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テレビで活躍する人とネットで活躍する人は何が違うの?【キンコン西野】

このnoteは2022年2月25日のvoicyの音源、『えんとつ町新聞』の内容をもとに作成したものです。

今日は「テレビで活躍する人とネットで活躍する人は何が違うの?」というテーマでお話ししたいと思います。

タレントであろうが、YouTuberであろうが、インタグラマーであろうが、ライバーであろうが、とにもかくにもプロも素人も境目なく全員が発信する時代になりましたが、そんな時代の生き方の、少しだけヒントとなるような話です。

本題に入る前にお知らせです。

お知らせ!『毎週キングコングin日本武道館』は、もうまもなく!


2月28日に日本武道館で我々キングコングの単独トークライブ『毎週キングコングin日本武道館』がございます。

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もう本当にまもなくですね。

いつもYouTubeでやっている「毎週キングコング」を、ライブでやっちゃおうというもので、最初から最後までキングコングしか出てこない極めてシンプルなイベントです。

チケットは、オフライン(劇場で見れる)チケットとオンラインチケットの両方をご用意させていただいています。

オフラインチケットは、ローチケ他、各プレイガイドでチェックしてください↓
https://l-tike.com/play/mevent/?mid=621218

そして、オンライン配信チケットをお求めの方は↓
『ローチケ 毎週キングコング 配信』で検索してください。
https://l-tike.com/kingkong/

機材席(カメラとか置く席)を少しだけ開放したので、完売となっていた「SS席」が若干確保できました。

キングコングが武道館でライブをするのは今回が最初で最後なので、この機会に是非よろしくお願いします。

お知らせ!「キンコン西野と学ぶ!仮想通貨勉強会『DAOって何?』」参加者5000名突破!


そして、もう一点。

3月2日に開催する、オンライン勉強会「キンコン西野と学ぶ!仮想通貨勉強会『DAOって何?』※儲け話はありません」の参加者が、なんと「5000名」を突破しました。

ZOOM画面を共有する形で、Facebookグループで生配信します。
(※アーカイブは4月末まで残ります)

こちらは、ブロックチェーンに詳しいエンジニアが、技術に詳しくないスタッフ、そしてお客さんにわかりやすく説明するビットコインやブロックチェーンの初心者に優しい勉強会です。

「仕組み」を学ぶための勉強会ですので、儲かるとかそういう話は一切ありません。

この配信では、ビットコインをはじめとして、
ブロックチェーンやNFTについて簡単にまとめたあと、
「DAO(自律分散型組織)」について勉強します。

プログラムは、
=====
・ビットコイン、ブロックチェーン、NFTについてまとめ
・DAOって何?
・DAOで何ができる?
=====
といった感じです。

興味がある方は、「キンコン西野 DAO」で検索してみてください。

【3/2 19:30〜配信】キンコン西野と学ぶ!仮想通貨勉強会「DAOって何?」※儲け話はありません

チケットは800円です。

よろしくお願いします。

僕らが育った「baseよしもと」の入れ替え戦システム


そんなこんなで本題でございます。

今日は「キンコン西野に影響を与えた出来事」についてお話ししたいと思います。

「こういう風に世の中を切り取ると面白いっすよ」という話なんですけど…

僕、調子に乗って「世界のNISHINO」を気取ってますが、劇場生まれ劇場育ちの人間なんですね。

今、「NMB48劇場」になっているところに、昔、「baseよしもと」という劇場がありまして、僕らキングコングは、その「baseよしもと」発の一発目のコンビなんです。

僕らがデビューする前に「心斎橋筋2丁目劇場」というのがあって、そこが閉館して、少し離れた場所に「baseよしもと」という劇場が産声を上げたのですが、先輩方は皆さん「心斎橋筋2丁目劇場」ですでに活躍されていた方で、なんとかオーディションで勝ち上がった僕らは、劇場の3軍メンバーだったんですね。

