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『旗艦店戦略』は、それなりに効く【キンコン西野】

このnoteは2024年7月18日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。


 
 

自分のお金を使って、自分の為に買い続けるんだったら、クオリティーファーストのものが欲しい

 
誰から頼まれるわけでもなく、自分がコンスタントに購入している商品ってあるじゃないですか?
 
僕の場合だと、化粧水やフェイスクリームやシャンプーやトリートメントなど。
 
これらは消耗品だから、毎回コンスタントに購入しているわけですが、どうせ自分のお金を使って、自分の為に買い続けるんだったら、広告費にお金をかけている商品じゃなくて、内容にお金をかけている商品(クオリティーファースト)のものが欲しいので、化粧水やフェイスクリームやシャンプーやトリートメントを網羅するCOMET&WHINNYというブランドを作って、そして、自分で購入して、自分で使っています。
 
「売れるためのエッセンスは一切いれなくていいから、お肌や髪のことだけを考えて作ってください」というマーケティングに中指を立てる形で開発されたCOMET&WHINNYですが、これがもうメチャクチャ良くて、実際に僕の肌や髪にプラスの影響が出ているので、友達やスタッフへのプレゼントにも迷わずCOMET&WHINNYを贈れるんです。
 
ちなみに、ブロードウェイのプロデューサーのミーガン・アンもCOMET&WHINNY愛用者なので、日本からの「おみやげ」で持っていくと、ものすごく喜ばれます。
 
※COMET&WHINNYのホームページはコチラ↓

 
 

「旗艦店」の重要性をあらためて知ることができた面白いデータ

 
それと同じノリで作られたのが、渋谷に店舗を構える『CHIMNEY COFFEE』です。
 
僕は毎日コーヒーを飲むので(つまり毎日コーヒーにお金を払っているので)、「それならば自分好みのものを作っちゃえ」的なノリでスタートさせたのがCHIMNEY COFFEEなんですけども、今日は、このCHIMNEY COFFEEにまつわる面白いデータをご紹介したいと思います。
 
Voicyでチョコチョコご案内させていただいておりますが、僕は年がら年中、講演会をやっているのですが、あれって、ウチの会社が主催・運営しているわけではなくて、別に主催者さんがいらっしゃって、言ってしまったら、僕は「ゲスト」でお呼ばれしている形です。
 
ただ、僕みたいな人間の講演会を主催してくださる神様のような方に、講演内容以外のものもお返しできたらいいなぁと思いまして、その中で「売上のお手伝いができれば」というところから、CHIMNEY COFFEEのカフェオレベース(ボトル)を主催者さん限定で7掛けぐらいで卸せるようにしているんです。実は。
 
で、昨日、ウチの地元の後輩で、CHIMNEY TOWNの元インターン生のモリゴンが(自分がコーヒーの販売のお手伝いで入った)各地の講演会のコーヒー(ボトル)の売上本数をまとめていたんですけども、ザッとこんな感じです↓
 
 
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【チムニーコーヒー講演会販売実績】
 
 
8/21 京都府京都市 72本【448名】
 
9/4 兵庫県神戸市 120本【397名】
#スナック西野で24本販売
 
9/13 島根県出雲市 89本【320名】
 
10/2 東京都千代田区 118本【330名】
#参加者交流会あり
 
10/12 静岡県三島市 84本【300名】
 
11/7 大阪府茨木市 92本【538名】
#学生136名  一般402名
 
11/25  鹿児島県鹿児島市 98本【300名】
#カフェオレベースがない状態で販売
 
3/6 愛媛県伊予市 150本【365名】
#地方は複数本購入が多いので売り上げ伸びます
#最後西野さん手売りあり
 
5/13 埼玉県大宮市 105本【310名】
#最後西野さん手売りあり
 
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地方でCHIMNEY COFFEEのカフェオレベース(ボトル)が売れる理由

 
実は。この他の講演会でも、同じようなデータがとれているのですが、東京よりも、なんとなく地方の方が売れるんです。
 
実際に購入してくださったお客さんに色々と話を聞いてみると、理由は二つあって、まず「カフェオレベース」は瓶ボトルなので、手持ちで持ち帰るには2本が限界なんです。
 
ところが車社会の地方の街だと「7本買います!」みたいなことが起きている。
 
曰く「車に積んで帰るから問題ないです」と。
 
たしかに東京の人には無い選択肢です。
 
地方の方がよく売れるもう一つの理由は、「西野さんのインスタのストーリーでよく見るから」です。
 
CHIMNEY COFFEEは渋谷に店があって、ありがたいことに、業界の方やインフルエンサーさんや、シティボーイ&ガールが通ってくださっていて、丁寧に僕にメンションを飛ばしてくださるので、それをそのままシェアしてるのですが、地方の人からすると、『君の名は。』の主人公の女の子じゃないですが、「アタシも渋谷のカフェに行きたい!」という目でそのストーリーを見ているそうです。
 
その渋谷のCHIMNEY COFFEEが今目の前にあるので、「この機会に買っとけ!」となるそう。
 
こういうお店のブランディングに一役買っている店(象徴となっている店)のことを『旗艦店』と呼びますが、CHIMNEY COFFEEは旗艦店である渋谷店よりも、地方の方がカフェオレベース(ボトル)が売れているんです。
 
渋谷店が一番売上を上げているわけじゃないんです。
 
「渋谷の店」のイメージをまとった地方の販売所の方がよく売れている。
 
旗艦店の重要性をあらためて知ることができた面白いデータでした。
 
今はECでも当たり前に商品を販売できるようになりましたので、「お店をどこに出すか?」に「ここは人通りが多いから、高い家賃を払おう」以外の理由も出てきているのは間違いなくて、「都会に憧れる」という気持ちは普遍的で、無視できない。
 
「旗艦店」というのは、あらためて大事だなぁというお話でございました。
 
※CHIMNEY COFFEEはこちら↓

 
 

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