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マネタイズの場所を明らかにして、正しいアプローチをしよう!byキンコン西野

このnoteは2020年1月24日のvoicyの内容を文字起こししたものです。
voicyの提供: 小幡 祐己 さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

今日はですね、
マネタイズの場所を明らかにして、正しいアプローチをしよう!
というテーマでお話したいと思います。

YouTubeの収益なんて1円も要らない

僕ね、エゴサーチを結構するんですよ。

ツイッター自体は5年くらい前にやめているんだけど、アカウントが残っているんで、そのアカウントでリツイートかエゴサーチしてます。

自分のアプローチに対してどういうリアクションが起こっているのかなっていうのを見たりしているんですが、そんな中、キンコン西野が選んだ2020年のツイート大賞があります。

本当にいいツイートだなぁというのを見つけたのでご紹介したいと思います。

もうなんかね、補足のポイントが1つもいらないくらい、世の中の批判について見事に捉えてるなぁと思って。

行動して、分析して、改善して、戦略立てて、自分だけ使える武器を育てて、その武器を使って市場を作るのが努力じゃないのだとすると、お前らの言う努力って何なんだ?っていうやつですね。

ボクシングの王者、井上尚弥選手に、闘うのなら一切の走り込みもトレーニングをせずに贅肉をぶら下げてみんなと同じように正々堂々と戦ってみろって言ってるようなもんですよね。

このツイートは『誰かを妬む自分を見つけた時』に改めて読み返してみると
いいツイートだなと思ったのでご紹介させていただきました。

前置きが長くなりましたが、今日のテーマ「マネタイズの場所を明らかにして、しいアプローチをしよう!」についてお話しますね。

僕は、voicyに挙げた音声をyoutubeでも毎日配信をしているんです。

時々、深夜に作業をしている合間、休憩したいなあと思った時に思い立って youtube live することがあるんですね。昨夜もしました。

そこで、皆様からの質問やご相談に本気で答えていたりするんですが、その中で「youtubeの広告費収益は一円もいらない」ということをポロッと言ったんですね。

いらないっていうか、吉本にお世話になってるから、吉本に半分入れて、もう半分はどこかに寄付するか何かに使うと。

少なくとも僕の財布には1円も入ってこなくていい
っていうことを言ったところ

「さすがにそれは嘘だ。youtubeの収益がいらないなんて嘘だろー!」
みたいなコメントが続いたんですね。

あとね、「もっと〇〇をしたら再生回数が増えてチャンネル登録者数が増えますよ」っていうコメントもあって、

それに対して「再生回数を増やしたいとも思わないし、チャンネル登録者数を増やしたいと思わない」っという風に言うと、

それもまた「さすがにそれは嘘だ」「youtube をやってて、再生回数やチャンネル登録者数を増やそうと思わないなんて強がりだ!」みたいなコメントがあったんですよ。

これに関しては、以前ここでもご説明させていただいたシナジーマップを配信中に書いてご説明させていただいたんですけど、

目先の利益を取りに行く人、および目先の数字しか見えない人っていうのは本当に本当に多いんだなあっていうことを思いました。

僕の活動方針を改めてご説明すると、

25歳から広告費をベースに活動するのをやめて、ダイレクト課金に集中しているんですね。

時々、趣味のように広告仕事をしますが、あくまで自分の体重はダイレクト課金の方に乗せているんです。

理由はですね、クライアントさんだとか、その間に入る企業サービスの都合で活動内容を変更しなきゃいけなくなるのが嫌なので。

youtubeもまた然りで、たとえば、youtubeの仕様が変わった瞬間に、それこそ暴言は禁止となった瞬間に暴言が吐けなくなるのとかがすごく嫌なんですね。

まあもともと暴言を吐くことには1ミリも興味がないので、あくまでこれは
たとえですけどね。

とにかく、ハンドルを自分で握っておきたいという気持ちがすごく強いんです。

そうなってくると、僕がやるべきは広告ビジネスじゃないんです。

僕は、お客さんを楽しませて、お客さんから直接課金してもらうシンプルな投げ銭スタイルのほうが性に合ってるんですよ。

『テレビを作るよりもネットフリックス作りたい』という感じです。

だからオンラインサロンをやっています、ということです。

なので、その他の活動は、オンラインサロンメンバーが増えるようなアプローチをすることになってくるんですけど、

その時に、youtubeでメントスコーラをやって再生回数を稼いでも仕方ないわけじゃないですか。

メントスコーラの動画を見た人がオンラインサロンに興味を持つことはないので、メントスコーラで再生回数を稼ぎに行っている時間が全く無駄なんですね。キングコング西野にとっては。

オンラインサロンに興味を持つような人たちは『時間をいかに効率的に使うか』という考えを持っている人は少なくないので、その人たちに向けたyoutubeは時間を奪わないyoutubeなんですね。

だから音声にしています。

料理をしながら、ドライブをしながら、運転をしながら、電車に乗りながら、何かしながらエンタメが受け取れるように音声にしているということですね。

マネタイズの場所を明らかにして正しいアプローチをするっていうのは本当に気を付けた方がいいです。

youtubeでメントスコーラで再生回数を稼ぎに行くことが、キングコング西野にとって損失であるという計算を立てられる癖を身につけておいた方がいいと思います。

そこで、100万回再生やった!って言ってる場合じゃねぇってことです。

youtubeを収入源にしている人、広告収入で生きている人にとっては正解なんだけれども、ダイレクト課金を収入源にしようとする人の正解ではないですね。

今やるアプローチとして、

どうすれば最終的に自分の取り分が大きくなるかまで見越してどういうアプローチをしたらいいのかを考えられるようになると、すごく楽しい人生になると思います。

というわけで、
マネタイズの場所を明らかにして、正しいアプローチをしよう!
というテーマでお話させていただきました。

それでは、素敵な1日をお過ごしください。西野亮廣でした。


※オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
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