学校で教えてくれない社会人の基本ルール【キンコン西野】
このnoteは2022年2月21日のvoicyの音源、『えんとつ町新聞』の内容をもとに作成したものです。
さて。
今日は『学校で教えてくれない社会人の基本ルール』というテーマでお話ししたいと思います。
これはもう社会人の基本のキみたいな話ですが、この「当たり前」を取りこぼしている新社会人が意外と多いので、「おいおい、せめて、そこぐらいは押さえておかなきゃダメだよ」というメッセージをお届けします。
本題に入る前にお知らせをさせてください。
お知らせ!新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』オンライン配信チケット販売中!
今年1月に上演した新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』のオンライン配信チケットの発売が決まり、昨日の時点ですでに「2000名」以上の方にご参加いただいております。
こちらは市川海老蔵さんファミリー総出演の舞台でして、オンライン配信チケットは3パターンです。
1つ目は、「ぼたんチャン」が出演した回のチケット。
2つ目は、「勸玄くん」が出演した回のチケット。
そして3つ目は、「ぼたんチャン回」と「勸玄くん回」の2公演セットのチケット。
チケット料金は「ぼたんチャン回」「勸玄くん回」ともに3500円となっておりまして、
2公演セットのチケットは5000円となっております。
興味がある方は『プペル歌舞伎 配信』で検索してみてください。
よろしくお願いします。
オンライン勉強会「キンコン西野と学ぶ!仮想通貨勉強会『DAOって何?』※儲け話はありません」参加者4500名突破!
そして、もう一点。
3月2日に開催する、オンライン勉強会「キンコン西野と学ぶ!仮想通貨勉強会『DAOって何?』※儲け話はありません」の参加者が「4500名」を突破しました。
ZOOM画面を共有する形で、Facebookグループで生配信します。
(※アーカイブは4月末まで残ります)
こちらは、ブロックチェーンに詳しいエンジニアが、技術に詳しくないスタッフ、そしてお客さんにわかりやすく説明するビットコインやブロックチェーンの初心者に優しい勉強会です。
「仕組み」を学ぶための勉強会ですので、儲かるとかそういう話は一切ありません。
この配信では、ビットコインをはじめとして、
ブロックチェーンやNFTについて簡単にまとめたあと、
「DAO(自律分散型組織)」について勉強します。
プログラムは、
=====
・ビットコイン、ブロックチェーン、NFTについてまとめ
・DAOって何?
・DAOで何ができる?
=====
といった感じです。
興味がある方は、「キンコン西野 DAO」で検索してみてください。
チケットは800円です。
よろしくお願いします。
仕事は頑張ることじゃなく、価値を生み出すこと
そんなこんなで本題です。
今日は『学校で教えてくれない社会人の基本ルール』というテーマでお話ししたいと思います。
昨日、「毎週キングコング」というキングコングのYouTubeチャンネル内でも話したのですが、僕が働いている 「CHIMNEYTOWN」という会社では、4〜5ヶ月に一度、学生インターンをとるんですね。
そこから、そのまま社員になる子もいて、その後、独立する子もいます。
今、ミュージカル『えんとつ町のプペル』を運営している「CHIMNEYTOWN USA」という会社の代表をやっている子や、渋谷を中心に活動しているコーヒー屋さん 『CHIMNEY COFFEE』 の代表をやっている子も、もともとは「CHIMNEYTOWN」の社員で、その前は、学生インターンでした。
今彼らは24歳で、明日からまたアメリカに行くとか言ってるし、今、かなり頑張っているのですが、じゃあ、最初からアレやコレやと仕事をこなせていたかというと、全然そんなことないんです。
彼らに限らず、他の子達も、やっぱり最初は「どうすりゃいいんだろ?」の連続なんですね。
それは、まぁ、「通るべき道」だとは思うのですが、ただ一つ、
「いやいや、これぐらいは学校で教えてあげなよ」
と思うことがあって、つまり、「これぐらいは社会人のドレスコードとして持ち合わせておかなきゃダメだよ」ということがあって…それが何かというと、「仕事とは、頑張ることじゃなくて、価値を生むことだ」ということです。
