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UUUMが赤字転落する時代にキンコン西野が始めるYouTube【キンコン西野】

このnoteは2023年7月22日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。


 
 

コメント数の多さから「バンドザウルスの動画の熱の高さ」が伺える

 
昨日、スタートしたバンドザウルスのYouTubeチャンネルの反応について、少し整理した後、僕が「バンドザウルスの何を面白がっているか?」「バンドザウルスの何に可能性を感じているか?」について、お話ししたいと思います。
 
昨日、バンドザウルスのYouTubeチャンネルがスタートしました。
 
先に言っておくと、このチャンネルでは、動画を毎日(あるいは高頻度で)出していくつもりはなくて、「フザけたネタができたら出していく」という感じになります。
 
ご容赦ください。
 
そんなこんなで昨日、第一弾の動画がアップされたわけですが、謎の盛り上がりを見せて、第一弾の動画公開前にチャンネル登録者は「1万人」を突破しました。
 
現在はチャンネル登録者数は「1.14万人」です。
 
第一弾動画の再生回数は『1万4000回』で、「いいね数(グッド数)」は「2243個」、「コメント数」は「343件」です。
 
参考までに言っておくと、先週配信された『毎週キングコング』の再生回数は『28万回』(=バンドザウルスの動画の20倍)で、コチラの動画の「いいね数(グッド数)」が「5353個」、「コメント数」は「647件」なので(バンドザウルスの動画の2倍ぐらいなので)、バンドザウルスの動画の熱の高さ(参加率の高さ)が伺えます。
 
バンドザウルスはInstagramもフォロワー数のわりにはコメント数が多くて、僕個人的には、ここの「数字」を面白がってみています…というか、「これこそがバンドザウルスなんだろうな」と思っています。
 
詳しくは、この後、説明します。
 
 

「再生回数がまわる企画をしなきゃいけない」という呪縛を払う

 
ちなみに、バンドザウルスの動画には「広告」をつけておりません。
 
「だったら、YouTubeの活動費をどこから捻出するのさ?」というところなんですけども、これに関しては概要欄でマネタイズしようと思っていて、概要欄の方で、この動画の衣装を着たティラ様のアートパネルを1枚10万円(限定5パターン)で販売していて、昨日の時点で全て完売しました。
 
なので、再生回数は1万4000回ですが、この動画の売り上げは「50万円」といった感じです。
 
こうすることで、「再生回数がまわる企画をしなきゃいけない」という呪縛を払うことができて、フザけたアプローチに全振りできるのかなぁと思っています。
 
最近、多くのYouTuberさんを抱えるUUUMさんが赤字転落したことがニュースになっていましたが、「再生回数」に依存したビジネスモデルだと、それは当然やってくる未来で、これからのYouTuberさんは基本、「商品」を持っておかないと(商品を販売する為のYouTubeにしておかないと)結構キビシイのかなぁと思っています。
 
 

バンドザウルスの軸足は、「NFT」じゃなくて「AI」

 
さて。
 
今回、第一弾の動画をアップする直前に、この動画のメイキング動画をアップしたんですね。僕のインタビューが入っている動画で、タイトルは『【新時代開拓】キンコン西野、AIとNFTで世界に挑む!『 BAND SAURUS(バンドザウルス)』です。

「世界に挑む」なんて大口を叩いていますが(インタビューで言っちゃったのかな?)、どうせやるなら、世界展開できるように設計しているのは間違いなくて、だから「音楽」と「アート」というアプローチを選びました。
 
音楽に関しては、ゴッリゴリの口パク(どころか口パクすらしていない)DJアイドルなので、世界中の曲に便乗できます。
 
「アート」に関しては、「アートパネルの販売」というだけじゃなくて、「YouTubeをアートギャラリーにしてしまって、概要欄で作品を販売する」というアプローチであったり、「人類全員が発信者になったことを受けて、カバー動画をリメイクしてお届けする」というキュレーションアイドルというアプローチであったり、後は、「AI時代に生まれたアイドルとしての立ち振る舞い」…そういったアプローチのイチイチが、世の中に対する「提案」になっていて、現代アート的だなぁと思っています。
 
一つ。
 
動画公開の前日にメイキング動画をアップしたのですが、そこに面白いコメントがあったんです。
 
昨日のライブ配信でそのコメントを取り上げちゃったので、もう消されちゃった(ご本人が削除した)のかもしれませんが、なんか「ミームとか、もう流行らないっすよ」みたいなコメントだったんです。
 
翻訳すると、「『物語性を作って、NFTに価値をつける』というのは、今どき流行らないっすよ。もうNFTはオワコンなんで」みたいな感じです。
 
 
このコメントに対して、配信中のコメント欄に「お爺ちゃんが若い子に『下着が見えてるよ』と言ってるみたい」という強烈なコメントがあって、でも、本当にその通りなんです。
 
「ミームとか、もう流行らないっすよ」というコメントって、軸足がNFTにあるんですね。
バンドザウルスはそこじゃないんです。
 
バンドザウルスを面白がっている人達は「NFTの今」をよくよく知っていて、べつに、NFTの価値を釣り上げる為にやっているわけじゃないんです。
 
そんな情報商材屋さんみたいなアプローチには1ミリも興味がなくて、面白がっているのは、「AI時代ならではのアプローチ」です。
 
バンドザウルスはAIという武器を手に入れたお客さんが「クリエイティブ」の方にゴリゴリ参加していて、「クリエイティブ」をお客さんに開放したことによって、いろんな可能性が生まれているんですね。
 
それこそ、カジカジというマスクを作る時なんて、「民族メイクをした恐竜」を作ろうとしていて、デザインの参考になる画像を探したのですが、「民族メイクをした恐竜」は【検索】じゃ出てこないんです。
 
だけど、AIだと【生成】できてしまう。
 
結局、お客さんがAIで生成した「民族メイクをした恐竜」を参考に、プロのデザイナーさんがデザインを起こして、プロの美術さんがマスクを作りました。
 
この瞬間、【生成】が【検索】を超えて、そういった驚きに立ち会えることを、僕をはじめ、肉(バンドザウルスのファン)の皆様は面白がっています。
 
ここで「ミーム」うんうんカンヌンを持ち出すのって、オジサン臭いというか、切り取り方を間違っているんです。
 
バンドザウルスの軸足は、「NFT」じゃなくて「AI」なんです。
 
ちなみに、明後日は「音声AI」の打合せが入っていて、西野の声を「ティラ様の声」としてAIに学習させて、誰でも「ティラ様の声」を使えるようにしようと思っています。
 
とり急ぎ、バンドザウルスの現在地の共有でございました。
 
 

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