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キンコン西野スタッフの苦労を聞いてみた!

このnoteは2019年11月28日のvoicyの内容を文字起こししたものです。
voicyの提供:あや さん

おはようございます。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

ゲストの田村P

実はこれを収録しているのは前日の夜の富良野の講演会の前、
あまりにも時間が空いてヒマなので、
ちょっとこの間を使って撮ろうじゃないか
ということで。

今朝はですね、
「キンコン西野スタッフの苦労を聞いてみた!」
というテーマでお話したいと思います。

ということで、今日はVoicy初ゲストにきていただいております。
スタッフの田村プロデューサーです。
田村有樹子でございます。

西野 スタッフの苦労なんなんですか?

田村 とにかくムチャぶりは半端ない。

西野 あはは!半端ない?

田村 うん。

西野 たしかにね。過去に個展とかも丸投げだもんね。

田村 そうだね。

西野 5月の満願寺でやったやつも丸投げだし、基本的に丸投げなんですよね。そこをなんとかしなきゃいけないし、しかもノウハウがない。満願寺で個展やったやついないし、エッフェル塔で個展やったやついないのに。

田村 そうそう。

西野 あとやっといて!ってことを言うからね。西野のスタッフやっててムカつくとこってどこなんですか?

田村 ムカつくところね〜。私、西野さんにムカついてる?

西野 キレてるイメージありますね。何に怒るんですか?

田村 西野さんに?あんまキレてないけどね。

西野 僕にはあんま怒んないか。

田村 あんま怒ってないと思うよ。

西野 何が大変なんすか?ムチャぶりされたら。

田村 「え?どうすんのこれ?」みたいな。

西野 あはは!いっぱいあるんすよね。いっぱいあって。当然、お金の問題もありますもんね。予算むっちゃかかるじゃんって。これやりたい、って言うけど実現しようと思ったらバカみたいなお金かかるじゃん、みたいな。

田村 そう。あと、最初の算段よりも3倍4倍になって増える。最初、1500万円って言われてましたよね、満願寺。

西野 満願寺のときね。最初は予算1500万円だったけど、ふた開けてみたら5000万円。

二人 (爆笑)

西野 そうなんすよね(笑)

田村 なのに、チケット代500円(笑)

西野 取る気がないってことですよね。そこなんだよな〜。お金どうすんだ問題クリアしなきゃいけないし、スタッフさんもたくさん手伝ってもらわないとまわせない規模になってくるから、そこもやってってことですよね。大変じゃん。

田村 そうだね。なのに、クオリティはむちゃくちゃ高いものを求めてくるし。

西野 (笑)個展とかやったことないのにね。田村さんは個展やるプロじゃないのに、やっといって!って言われるもんね。

田村 あと、今年で言ったらオンラインサロンだね。

西野 そうや。その告知をちゃんとしときましょ。タムココサロンの告知。

田村 じゃあちょっとお願いします。

西野 うちのスタッフの田村有樹子がやっている『タムココサロン(田村Pのココだけの話)』。いますごい人数になってるんでしょ?

田村 1000人ぐらい。

西野 1000人ってすごいよ!カズレーザーとか渡部さんとかでも2、300人くらいですよ。サロンって。1000人ってすごい。最後リンク貼っときますよ。忘れないように『タムココサロン』の宣伝して終わるから。

田村 ってことは、この回がおもしろくないと誰も入会してくれへんな。

西野 そうそう。ちゃんと苦労を聞いとかないと。大学生とかから『一緒に働きたいんです』ってむっちゃ言われるんですけど。何を気をつけたらいいですか?西野スタッフは。

田村 多分、苦労を覚えてるようでは全然ダメで。ででこぉへんもん。パッと言われても。消していかないと次くるから。ずっと蓄積してたらパーンって弾けるじゃん。だからもう、すぐ捨てていかないと。

西野 苦労の記憶を捨てていかなきゃいけないと。

田村 そうそうそう。

西野 あはははは!できるっけそんなこと!

田村 楽しかったなって記憶を生かしていかないと精神崩壊しますね。

西野 そっか。満願寺はなんとか、楽しかった、っていう風に。

田村 そう、終わった途端に。

西野 あははは!

