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『はねるのトびら』のCMが画期的だった【キンコン西野】

このnoteは2021年6月25日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

今日は「『はねるのトびら』のCMが画期的だった」というテーマでお話しさせていただきます。
本題に入る前に「お知らせ」を2つさせてください。
 

お知らせ!ドライブインシアター追加上映

一つ目は、『映画 えんとつ町のプペル』のドライブインシアターのご案内です。
 
本日(6月25日)…
・イオン板橋ショッピングセンター
・越谷イオンレイクタウン
 
で、『映画 えんとつ町のプペル』のドライブインシアターがあります。
鑑賞料金は、お車1台につき¥3,300(税込)です。
こちらには、ポップコーン2個、ペットボトル2本がついてきます。

【チケットはコチラから】

チケットはイオンシネマさんの「ドライブインシアター」のホームページでご購入ください。
 
よろしくお願いします。
 

お知らせ!美容室NORA代表の広江さんのコロナとの戦いの話

そして、お知らせがもう一つあります。
 
月に2度、僕の友達を僕の自宅に招いて、呑みながら語り明かす『スナック西野』という月額590円のYouTubeのメンバーシップをやっております。

次回のゲストは美容室NORA代表の広江一也さんです。
 
いろんなお店が悲鳴をあげているこのコロナ禍で、新たに5店舗をオープンしたNORAの実態を知りたくて、どうしてもお話ししたかった友人の一人です。
 
実店舗を持たれている方、そして、ギリギリのところでコロナと戦い続けている方のヒントとなり、エールとなるような話がたくさん聞けました。
 
是非、ご覧ください。

『スナック西野』に参加される方は、僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の画面下にある「メンバーになる」をクリックしてみてください。

(※コチラ↓)

そんなこんなで、本題です。

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西野がCMについて思っていること!

以前、「CMはなぜ嫌われてしまうのか?」というお話をさせていただきました。
 
結論としては「パーソナリティーの説明不足だ」というところなのですが、もう少しちゃんと喋っているので、Voicyの過去の配信を遡って聴いてみてください。

やっぱり、広告費をいただいて活動させてもらっている以上、プレイヤーとしては広告主(および広告)が悪者になってしまうような演出はしちゃダメだと僕は思っています。

皆が、誰のおかげでこの楽しい時間を共有できるかと、あらためて知って、キチンと感謝するべきだと思っています。
 
この放送(Voicyの6月期の放送)でいうと、「CBDAYS MOMENT」さんですね。

そして、前回もお話しさせていただきましたが、企業さんから広告費をいただいている理由の一つに、誠に勝手ながら「株式会社Voicyの応援」があります。

Voicyさんが会社として疲弊してしまうと、社員さんは勿論、リスナーさんも、パーソナリティーさんも皆が悲しい思いをするので、やっぱり会社の売り上げを作らなきゃダメで…僕にできることは、企業さんから広告を出してもらって、広告費のいくらかをVoicyに入れることです。
 
ここは「もちつ、もたれつ」というやつです。

シンプルな話、僕の番組が人気番組になれば、広告単価も上がって、Voicyさんに入れられるお金も増える。
 
そして、追い求めるのは「再生回数」や「チャンネル登録者数」だけじゃなくて、「あの番組にCMを出したい」と思われるような番組じゃなきゃダメだし、パーソナリティーじゃなきゃダメですよね。
 
そう考えると、リスナーの皆さんが、広告主に対して、ちゃんと感謝している番組の方がいいわけで、「CMの意味をパーソナリティーがキチンと喋る」というのは大事なんですね。 

それともう一つ。

CMが邪魔者扱いされないために大事なことは?

「親友の親友は、親友」みたいなノリってあるじゃないですか?
 
すごく信用している人が愛しているモノを、雑に扱いたくないですよね?

それでいうと、僕がスポンサーさんの商品やサービスのことを好きになることも大切だと思っていて、今期の「CBDAYS MOMENT」もそうだし、来月のスポンサーさんの商品も事前に送ってもらって、事前に試させていただいています。
 
自分が試して「嫌だな」というモノをオススメはできないので。
 
そうやって、ちゃんと興味を持って、ちゃんと好きになって、広告と足並みを揃えることが大事なんだろうなぁと思っています。

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そんなことを考えていた時に思い出したのが、僕が昔やっていた『はねるのトびら』という番組のことで…『はねるのトびら』って、一時、番組の合間に流れるCMを『はねるのトびら』のメンバーがやっていたんです。
 
当時は何も考えずにやっていましたが、あれは見事だったなぁ。
 
番組の企画で「CMのオファーがメンバーにきた」というのがあって、番組内で、「CMができるまで」を追いかけて、「完成しましたー。それではご覧ください」と言って、CMに入るんです。

よくあるテレビの演出は、「結果はCMの後!」みたいな感じで、CMをちょっと邪魔者扱いしちゃうじゃないですか?
 
そうじゃなくて、「それではご覧ください」です。

視聴者さんがCMを飛ばす理由が一個もないんですね。
 
むしろ、CMが気になって気になってしょうがなくさせている。
 
ただ、それもこれも、根本に「どうすれば、スポンサーさんの商品やサービスが愛されるか?」という考えがあるから生まれたわけで、やっぱりその思考を持っておくことが大切ですよね。

「スポンサーさんが届けたいもの」と「自分たちがやりたいこと」の重なっている部分をキチンと捉える。
 
「スポンサーさんが届けたいもの」に寄せすぎちゃうと、それはそれで「広告案件感」が出ちゃうのでアウト。

ちょうど良いところを狙わなきゃね!

僕がこのラジオの本編で、終始、「CBDAYS MOMENT」さんの話をしていたら、たぶん、「CBDAYS MOMENT」さんが嫌われてしまう。もしくはシンプルにこのラジオが聴かれなくなってしまう。
 
なので、「ちょうど良いところ」を狙うことが大切ですね。

『はねるのトびら』のCMは、そのあたりが見事でした。
 
日産のCMだったのですが、20代の若手に、日産のCMがきたのは、やっぱり大きなニュースだったし、僕ら自身、CMの裏側には興味しかなかったんです。
 
「CMって、こうやってできてるんだ〜」みたいな気持ちがあって、それをそのままお届けすることができた。

同じような「やり口」でいうと、去年、僕の相方の梶原君のYouTubeチャンネルで、『映画 えんとつ町のプペル』のアフレコの現場を取り上げたことがあって…そこで、新人声優のカジサックが大暴れするんですね。

「1時間以上ボケ倒して、アフレコが全く進まない」という内容です。
 
今だから言いますが、当然、事前にスタッフには伝えていて、カジサックの「たった一言」を録る為だけに、収録時間を1時間とっておいたんです。
 
まぁ、結果、1時間チョットかかって、リアルにオーバーしちゃったのですが。 

あれは、CMの制作現場じゃないですが、でも、あれも大きな宣伝ですよね。
 
あれを見た人は、やっぱり本編である「映画」を観に行きたくなる。

僕らは、自分たちの作品を知ってもらって、興味を持ってもらう為に、制作過程を積極的に公開していたりしますが、それをCMでやっちゃった『はねるのトびら』は見事だったなぁと、今回あらためて思いました。

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