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2ヶ月ぶりに『梶原』に会いました by キンコン西野

このnoteは2020年6月7日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:スナック菓子を触った手で西野さんの服の袖を拭く権利を買いたい 片岡 亮輔さん


どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

今日は、
「2ヶ月ぶりに『梶原』に会いました」
というテーマでお話しします。

昨日、2〜3ヶ月ぶりに相方の梶原君と会いました。
『毎週キングコング』というキングコングの手抜きYouTubeチャンネルの収録です。

もともとキングコングが会うのは、漫才出番の時(毎月20ステージ)と、この『毎週キングコング』の収録の時ぐらいだったのですが、新型コロナウイルスの影響で、どちらも難しくなってしまい、コロナ期間中の『毎週キングコング』は週交代で、自宅から一人配信をしていたんです。

この度、「緊急事態宣言」も解除されたので、通常営業に戻すこととなり、昨日、2〜3ヶ月ぶりに会いました。
梶原君も僕も活動の軸が「オンライン」だったりするので、実は、この間、お互いそこそこ忙しかったのもあり、個人的には2〜3ヶ月も間があいた感覚はなくて、おそらく皆さんが思われているよりもスルッと再開しています。

…ま、最初はチョット照れ臭かったですが。

そちらの様子は配信をご覧ください。今夜22時に配信しております。

2〜3か月ぶりに活動を再開してみた感想ですが、「梶原って面白いなぁ」と思いました。
「面白くなったなぁ」といった方が正しいのかも。

今の梶原君は、出会った頃の感じに似ていて、自信に満ち溢れていて、それがプラスの方向に転んでいます。
上から偉そうに解説して申し訳ないですが、でも、本音です。

もともと団体芸よりも個人プレーの方が向いているし、持ち前のキャッチーさもある。
ただ、これは「YouTubeとの相性が良い」という話で、昨日、「面白いなぁ」と感じたのはそこではなくて、個体そのものに対してです。

これは、結果を出しているからだと思います。
ノッている人間特有の張りがある。
相方がそのゾーンに入っていることほど嬉しいことはありません。
僕は、(まさか「自分が突き抜けている」とかそういった理由じゃなくて)シンプルに自分と同じような活動をしている人が周りにいないので、「ライバル」と呼べるような人がいないのですが、しかしながら、どうせなら、相方がそれにあたる存在であるのが一番理想です。

コンビ間で切磋琢磨したいと考えています。
相方が一番リラックスもできるし、背筋も伸びる存在で会って欲しいです。
逆もまた然り。自分もそうでありたいです。

昨日は、この関係が築けていることが確認できました。

…ここで話を終わらせると、「おっさんコンビのノロケ話」という地獄時間をお届けしただけになるので、最後に、チョコっとだけ、為になる話をして終わりたいと思います。

「結果」が先か、「面白い」が先か

今回、「結果を出しているから、面白くなった」という話をさせていただきました。
しかしながら、結果を出すためには面白くないといけないわけじゃないですか?

これ「鶏が先か、卵が先か」みたいな話になっていると思うんですけど、僕はかれこれ20年ほど、エンタメの世界にいる人間なので、ここの答えは持っています。

「結果を出しているから面白い」のか、「面白いから結果が出る」のか。
言い換えると、「結果が先か、面白いが先か?」という問いですね。

答えは…「結果」が先です。

パフォーマンスを発揮するには、「ここで自分がパフォーマンスを存分に発揮しても構わない」「自分は皆の時間を割くに値する人間である」と思える根拠が必要で、その根拠となるものが「自信(ときどき勘違い)」なんですね。

んでもって、その「自信」というのは「結果」がもたらしてくれる。

で、この「結果」というのは何も、そのジャンルでの「結果」じゃなくてもいいんです。

たとえば、会社の業績とその会社の社長の話術って、あまり関係ないように思われますが、会社が上手くいっている時の社長のトークって「ためらい」が無いから面白いんです。
別ジャンルの結果が、「面白さ」をもたらしている典型的な例ですね。

ここでいう「面白い」は何もお笑いに限った話ではありません。
文章にしても、絵にしても、「ためらい」が無い人の発信って、面白いんです。

なので、面白くなる一番てっとり早い方法は、「どのジャンルでもいいので結果を出すこと」ですね。

どこか一個のグラフを伸ばせばいいんです。

打ち手の順番でいくと、競争が少ない場所だと結果も出しやすいでしょうから、そこを選んで結果を出す。
で、「その結果によって発生した自信を持って、主戦場に挑む」がいいんじゃないかなぁと思います。

「チャンネル登録者数200万人」という数字が、芸人・梶原雄太をもう一段階面白くしたなぁということを昨日、思いました。

キングコングの公式YouTubeチャンネル『毎週キングコング』は、ようやく今夜から、梶原&西野のツーショットを再開しております。
今後とも宜しくお願いします。


というわけで、
「2ヶ月ぶりに『梶原』に会いました」
というテーマでお話しさせていただきました。

それでは、素敵な1日をお過ごしください。西野亮廣でした。

※オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
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