田村 うん。だからパッと聞かれてもでてこない。ムカつくこととか、苦労とか。多分、あるはずなんですね。でもでてこないのは変換してるから。

西野 変換っていうのが必要なんですね。そうかそうか。西野がこれやったら機嫌悪くなるよっていうのは何なんですか?

田村 んー、サボってんの嫌いだよね。人が。

西野 確かに。嫌い。ホームレス小谷みたいにやってくれたら全然気持ちいんだけど、サボるんだったらちゃんとネタにしてよって思っちゃう。こそこそサボるのやめてって思っちゃう。

田村 自分がめっちゃ働いてるから他人にも厳しくなるんじゃない?

西野 たしかに。あと遅いのも嫌い。

田村 スピードね。それは絶対そうだよね。確実に。

西野 遅いのほんと嫌いやねん。遅いのほんと理解できへん。

田村 1分おきくらいに詰めるときあるもんね。

西野 ある!

田村 1分じゃ状況変わらへんからね。横からみてて思うときあるよ。

西野 (笑)

田村 あれどうだった?これだったって?1分おきに詰める。待てない。

西野 多分あれなんですよ。ちょっとやさしい人みたいなイメージをもたれてると思うんですが、そんなことないと思う。もう、遅いとかに関しては理解ができない。『なんでこの人遅いんだろう?』とか思っちゃう。怒っちゃう。

田村 スピードあるもんね。

西野 スピードある。だから、そこはクリアしてもらわないと。あと。結局、自分で喋っちゃってるわ。スタッフに苦労聞かなきゃいけないとか言ってんのに。

田村 (笑)

西野 あとやっぱり、セコい人がほんとに嫌かも。たとえば、インターンの子ってバカだけど、セトちゃんも、小田っちも、バカだけど、セコくないじゃないですか。『こいつほんとバカだなぁ』って思うときはほんとしょっちゅうあるんですけど。

田村 うんうん。

西野 別に失敗しても『すんません!次頑張ります!』みたいな感じだから全然どんどんやれってなるんですけど、セコいのがほんと。でも田村さんも嫌いでしょ?セコいやつと仕事したくないですよね。

田村 うん。自分ばっかりとかね。

西野 そう!手前の利益とりやがるな、みたいなヤツと。ごめんなさい。僕の愚痴みたいになっちゃってるわ。

田村 いやいや。

二人 (爆笑)

田村 でもなんで手前で取りたがるんでしょうね。

西野 いやほんとバカなんですよ。ほんとに利益ほしいのであればなおのこと、ここはいったんステイしてちょっと待ったら、もっと利益入ってくるから待てよって思うんですけど。自信がないのかもしれないね。

田村 回収できるね。

西野 そうそうそう。そこに尽きるわ。

田村 今日も zeppの忘年会のスタッフのところに投げたんだけど、あたしが飲み会で気をつけてるのが。

西野 待って、ちょっとチャプター変えます。田村さんが飲み会で気をつけてることに続きます。

手前の利益を取るな!

西野 いまこれチャプター変える間も田村さんがひとつ仕事してくださったんですよ。

田村 え?

西野 ちょっと電波が悪くてチャプター変えたときにくるくるまわってるの(ページが切り替わらない)どうしたらいいの?って言ったら『いっかい機内モードにして外したら電波戻ってくるよ』って。そしたらほんとに戻ってきてん。あんたできる女やな。

田村 ふふふふふ。スマホで仕事してるから。

西野 できるねぇ。ちょっと裏ワザ聞いたわ。できるねぇ。ちょっとこの光景みせたかったな〜。動画まわしとったらよかったな〜。サラッと解決したもん、問題を。

田村 ははは!

