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【キンコン西野】「失敗したらどうしよう?」と考えてしまう人へ

このnoteは2021年4月22日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:鎌倉で100歳まで趣味美容師ウルマ さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。


本題に入る前にお知らせをさせてください。

5月末に出る僕の絵本最新作『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』のご予約がAmazonさん楽天さん等で始まっております。

『映画 えんとつ町のプペル』から3年後の世界が舞台となっている作品ですが、物語が繋がっているわけではないので、映画をご覧になられた方も、まだご覧になられていない方もお楽しみいただけると思います。

決して許されない恋をしたモンスターの物語です。

こちらの作品はサイン本の対応も承っておりまして、サイン本をお求めの方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。

私、キングコング西野が「自宅でサインを入れて、梱包して、郵便ポストにブチ込む」という内職に励んでおります。

宜しくお願いいたします。


そして、お知らせがもう一つ。

月に2回、隔週で、僕の友達を自宅に招いて、酒を呑みながら、「今やっていること」や「これから仕掛けること」などを話す月額590円のYouTubeのメンバーシップ『スナック西野』をやっております。

アル中甚だしいですが、やっぱりお酒の席の話が、どこよりも早いんです。

まだ、商品やサービスの開発前で、記事にもなっていないし、インタビューもされていないし、オンラインサロンにも書かれていない。「次に、これをやろうと思ってるんだけど…どうかな?」といった感じで、本人の中でも、まだ、まとまりきっていないんです。

でも、それがいいなぁと思っていて、いつもの呑み屋の感じを、お届けしています。


先々、決まっているゲストは、「雨上がり決死隊の宮迫さん&極楽とんぼの山本さんコンビ」「幻冬社の箕輪さん」「ダイノジ大谷さん」「IT評論家の尾原和啓さん」「ホリエモン」です。この5組はすでに撮り終えたのですが、メチャクチャ面白かったので、オススメです。

興味がある方は、僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の動画の画面の下にある「メンバーになる」をクリックしてください。

【スナック西野】

宜しくお願いします。

さて。そんなこんなで本題でございます。

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僕の移動中の暇潰しはいろいろあるのですが、そのうちの一つに「オンラインサロンの記事の感想を読む」というのがあるんです。

サロンのコメント欄に届いたコメントは勿論、Twitterで「Salon.jp」で検索して、ツイッターに投稿された感想も読ませてもらっています。


で、昨日、僕のオンラインサロンの記事の感想を呟いてくださっていた方がいて、それを読んで「なるほど!」となったんです。

「自分の記事のレビューだろ」と思われるかもしれませんが、レビューから教えていただくことって、結構あるんです。


そのツイートには、こうありました。


「西野さんが何かを始める時は『成功する/失敗する』ではなくて、『改善する/改善しない』が基準にあって、基本、『100%失敗する』と考えて、『改善のスピード』を上げることに集中している。そう考えると、一歩目が軽くなる」


もう、「よくぞ言ってくださいました」です(笑)。

いや、もともとは僕が言った言葉らしいんですけど、あんまり覚えてないです。

でも、ホントにその通りで、「失敗するかも」と思うと二の足を踏んじゃいますが、「改善しないかも」で二の足を踏むことってないじゃないですか?

挑戦を選んだ以上は、「失敗」は1ミリも問題ではなくて、「猛スピードで改善しないこと」が問題で、失敗は運によるものもありますが、「猛スピードで改善するか否か?」は自分で100%決められるじゃないですか。

始める前に、「どうせ失敗するんだから、毎日、改善しよう」と決めるだけでいいので。

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これはやっぱり学校教育の呪いだと思うんですけど、学校で出される問題には、いつも必ず正解があったじゃないですか?

でも、今の社会に、そんなものないですよね?

じゃあ、「映画を作りました」「ヒットさせてください」と言われても…そんなもん、答えがあったら誰も苦労しないわけで、あの手この手で弾を撃ちまくって、そのほとんどが不発に終わる中、「ここ、可能性あるかも」というところを見つけて、高速で試行錯誤を繰り返して、道を切り開いていくしかない。

その調子なので、僕も毎日ズッコケまくっているのですが、「ああ、こうやったらコケるんだ」という学習は繰り返しているので、前には進んでいるんですね。

なので、昔から、それこそ「アンチ」と呼ばれる人達に「きゃ〜、コケてる〜」と笑われたりするのですが、その都度、「コケ方のデータがとれたことを『前進』として捉えられない感覚、ヤベェな」と思うんです。

コケることが間違いだったら、一歩も進めないじゃないですか。

10年前から一歩も進んでいない人と、どんどん次のステージに進んでいく人の違いって、こういった「失敗の捉え方」に尽きます。


去年、堀江さんの宇宙ロケットに支援させていただいて、ロケットの発射に立ち会ったんですけど、その時は、機体の姿勢が不安定になった為、打ち上げから70秒後に緊急停止して、宇宙空間には到達しなかったんです。

ニュースだと「失敗!失敗!」と取り上げられていたのですが、現場では、直後から原因究明が始まっていて、「あそこの部品が、ああだったから、こうなったのか。なるほど。てことは次は…」みたいな会話がその日のうちにおこなわれていたんです。


そこでもやっぱり、世間が「失敗」と呼んでいるものを失敗としておらず、「高速で改善すること」こそが正義でした。

『スナック西野』を観てくださっている方なら、共感していただけると思うのですが、ベンチャー企業の社長さんとかって、基本、この考え方なんですよ。

会社を経営していく上で必要な1ヶ月の資金のことを「バーンレート」といったりしますが、まずはそのバーンレートを出して、このまま結果が出なかったとして、資金が尽きるまでの残り期間を割り出してからスタートしたりするんです。

「18ヶ月で資金が尽きるので、それまでに改善を繰り返して、なんとか結果を間に合わせま〜す」という考え方です。

つまり、初日から上手くいくなんて1ミリも思ってない。

「まぁ、1年ぐらいは結果が出ないだろうねぇ〜」みたいなノリなんです。

最初から結果が出なくて当たり前なんですよ。
それを「挑戦」と呼ぶのだから。


これって、やっぱり環境も大きいと思っています。

僕の周りは皆、「まぁ、1〜2年はやり方を探ってみます」といった調整で「すぐには結果が出ない前提」で始めるので、「そういうもの」だと思っちゃっていますが、

一歩目を踏み出して結果が出なかった時に、「ほら、だからそんな挑戦は無理って言ったじゃ〜ん」みたいな感じで「初日で評価を下してしまう人」に囲まれていると、なかなか一歩目が踏み出せなくなる。

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でも、まぁ、「結果が出なかったら、どうしよう?」というのは、つまるところ「自惚れ」だと思いますよ。

バットも握ったことがない人が、「メジャーの試合に出て、打てなかったらどうしよう?」と心配しているようなもので、「打てるわけねえだろ」という話なんで(笑)

なんで、今の時点で1%でも可能性があると思ってんだよ…って話じゃないですか。

自分を高く見積もりすぎ。

大丈夫。心配しなくても、今の時点では100%打てないから(笑)
なので、心配するだけ無駄です。

今日の内容はサロンメンバーさんのツイートの焼き直しになりますが、何を始める時に「成功する/失敗する」で考えるのではなくて、「改善する/改善しない」で考えておいた方がいいと思います。




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