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【キンコン西野】伸びる子と伸び悩む子の決定的な違い

このnoteは2021年4月25日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:beyond(ビヨンド)の17代目お米農家 吉岡康仁 さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。


本題に入る前にお知らせをさせてください。

5月末に出る僕の絵本最新作『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』のご予約が各書店さんで始まっております。

(※こちら↓)

https://books.rakuten.co.jp/rb/16667949/


『映画 えんとつ町のプペル』から3年後の世界が舞台となっている作品ですが、物語が繋がっているわけではないので、映画をご覧になられた方も、まだご覧になられていない方もお楽しみいただけると思います。

決して許されない恋をしたモンスターの物語です。

こちらの作品はサイン本の対応も承っておりまして、サイン本をお求めの方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。

 
(※こちら↓)

私、キングコング西野が「自宅でサインを入れて、梱包して、郵便ポストにブチ込む」という内職に励んでおります。

宜しくお願いいたします。


そして、お知らせがもう一つ。


月に2回、隔週で、僕の友達を自宅に招いて、酒を呑みながら、「今やっていること」や「これから仕掛けること」などを話す月額590円のYouTubeのメンバーシップ『スナック西野』をやっております。


アル中甚だしいですが、やっぱりお酒の席の話が、どこよりも早いんです。


まだ、商品やサービスの開発前で、記事にもなっていない、インタビューもされていない、オンラインサロンにも書かれていない、「次に、これをやろうと思ってるんだけど…どうかな?」といった感じで、本人の中でも、まだ、まとまりきっていない話なんかをさせてもらっています。

いつもの呑み屋の感じです。

昨日は、「雨上がり決死隊の宮迫さん&極楽とんぼの山本さんコンビ」の配信がありまして、この後、決まっているゲストは「幻冬社の箕輪さん」「ダイノジ大谷さん」「IT評論家の尾原和啓さん」「ホリエモン」です。

皆、すでに撮り終えたのですが、メチャクチャ面白かったので、オススメです。

興味がある方は、僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の動画の画面の下にある「メンバーになる」をクリックしてください。

宜しくお願いします。


さて、そんなこんなで本題でございます。

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僕は、絵本を作ったり、映画を作ったり、個展をしたり、イベントを仕掛けたり…とエンターテイメントを中心に様々な事業を展開している(株)CHIMNEYTOWNという会社で働いているのですが(社長じゃないよ)、定期的に学生インターンを募集しているんですね。

 
公に募集をかけてしまうと、数が凄いことになりますし、さすがに「今の時代のことは何も分かりません」という方にお声がけしてもお互い幸せになれないので、学生インターンの募集はオンラインサロン内でおこなっています。

それだと、いちいち「クラウドファンディングというのはね…」みたいなところから始めなくて済むので。

で、時々、学生インターンから、そのまま(株)CHIMNEYTOWNの社員になる子もいます。

インターン生や社員さんとは、時々、僕の自宅で呑んでは、仕事の話をしたりします。


コロナ禍ですから今は控えていますが、サロンメンバーの飲み会もチョコチョコやっていて、やはり、そこにも大学生がよく来るんですね。

ちなみに、今のウチの社員も、もとは、その飲み会に来てた大学生です。

そんなこんなで、まぁ、大学生や20代前半の子達とかとお仕事をご一緒させていただく機会があったりするのですが、近くで見ていると、そりゃ人間ですから、「グイグイ伸びる子」と「そうじゃない子」がいるんです。

で、「その違いは何か?」というのが今日の本題なのですが…

一概には言えないですが、もちろん「能力」が差を生んでいる場合もあるのですが、そんなものよりもなによりも、「伸びる子」と「そうじゃない子」を決定的に分けているのは何かというと、「自分の売り場を正しく選定できているか、いなか?」です。もうね、ホント、これに尽きる。

「能力」なんてものは、正しい売り場を見つけさえすれば、後からいくらでもまくれる。

やっぱり、一生懸命作った米を、米農家さんに売ったって仕方ないわけじゃないですか?

あるいは、スポーツドリンクを居酒屋で売ったって仕方がないわけで…

「売っているモノ」がダメなのではなくて、「売り場がそこじゃない」というケースって、かなりあるなぁと思っていて、自分の正しい売り場を見つけた子はグングン伸びる。

で、自分の正しい売り場を見つける為には、大前提として「自分の形」を正しく把握しておかなくちゃダメですよね。

「自分が何を持っていて、何を持っていないか?」です。


たとえば、「若さ」を持っていて、「知識」を持っていないのであれば、facebookをやった方がいいに決まってるんですよ。
「若い子に知識を教えたいオジサン」がたくさんいるんだから。

そこが一番売れる。

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頭脳戦で勝ち上がった歴史なんてないのに、社会に出た途端に「自立」の意味を履き違えて、頭脳戦を始める子とかいるんだけど、当然、苦手分野だから結果が出ないし、結果が出ないからモチベーションが上がらないし、モチベーションが上がらないから向き合う時間が減って、どんどん差をつけられていったりします。

「ホームレス小谷君」というどうしようもないバカがいるのですが、彼なんかはまったくその逆で、「僕はバカで何も考えられないので、自分で考えるのは辞めて、言われたことを誰よりも速くやります」というスタンスなんです。

その調子なので、次から次へと経験していくし、彼に入れ知恵した方も入れ知恵した責任が発生してしまって、結果、彼のサポーターみたいになって、もう、ワンピースの「黒ひげ」みたいな化け方をしているんです。

「売り場」を見つけた典型的な例だと思います。

あと、(芸人の話が続いちゃって申し訳ないですけど)後輩に「ブロードキャスト房野君」というのがいて、まぁ、劇場だとスベリ知らずのメチャクチャ達者な芸人なんですけど、なかなか芽が出ないなぁと思ったら、「文章で日本の歴史を教える」という分野で爆発しました。

本を何冊か出してるんですけど、どれも本当に面白い。

あのまま、劇場のお仕事を100%でやっていたら、ちょっと、どうなっていたか分からない。


つまり……「うまくいかない時に、すぐに能力のせいにするな」という話です。

もちろん与えられた場所で咲く努力はしなきゃいけない。

とくに、最初は咲く場所を選べないことがほとんどなので。

だけど、そこは、したたかにいった方がいいし、「ここは自分の売り場として正しいのか?」は疑い続けた方がいい。それは決して、「与えられた場所で咲く努力を放棄する時の言い訳としてではなく」ね。

で、先々の展開を先に言っておくと、「僕の売り場は、ここじゃないかもな」と思って、お引っ越しするじゃないですか? 大体、バッシングされます。

僕が言うと説得力があるでしょ(笑)?

「テレビのひな段」から降りて、芸人から絵本作家になって、絵本作家から映画作りに入って、吉本興業から独立して…と、売り場を転々としていますが、やっぱりその都度、叩かれるんです。

「与えられた場所で咲くことを決めた人」からすると、ズルく見えちゃうのかもしれない。

でも、どこまでいっても、あなたの人生だから、誰に何を言われようと「自分の売り場」を正しく選んだ方がいいと思います。

自分の正しい売り場を早い段階で選定できた人は幸せだと思うので、探してみてください。

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