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応援される人生設計 ~「N字曲線」を描け~byキンコン西野

このnoteは2019年10月18日のvoicyの内容を文字起こししたものです。
voicyの提供:高尾 俊行さん

どうもこんにちは。キングコングの西野亮廣です。
お笑い芸人をやったり、絵本作家をやったり、
国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

さあ今日はですね、
『応援される人生設計 ~「N字曲線」を描け~』というテーマで
お話したいと思います。

情報・ノウハウは売らない

さあ、まあご存知の方も結構多いとは思うのですが、
僕は『西野亮廣エンタメ研究所』っていうですね、
約3万人が在籍するオンラインサロンを運営しているんですけれども。
(注:収録時。2020年3月現在は、約4万人)

ここで僕はまずオンラインサロンをやろうと思った時に、
何を売ればいいのかなっていうことを思ったわけですね。

月額1000円だから何かしらの1000円に見合うだけのものは
返さなきゃいけないなと思った時に、
何を売ればいいのかなーって考えた時にまず決めたのは、

色んなオンラインサロンとか見ていたら
やっぱり情報とかノウハウとかを結構売っていたんですね、
サロンオーナーの方が。

こんなことしたら金持ちになりましたよ、とか。
今こんなことが流行ってますよ、みたいな。

で、それ自体は別に悪くはないし、
本当に精度の高いものであれば、
確かにあの読み応えがあるし面白いんですけれど。

実際に、僕はそんな情報とかノウハウみたいなものを伝えることに
そもそもあまり興味がない。

というのもありますし、
やっぱりこれだけね、
コピーだとか拡散のハードルが低くなったご時世に、
情報とかノウハウが売りものにならないなっていう風に判断してですね。

自分がじゃあ売っているのは結局何かっていうと、

『物語』なんですね。

サロンオーナーである僕の物語ですね。

西野はどうなっていくんだっていう。
来週の西野はどうなるんだっていう。

この物語が非常に大事だなっていう風に判断して、
まあもう僕自身をコンテンツにしてしまうっていうことでやっているんですけど。

やっぱりサロンを見ているとすごく面白いのが、
入会者と退会者が毎日出るんですね。
今日これぐらい入って、これくらい辞められました、みたいな。

そこの動きを見ているとすごく面白いが、
仕事が順調にいっている時っていうのは入会者があまり伸びないと。
入会者というか、サロンメンバーがあまり伸びないと。

つまり、入会者に対して同じくらい退会者がいるとか、そういう状態ですね。
仕事か順調にいってる時ってだいたいそうなんですよ。

で、仕事が順調にいこうが失敗しようがですね、
挑戦している時っていうのは伸びる。

つまり、来週どうなるっていうカードを切り続けておくことが、
サロンオーナーは非常に重要だなと。

少なくとも僕のサロンにおいては、
来週どうなるっていう、
西野来週どうなるのっていうカードを切り続けておくことが
非常に重要だなっていうことを思ってですね。

言ってしまったら、
これは少年漫画とか、ワンピースとかと一緒なんですね。

ルフィが最初から最後まで圧勝してたら
多分誰もワンピースなんか見ないと思うんですけど。

ルフィーが勝ったり負けたり、場合によっちゃ逃げたりですね、
そこで修業して強くなって帰って来たり、
じゃあどうなる?リベンジだ!っていうところに
視聴率が発生しているわけなので。

やっぱりサロンオーナーっていうのは常に、
来週どうなるんだっていうカードを切り続けておかなければならないと。

じゃあやっぱり見本にするのはですね、
僕は見本にしようと思ったのは
既存のオンラインサロンではなくてですね。

どっちかっていったら
ワンピースとかヒット漫画、ヒットドラマ。

君の名は。天空の城ラピュタ。

そういったみんなに支持されている
ヒット漫画、ヒットドラマ、ヒットアニメーションの
主人公の生き方から学ぼうと思ってですね。

そうするとずっと見ていくと、
これ結構言われることなんですけど、
やっぱりヒット作品にはちゃんと型があってですね、
ヒットの型というのがあって。

結構有名なんですけど、
まず僕たちが主人公を応援する時ってどうやって見るかというと、
やっぱり主人公に感情移入して物語を見ますよね。

そうするとデザインしなきゃいけないのは
主人公の感情であって、主人公の人生設計なんですね。

だいたいヒット作の主人公っていうのは、
最初あんまりうだつの上がらないところからスタートする。

で、ちょっとずつちょっとずつうまくいく。
まあ40点くらいからスタートして、
うまくいってうまくいって70点くらいになって。

このままうまくいったらいいんだけれども、
ここで強烈なライバルなのか強烈なトラブルと出くわしてしまって、
ズドーンと落ちてしまう。

40点から70点まで上がったんだけど、
0点くらいまで落ちてしまう。

で、
仲間が散り散りになる。
信じていた人に裏切られる。
みんな離れていく。

でも、こっからまだ行かなきゃいけない、
さあどうする!こっから0点から120点目指すぞ!っていう。

こういう主人公の感情っていうのは、
ヒット作の主人公の感情というのは、
こういった感じで、
40→70→0→120みたいな感じで、N字曲線を描いてるっていうことですね。