西野 で、なんなの?飲み会の。

田村 幹事をするときに、飲み代を5000円回収します!って言ったら、みんな5000円くらいで飲むつもりでいるじゃん。で、お店探すときにいろんなコースがあるわけよ。3500円とか4500円とか。

西野 うん。あるある。

田村 で、わたしが世の中でいちばんサイテーやなって思う飲み会は、食べ物が全然でてこない飲み会なんですよ。

西野 はいはい。

田村 私のことでいうと、いろんな席まわって、お酒足りてますか?とかやってるから、自分自身は食べないからなんでもいいっちゃなんでもいいんですよ。でも、参加する人からしたら、食べ物がでてこない飲み会ってよくないと思っていて。

西野 うん、わかる。

田村 でも結構あることないですか?そういう飲み会。

西野 ある。僕も実際メシ食わないんですけど、でも選択肢がないのはツライっすよね。

田村 そうそう。喋りすぎて食べれませんでした、とか、小腹いれてきたから食べませんでした、とかは参加者次第だけど、主催者側が食べ物をケチってるってサイテーな飲み会だと思うんです。

西野 うんうん。

田村 やけど、チョロまかすというか。5000円回収して3500円のコースにして1500円浮かす、みたいな人は結構いるな、と思ってる。

西野 ある。

田村 じゃあ、それをしたらどういうことになるかと言うと、いちばん首絞めてるのは幹事なんですよ。

西野 ほんまに。手前のいくらかのせいでね

田村 そう!だって、たいがいの人はですよ。飲み会行って、お酒飲んで、お腹いっぱいになるくらい食べれたら、それだけで成立するじゃないですか。その上に、楽しかったとか、タメになったとかが乗っかるだけで。だから、最初の土台を崩したらダメなんですよ。

西野 ほんまに。手前の利益とったせいで、ほんまにでかいの取りこぼしてるっていう。むちゃくちゃあるわ、それ。

田村 まぁそれをね、今日、zeppのスタッフのグループに投げたんだけど、私はそういう飲み会は絶対イヤだ、って。食べ物だけはこだわって、って。

西野 なるほどね。でも、田村さんってそうっすよね。田村さんの差し入れとかケータリングってすっげー充実してるもんね。番組をやってたときの弁当のクオリティとかむっちゃ高いもん。

田村 うんうん。いちばんしっかり番組やってたときは5社から頼んで、5社から5種類ずつ頼んで、25種類から選べる、とかにしてた。

西野 やば。

田村 それってすっごい手間なんですよ。自分は食べへんからなんでもいいわけじゃん。1社から3種類のお弁当頼んでおけばめちゃくちゃラクで。

西野 たしかに。

田村 魚、肉、中華って頼んでおけば、それで発注終わるんだけど、5社にそれをやるってことは、確認の電話も5社からくるから手間が増える。でも、スタッフのテンションの上がり方がまったくちがう。

西野 たしかに!

田村 演者もスタッフもお弁当を楽しみに収録きてくれるから、熱量がそれだけであがるんですよね。だから、大事なことだと思っていて。手前でやってちゃダメなんですよね。

西野 それありますよね本当に。満願寺でも、エッフェル塔でも、そもそも回収なんかできないけど、あれをケチってあそこで回収するようにしてしまったら、満足度は下がっていただろうし、西野ありがとう、みたいなのもないし。

田村 うんうん。

西野 最近、川西歩いてると『満願寺行ってきました。本当にありがとうございます』ってめっちゃ言われるんですよね。

田村 うんうん。

西野 川西ってベッドタウンというか、家族で住むようなところだからさ、お子さんが3人とかいたら、いちいち入場料とってたら結構な額じゃん。だけど、子供無料だから。『子供無料でみさせてくれてありがとう』って。

田村 うん。

西野 よかったーと思って。あれを回収するタメに子供1000円、大人1500円ってやってたら、こんなやりとりも生まれてなかっただろうな、と思うと、田村さんのその話はほんとありますよね。

田村 あるある。

西野 ちょっとNSCでその授業やって。

二人 (笑)

西野 どっか大学で講義やるんでしょ?

田村 うん、裏方について語る。

西野 やってくださいよ。ということで、今日は付き合っていただきました。田村Pでございます。こういう話を『タムココサロン』で聞けますので『タムココサロン』ひとつよろしくお願いします。

※タムココサロン詳細はこちら↓


西野 本日のゲストは田村プロデューサーでした。ありがとうございました。

田村 ありがとうございました。

西野 それではまた明日。さよなら〜!

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