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オンライン配信の可能性【キンコン西野】

このnoteは2021年11月17日のvoicyの音源、『えんとつ町新聞』の内容をもとに作成したものです。

今日は「オンライン配信の可能性」に付いてお話ししたいと思います。

本題に入る前にお知らせをさせてください。

お知らせ!『プペル ~天明の護美人間~』の記者会見配信


来年1月3日〜20日に、市川海老蔵さんファミリーが総出演する新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』をやっちゃいます。


チケット発売は11月25日からなのですが、その前に、「記者会見」の模様と、「海老蔵×西野」の対談の模様を、それぞれオンライン配信でお届けします。

西野と海老蔵さんがツーショットで並ぶことも、なかなか無いと思うので、この機会に是非、チェックしてみてください。

そして、今回の新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』を、より深く楽しんでいただく為というか、ただ僕が喋りたいだけというか…「キンコン西野がプペル歌舞伎のストーリーを全て喋ってしまう会」(オンライン配信)を開催する運びとなりました。

ストーリーを喋るだけじゃなくて、歌舞伎制作の裏側もズケズケ喋ろうと思います。

よろしくお願いします。

お知らせ!『映画 えんとつ町のプペル』DVD&Blu-ray発売中


そして、もう一つ。

映画 えんとつ町のプペル』のDVD&Blu-rayが出ました。

先日、ミュージカルに来られたお客様から、「西野さん、サイン入りDVDの発売も検討してください」と言われたので、リクエストにお応えして、オンラインショップ「キンコン西野のサイン本屋さん」に出させていただきました。

送料をギリギリまで安くする為に「10枚セット」で出したので、個々で買うのではなくて、買うときは、友達10人とグルになって買ってください。

ちなみに、個人で10枚買ってくれてもいいんですよ(笑)

宜しくお願いします。


そんなこんなで本題でございます。


「通常公演」のお客様が「オンライン配信」を購入する

昨日は、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の通常公演と同時に、オンライン公演がありました。

ファミリーミュージカルのオンライン公演が、どういう建て付けになっているか、あらためて説明すると、まず、公演初日は通常公演をおこないました。

そして、二日目がさっそく「休演日」です。

ただ、「休演日」は表向きのもので、会場ではキャスト&スタッフがいつもどおり全員集まっています。

そこで、何をしたかというと、客席を全て取っ払って、クレーンカメラや、レールカメラなど「カメラ7台」を置いて、オンライン公演の撮影がありました。

撮影は、その場で、7台のカメラをパッパッと切りかえながら撮って、基本は、その映像を使う方向なのですが、撮り終えてみて、「やっぱりここはコッチのカメラの方がいいな」というのが出てくるので、翌日のオンライン公演までに、そこを編集で直すんです。

そして昨日です。

2日目となる「通常公演」があったのですが、その開演時間に合わせて、一昨日撮影した映像を「オンライン公演」として流したんです。

なので、昨日は、「オフライン」と「オンライン」のハイブリッド公演となりました。

で、オフラインであろうが、オンラインであろうが、上演時間が一緒じゃないですか?
同じ時刻に終わりますよね。

ということで、舞台終了後に、オリラジ藤森君と二人でステージにあがって、オンライン配信特典の「アフタートーク」を、こちらは生配信でおこないました。

なので、「オンライン配信」のお客様には、「丁寧に撮影&編集された映像」と「生配信」の二つをお届けしました。

この感じで、「オンライン配信」では、「通常公演」では見れない部分があって、アーカイブも少しの間、残りますから、これが面白いことに、「通常公演」をご覧になられたお客様が、お帰りの際に、グッズ感覚で「オンライン配信」を買って帰るんです。

出口で一緒になったお客様に話を聞くと、「これから家に帰って、もう一回観ます」と言っていました。

それもこれも、公演が始まって、かなり早い段階(うちの場合だと二日目)に公演を撮影したから、「通常公演を観にこられたお客様が、帰り道にオンライン配信を買って帰る」という流れが生まれたわけで、ここの設計がすっごく大事だなぁと思ったのと、あらためて、舞台運営における「オンライン配信」の可能性を感じました。

ここの「オンライン配信」の設計に関する具体的かつ衝撃的なお話に関しては、昨日のオンラインサロンの記事で書いたので、そちらをチェックいただくとして、ここでは、「オンライン配信の可能性」についてお話しさせてください。

1億円チョイの赤字を救う「オンライン配信」


ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』は、最初から「ブロードウェイに持っていく」という前提で作っていて、そうすると、「大きな劇場」ではできないんですね。

日本で大きな劇場に合わせて作ったところで、実際に、ブロードウェイに行く時は、最初は、小さな劇場からのスタートになるわけで…そうなってくると、いろいろ辻褄が合わなくなってくる。

「日本公演でできた演出が、ブロードウェイ公演でできない」みたいなコトになっちゃうので、なので、「世界展開できるように最初から小さく作っておこう」というのが、今回の公演の方向性です。

ただ、ご覧になられた方は腰を抜かしたと思いますが、わずか250キャパの劇場なのに、舞台セットから、衣装から、何から何まで、トコトン作り込んでいるんですね。

見るからに、採算が取れてないんです。

実際にそうで、「通常公演のチケットが全日程完売しても、1億円チョイの赤字」みたいな世界線です。

実際に、公演チケットが全日程即完したのですが、当初の予定どおり、そのままだと1億円チョイの赤字です。

250キャパの劇場をいくら回転させても、元は取れないんです。

当然、設計ミスでも何でもなくて、それらのことを全て踏まえた上で、今回の劇場、今回の条件を選びました。

その時、救いの一手となるのが「オンライン配信」です。

ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の「オンライン配信」は、オリラジ藤森✖️西野のアフタートーク版と、主演の吉原光夫さん✖️西野のアフタートーク版があって、これらのオンライン配信チケットが、累計で、すでに4000枚が売れているんです。

面白いですよね。

250人キャパの公演の、オンライン配信が4000人に観られているんです。

吉原光夫さんとのアフタートークが付いてくる回は、まだ先なので、たぶん、それまでに「オンライン配信チケット」の売り上げは伸びると思います。

ここが伸びれば伸びるほど、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』が死ぬ確率が減るわけですね。

で、さっきチラッと言いましたが、昨日のサロン記事で「オンライン配信の設計に関する具体的かつ衝撃的な打ち手」をとれば、この勝負は勝つと思います。

ていうか、僕は「今回の作品のキャスト&スタッフを全員守る」と決めたので、基本的には、勝つまでやります(笑)

今回のファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』は、いろんな意味で、業界内外から注目されていて、その中には、「あの方法は上手くいくのか?」という目もあるので、包み隠さず、結果を共有していきますね。

とりあえずオンライン配信チケットの売り上げ枚数は、逐一ご報告していきます。

今回の挑戦が、すべての舞台人、すべてのクリエイターの活動のヒントになると嬉しいです。

最後になりましたが、11月21日(日)に、主演の吉原光夫さんとの終演後のトークが付いてくるオンライン配信がございます。

興味がある方は「えんとつ町のプペル オンライン」で検索して、『ミュージカルえんとつ町のプペル オンライン劇場 ZA』というサイトから、チケットをゲットしてみてください。

ご家族で、心の底から楽しめる作品となっております。
宜しくお願いします。

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