毎週10組のメンバーがしのぎを削っていたのですが、「ガブンチョメンバー」という名前がついた、その3軍グループには、「ブラックマヨネーズさん」「フットボールアワーさん」「チュートリアルさん」「ロザンさん」「レイザーラモンさん」「ビッキーズさん(※吉本新喜劇のスッチーさん)」「麒麟さん」「3児さん(※ロッチの中岡さん)」「キングコング」…そして、時々、「NONSTYLE」「ダイアン」「笑い飯さん」「千鳥さん」が入っていました。

今、10組以上名前を上げたと思うのですが、毎月、入れ替え戦があるんです。

オーディションから上がってきた3組と合わせて、計13組で入れ替え戦があって、上位10組がレギュラーメンバーです。

結構シビアなんです。

落ちちゃったら、またオーディションから始めなきゃいけないのですが、オーディションは月に1度しかない。

大体150組の中から上位3組が、その次の月のカブンチョメンバーとの入れ替え戦に臨める感じです。

ちなみに、あのブラックマヨネーズさんですら、入れ替え戦で負けちゃって、オーディション組に落ちたこともあります。

ファンからすると、オーディション組に落ちてしまうと、基本的には、劇場に出ている姿を見ることができないので、なので、この「入れ替え戦」というのは、酷い時には怒号が飛び交うんです。

「キングコングが落ちれば、ブラマヨが落ちず済んだのに!」みたいな世界線です。

当時、僕らは、まだNSC生だったので、とにかく、落ちた先輩コンビのファンの方に目の敵にされました(笑)

めちゃくちゃ恨まれるんです。

その「入れ替え戦」が面白くて、基本的には、ネタ終わりでの「お客さん投票」なんですが、お客さんは「一人3票」持ってるんです。

「面白かった」と思ったコンビを3組選ぶシステムです。

そこで、毎回1位をとっていたのは、「ビッキーズさん」で、僕らは勿論のこと、ブラマヨさんも、フットさんも、チュートさんも、ロザンさんも、まったく歯が立たなかったんですね。

ビッキーズさんが毎月1位なんです。

テレビは「ボルダルール」で、ネットは「多数決」


たしかにビッキーズさんはメチャクチャ面白かったんですけど、じゃあ、毎回ブッチギリでウケていたか?というと、勿論、そんなことはなくて、フットさんが爆発する月もあれば、ブラマヨさんが爆発する月もあったんです。

でも、ビッキーズさんがいつも1位でした。

これは投票のカラクリで、ビッキーズさんって、誰からも嫌われてなかったんです。

なので、「推しのコンビに1票」「その月、面白かったコンビに1票」「そして、ビッキーズに1票」という感じで皆、票を入れていたんですね。

ブラマヨさんのファンも、フットさんのファンも、チュートさんのファンも、キングコングのファンも、皆、「ビッキーズさん」に票を入れていたんです。

なので、累積で1位になった。

じゃあ、毎月優勝しているビッキーズさんが単独ライブしたらお客さんが殺到したかというと、そうでもないんです。

劇場が割れるぐらいお客さんが入っていたのは、ロザンさんとか、フットさんとか、チュートさんの単独ライブです。

つまりビッキーズさんは「誰かの1位ではなかったけど、みんなの3位」で、それが、投票システムによって、毎回1位に躍り出たというカラクリです。

僕らは誰かを選出する時は投票数がモノをいう「多数決」で慣れていますが、ポイントがモノをいう投票のスタイルもある。

たとえば、1位に3ポイント、2位に2ポイント、3位に1ポイントみたいな。

こういうのを「ボルダルール」といったりするのですが、この決め方は、万人に程々に支持されている人が1位になるんです。

地図で言えば、イタリアの右っちょの方に「スロベニア」という国があるんですけど、この国の選挙は、このやり方に近かったりします。

で、よく、テレビで活躍しているタレントと、ネットで活躍しているインフルエンサーの違いがよく議論されたりしますが、基本、投票制度の違いだと思っていて、テレビタレントは「ボルダルール」で、ネットのインフルエンサーは「多数決」で選出されているんですね。

ボルダルールのスターが、多数決制である「ネット国」に参戦した時に、うまくハマらないことがあると思うのですが、原因は、このあたりだと思います。


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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!

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