これは僕もよく言っているし、いろんなところで言われていますよね。
仕事って、「動くこと」じゃないんです。
「働くこと」なんです。
「働く」と「動く」の違いは明確にあって、「価値を生んでいるか、否か」です。
学校は動けば褒められた、社会は働かないと褒められない
学校は動けば褒められたんです。
宿題を出されて、それをやってきたら褒められたし、
英単語とか、漢字の書き順を覚えたら褒められた。
でも、それって、「何か、価値を生み出したか?」と訊かれると、少し言葉に詰まりますよね。
つまり、学校では、とくに「価値を生み出しているか?」という問いを持たなくてよくて、もう何も考えずに、ただただ動いておけば正解だったんです。
でも、社会はそうじゃないんですね。
たとえば、1万円のスニーカーの販売をまかされて、1日に7足販売したとする。
それで「7万円の売り上げを出した。ウェーイ!」と言っちゃう子って、普通にいるのですが、このスニーカーには当然、材料費だとか、店舗の家賃だとか、広告費だとか、アレやコレやがあるわけで、仮に、1足あたりの利益が「1000円」だとする。
そして、その子の1日の給料が1万円だとする。
すると、その子は「会社から1万円をもらって、7000円を作った」という状態なので、言い換えると、「1日かけて会社から3000円を溶かした」となる。
100日かけて、700足売って「ウェーイ」といったところで、その子は全く利益なんて作っていなくて、(3000円✖️100日の)「30万円」を会社の財布から溶かしたことになる。
これが「働く」ではなくて、「動く」ということです。
こうして数字を交えて説明すると分かりやすいと思うのですが、この状態だと、動けば動くほどマイナスなんです。
会社としては「1万円の給料をお支払いして、『7000円作りました〜!ウェ〜イ!』という子」は、雇わないことが正解なんです。
もちろん、「就労支援」を目的としているのなら、話は別です。
ちょっとゾッとしますよね。
だって、学校では、目の前にある課題をやれば、正解だったわけじゃないですか?
でも、社会人になった途端に「ちゃんとやれよ」と言われる。
インターン生を見てると、大体、ここで躓いています。
「お前、それ動いてるだけだろ」というツッコミが入る。
働くとは、人のことを考えてメリットをもたらすこと
あらためて整理しますが、「働く」とはどういうことか?
答えは、「価値を生む」ということです。
じゃあ、この場合、スニーカーの販売を任されたスタッフは、どう働けばよかったのか?
まず、材料費、固定費、変動費ウンヌンカンヌンを把握して、1日に何足売ればトントンになるのか?という「損益分岐点」を把握する。
そこで、「どうやら1日に10足以上売らないといけないらしい」という答えを割り出す。
これまで、朝から晩まで一生懸命営業した結果、1日の販売数が7足だったわけだから、そこで、「ああ、この売り方をしてちゃダメなんだな。どうすれば、1日に10足以上を売れるようになるんだろう?」と考え、そして、思考錯誤を繰り返して、そのラインにのせる。
これが「働く」ということです。
「漢字ってよくできているな」とつくづく思うのですが、「働く」という字と、「動く」という字の違いって、「人」が入っているか否かで、「働く」には人がいるのですが、「動く」には人がいないんですね。
つまり、「動く」というのは、極めて一人よがりのアクションで、人のことを考えていない。
社会に出た以上は、人に何かしらのメリットもたらさないと生きていけないわけだから、ちゃんと人を想像して、「働く」ことが大切です。
小学生の頃から、何も考えずに、ただ動いているだけで100点をもらえたから、麻痺っている人がほとんどですが、社会に出ると「動く人」というのは0点です。
「働く」ことで、はじめて評価される。
なので、時々、「私、こんなに頑張ってるのに、なんで評価されないの?」と言う人がいますが、「それはキミが働いてないからだよ」というケースがほとんどです。
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
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