ここが非常に大事だっていうところですね。

物語を売る

で、この人生設計のN次曲線っていうのは、
応援してもらう人生設計のN字曲線というのはですね。

何もアニメに限った話ではなくて、 漫画に限った話ではなくて、
サロンオーナーに限った話ではなくて。

多分これは今後皆さんにも関係してくる話になってくると思うんですけど。

まあこのVoicyのチャンネルでもよく言ってますが、
やっぱりもうサービスとか機能で差別化を図ることは
基本的に難しくなってきているので。

全部クオリティが上がって均一化してしまったからね。

そうするとじゃあどうやって選んでもらうかっていうと、
やっぱり応援してもらえる人が選ばれるっていう。

なんか美味しいラーメンを作る人が選ばれたんだけど、
前までだったら安い電気屋さんが選ばれていたんだけど、
もう美味しいラーメンみんな作れるようになったし、
電気屋さんみんな安くなってしまったから。

そうすると、次もう選ばれる理由っていうのは『人』になってきて、
もうこれはシンプルに『応援される人』ですね。

じゃあ応援されるためにはどうしていったらいいかっていう風な
次の段階に入っている感じはしていて。

まあそれを自分の場合はサロンで体現しているんですけど、
サロンと自分の人生で。

とかく、今朝もですねオンラインサロンの方で
まあ結構死にかけの、僕にとっては結構やばめの発表をしたんですよ。

これは情報解禁前なので、
まだちょっとサロン内だけでとどめておいているんですけれど。

間もなく1か月ぐらいすれば、情報出ると思います。

まあまあやばめの挑戦を選んだんですね。

今のところ死んでるんですよ、僕。
本当に死んでて、その挑戦を選んだ時点で、
今もうゼロまで落ちたんですよ。

このことしなかったらね、
もうちょっと順調に毎日幸せに生きていけたんですけれど、
ここでやっぱゼロになることに意味があるということですね。

そのN字曲線の下がったところを作らなきゃいけない。

逆に言うとですね、
下がらないとを応援してもらえない。
つまるところ、売上が下がるって言うところですね。

ここが結構難しいとこですね。

基本的にみんな落ちたくないんで。

うまくいってたらそのままは逃げ切りたいんですけれども、
落ちないと応援してもらえないっていう
難しいところではあるんですけれども。

ここを設計していかないと
応援してもらえる人にはならないですよ
っていうことですね。

で、まあそれが嫌なのであれば、
情報とかノウハウとかをう売るんだっていうサロンオーナーは
確かにまだまだいらっしゃいますから。

ではそれもよっぽどね、精度が高くないと。

それこそ僕がもう毎日みている尾原さんのオンラインサロン(おばらさんはこの方ですかね?)とかぐらい、
尾原さんくらい面白くないとちょっと厳しいですね。


これまで情報やノウハウを売ってたサロンオーナーさんは
軒並み倒れていってるんで。

なので、こっからはやっぱ物語みたいなものを売っていかないと、
ちょっと応援してもらえないなぁって思いますね。

で、僕はサロンでいうとおすすめはですね
漫画サービスの『アル』っていうサービスがあるんですけど、
アルがやっているオンラインは面白いですね。

株式会社アルが運営してるオンラインサロンなんですけど。

アルっていう会社はスタートアップの会社で、
もうどうなるかわかんない。

「漫画で世界獲る」っていう。
「漫画のサービスで世界獲る」っていう風に旗を振っていてですね。

もう毎日七転八倒で、
もう全然順調にいってないんですよ。

もううまくいったと思ったら、またトラブルだって。
改善した!次こそは!・・ああまたダメだっていうところを追えるので、
これがなんか今っぽいなぁと思いました。

会社にファンができるっていう。

サービス内容っていうよりかは、サービス内容もそうか。

まあでも個人っていうよりかは会社にファンができてる感じがしていて、
「アルどうなんの?」みたいなのをいちいち追っかけてるんですね。

これはやっぱりアルがオンラインサロンで売っているものが
情報ではなくて、アルの物語である。

で、ここが結構今っぽいなあと思って、注目して見ています。
非常に面白いので、会社経営とか、チーム運営とかに興味がある方は、
ぜひのぞいてみてください。
おすすめです。

まとめ

というわけで、まとめでございます。

『応援される人生設計 ~「N字曲線」を描け~』というテーマで
お話させていただきましたが、

やっぱり応援してもらうためには、ポイントは、
落とさなきゃいけない。

下がるところをつくって、そこからもう一回リベンジだっていう。

その瞬間に応援者が増えるので、
応援者を増やすために一回落とさなきゃいけない
っていうところを選べるか選べないかが
すごく今後ポイントになってくるだろうなと思います。

というわけで、
本日は『応援される人生設計 ~「N字曲線」を描け~』というテーマで
お話させていただきました。

それでは素敵な一日をお過ごしください。西野亮廣でした。

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