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キンコン西野は、どこから情報を仕入れているの?

このnoteは2020年8月10日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:優しい気持ちを持てるようになりたい はやしだめぐみさん


どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

今日は、
「キンコン西野は、どこから情報を仕入れているの?」
というテーマでお話しします。

よく「西野さんは、どこから情報を仕入れているの?」という質問をいただくので、今日は、この質問にお答えします。

まず前提が少しズレていると思うので、そこから調整します。

この質問がよく届くということは、「キングコング西野は、他の人よりも早く未来の情報を仕入れて、実行している」というイメージを持たれていると思うのですが、それは半分正解で半分間違いです。

たとえば、「オンラインサロン」って日本特有の文化なんですね。

海外で活動するとなると、当然、プロフィールが必要になってくるのですが、僕の海外向けのプロフィールには「オンラインサロン」という文字はなくて、そこは「ファンクラブ」になっているんです。

「オンラインサロン」なんてものが存在しないからです。

特に、契約が厳しい国になってくると、オンラインサロンでは当たり前の「作る過程からお客さんと共有する」というノリは珍しくて、毎回、めちゃくちゃビックリされます。

今、僕のオンラインサロンは国内最大です。
つまるところ、オンラインサロン運営に関して、僕よりも情報を持っている人が世界のどこを探してもいないんです。

「絵本を全ページ無料公開したり、著作権をフリーにしたエンタメビジネスがどうなるか?」なんてのも、僕より前に大々的にやっている人がいないので、情報を仕入れるも何も「僕が1次情報」なんです。

 
こんなことを言ったらアレですが、僕が「どこからか仕入れた情報を上手く紹介する人」だったら、オンラインサロンは、あの規模にはなってないと思います。
僕自身、「これをやるとどうなるんだろう?」という実験を繰り返しながら進んでいます。


まずは、これが前提にあります。

 

その上で、「とはいえ、どこからか情報を仕入れているだろ?」という疑問・質問にお答えします。

もちろん、仕入れています。

仕入先は「有料の情報」です。

書籍だったり、オンラインサロンだったり、YouTubeのメンバーシップだったり。
これ、全部有料なんですね。

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というのも、無料で手に入る情報って、無料で発信している人が、お客さんからお金をとらない代わりに、【広告費】を受け取ることで回っているじゃないですか?

たとえば、YouTubeの場合だと、動画の合間にCMが挟まって、アレが観られるごとに、動画配信者に広告費が入る。


当然、『たくさんの人に観られる動画』を作りに行くことになるわけですが、『たくさんの人に観られることを想定した動画』って、たくさんの人が咀嚼できるレベルまで落とさないといけないので、端的に言うと情報が浅いんです。

全部知ってることばっかり。


なので、広告費で回っている情報には時間は使わずに、そもそも再生回数なんかを狙っていない有料の情報を買って、そこで勉強させてもらっています。


一番高いのは「自分の時間」です。

この自分の時間を「無料で提供されている、とっくの昔から知っている情報」を観たり聴いたりすることには僕は使いたくありません。

僕は、大衆にウケるエンタメは好きなんですけど、大衆にウケる情報には興味ないんです。
大衆がどういう人達の集まりかを知っているので。


というわけで、
「キンコン西野は、どこから情報を仕入れているの?」
というテーマでお話しさせていただきました。

それでは、素敵な1日をお過ごしください。西野亮廣でした。


※オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
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