」はその名のとおり、アメリカ・ニューヨークにある会社で、プペルのミュージカルを作っていたり、今度、宮迫さんとやる舞台『テイラーバートン』も、この会社がやっています。 
 
ちなみに、いつもお世話になっているデザイナーさんはスペインにいるんです。
 
あと、今、こっそりショートアニメーションを作っているんですけども、その会社はカリフォルニアにあるんですね。
 
 
これによって、西野のスケジュールがどうなるかというと、大体、朝から夕方までは日本で日本の方と仕事をします。
 
そこから一人で仕事を整理して、20時ぐらいになると、デザインまわりのゴールデンタイムが始まります。
 
日本の20時はスペインだと、昼12時です。
 
デザイナーさんがバッキバキに働いている時間ですから、20時スタートでも気を使うこともない。
 
そのあと、2時ぐらいになると、今度は『CHIMNEY TOWN USA』とのゴールデンタイムが始まります。
 
日本の2時はニューヨークの昼の12時なので。
場合によっちゃ、そこから朝までブッ通しでやれる。
 
ちなみに、日本の5時が、カリフォルニアの昼の12時なので、ショートアニメーションの打ち合わせはその時間帯に入れられる。
 
みたいな感じで、クリエイティブスタッフが世界中に転々としていると、起きている国を選らんでコミュニケーションを取り続ければ、基本的には1日24時間働くことができます。
 
…そろそろ皆さんの気持ちを代弁させてもらっていいですか?
 
どこで使うねん、この技。
 
なんや、「起きている国を選らんでコミュニケーションを取り続ければ、1日24時間働くことができます」って。
 
いよいよヤバイ奴やないか。
 
 
(笑)
 
 
まぁ、でも、今回の話は極端な例ですが、今だとオンラインで仕事をしている人って少なくないじゃないですか?
 
その時、「時差」というのは本当に使えて、「日本時間で生きることが、今のお仕事の最適解かどうか?」を探ったことがある人ってあんまりいないと思うんですけど、これ、まだまだ人生は長いので、一度探った方がイイと思います。
 
僕、よくラスベガスに行くんですけど、べつにカジノをしに行っているわけではなくて、目的は、ショーを観ることと、一人で仕事をすることです。
 
僕の場合、一人で集中して仕事をするには、今のところラスベガスが一番過ごしやすくて、ラスベガスと日本って時差が17時間あるので、ラスベガスの朝8時は、日本の朝1時なんです。
 
つまり、朝起きて、「よし!仕事を頑張るぞ!」と思って頑張っている間、日本からほぼ連絡が来ないんです。
 
夕方過ぎまで、ずっと静か。
なので、メチャクチャ筆が進むんです。
 
「時差」を甘く見ている人、多いと思うのですが、自分のライフスタイルにあった時間というのがあるので、探してみるといいかもしれません。
 
 
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