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実力不足を棚に上げる人 byキンコン西野

このnoteは2020年10月15日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:えんとつ町のプペルの主題歌でダンスPVを作りたい振付師 じょーじん さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

今日は、
「実力不足を棚に上げる人」
というテーマでお話しします。

返事がないのは自分のせいだ

これは「ゼロor百」の話じゃなくて、グラデーションがある問題だから、判断が難しいところではあるのですが…

よく「吉本興業にオファーを出しているのですが、全然返事が無いんです」みたいな声を見かけます。
もしかしたら「株式会社NISHINOに依頼を出しているのですが、返事が無い」もあるかもしれません。

その中には、自身のSNSで「もう1ヶ月も前にオファーを出したのに、何の返事もない!」とお怒りの発信をされる方もいる。

冒頭申し上げたとおり、これは「どっちが悪い!」と言いきりにくい問題ではあって……もちろん吉本興業や、それこそ株式会社NISHINOが「返信すべき相手」に返信し忘れていたら、そこの落ち度は、あきらかに、吉本興業や株式会社NISHINO側にあるとは思います。

ただ、ここが厳しいラインで(だけど現実で)、それは、「返信すべき相手」に限った話です。


ここを受け入れずに、「何度も連絡してるのに、一向に返信がない」といった感じで、相手に落ち度があるように捉える方がいらっしゃるのですが……いやいや、そうじゃなくて、「あなたが『返信をするだけのバリュー』を提供できていないからですよ」です。
 
極端な話、地方のカファ&バーのオーナーが「ウチのイベントに出てください」とジャスティンビーバーに連絡しても、返事は返ってこないじゃないですか?

じゃあ、その時、「ジャスティンビーバーサイドに落ち度があるか?」というと、そんなことは無い。
いろんな仕事を断って、日本の地方のカファ&バーに出演するメリットがジャスティンビーバーには無いんです。

世界中から舞い込んでくる全てのオファーの一つ一つに、返信する時間も義理もない。

それでも、店にジャスティンビーバーを呼びたければ、もう、あとはジャスティンビーバーが来たくなるような店になるしかない。


相手が返事が返して来ない理由は自分にあって、そこを受けとめない限り、ずっと返事が返って来ない人生のままです。
プロの世界はメチャクチャ足元を見られるので、「自分の実力不足を棚に上げちゃダメだよ」という話です。

 
【※注】吉本興業は返信すべき相手にも返事が遅い場合が往々にしてあるよ。ごめんね。


今日は【実力不足を棚に上げる人】について、お話しさせていただきました。

それでは、素敵な1日をお過ごしください。西野亮廣でした。


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