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『時代遅れ』になる人の特徴【キンコン西野】

このnoteは2021年7月24日のvoicyの音源、『えんとつ町新聞』の内容をもとに作成したものです。

今日は「『時代遅れ』になる人の特徴」というテーマで、自戒を込めてお話ししたいと思います。

ものすごいスピードでゲームのルールが変更になる今の時代、メチャクチャ気をつけなきゃいけない部分ではあるのですが、厄介なことに、『時代遅れ』になる時というのは、自分一人じゃなくて、自分を取り巻くコミュニテーごと時代から取り残されちゃうので、“しばらく気づかない”んです。

右にいる人も左にいる人も自分と同じペースで歩いていたら、遅れていることに気がつかないんですね。

今日は、そのことについて深掘りしていきたいと思います。

お知らせ!千葉県野田市と東京田端で上映

本題に入る前にお知らせをさせてください。

連日お伝えしておりますが、千葉県野田市のイオンノアで開催される『映画 えんとつ町のプペル』の「ドライブ・イン・シアター」と、東京田端で開催中の(目や耳が不自由な方に向けて行う)「バリアフリー上映」のお知らせです。

イオンノア店 ドライブインシアター特設会場で開催されるドライブインシアターの日程は以下の通りです。
・7/24(本日)
・7/30(金)
・8/1(日)

 ドライブインシアターのチケットは「イオンシネマ ドライブインシアター」のHPでご確認ください。

https://www.aeoncinema.com/cinema/drive-in-theater/schedule/


そして、バリアフリー上映(字幕や音声ガイドが入るやつ)は7月31日まで、東京(田端)の「シネマ・チュプキ」という映画館でやっております。

こちらは目や耳が不自由じゃない方にもお楽しみいただけます。

ちなみに、7月31日は、私、西野のオンライン舞台挨拶が入っております。

作品の裏話というよりも、もう、「次回作」の話をしちゃおうと思っております(笑)
興味がある方は、是非ご参加ください。

詳しくは「シネマ・チュプキ」のHPでご確認ください。

https://chupki.jpn.org/

お知らせ!スナック西野・オンライン公演の今

そして、お知らせがもう一つございます。

月に2度、僕の友達を僕の自宅に招いて、呑みながら語り明かす『スナック西野』という月額590円のYouTubeのメンバーシップをやっております。

次回のゲストは、打ち合わせから本番まで1回も会わずに活動をするフルリモート劇団『劇団ノーミーツ』代表の広屋君です。

今回は「オンライン公演の今」についてお話しいただきました。
もう学びだらけで、メチャクチャ楽しかったです。

興味がある方は僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の画面下にある「メンバーになる」をクリックしてみてください。 「スナック西野」は隔週土曜日放送です。

https://www.youtube.com/channel/UCOy5sLcFLqYNqZ1iurp4dCg/join

よろしくお願いします。

話題のキーワード、プロセスエコノミー

そんなこんなで本題でございます。

冒頭申し上げたとおり今日は、「『時代遅れ』になる人の特徴」というお話です。

今、サービス提供者界隈で話題になっているキーワードの一つに、『プロセスエコノミー』という文化(ノリ)があります。
先日は、テレビ東京の『ワールドビジネスサテライト』という番組で、「伝統工芸を救う!?プロセスエコノミー」というテーマで取り上げられて、大きな話題になって、尾原和啓さんが書かれた『プロセスエコノミー』という本も、Amazonのビジネス書ランキングで一位になったりして、すごい話題になっているんですね。

で、この「『プロセスエコノミー』とは何ぞや?」というところなんですけども、ザックリ言っちゃうと、「作品(完成品)を売るだけじゃなくて、作品を作るプロセス(過程)を販売して、現金化する新たな仕組み」のことです。

プロセスエコノミーが流行る理由

インターネットで情報や技術が人類の共有財産になって、全員のサービスのクオリティーが上がって、上の方で均一化しちゃったので、完成品で差別化を図ることが難しくなっちゃった。

どれだけイイものを作っても、皆、イイものを作るから、売れない。

「じゃあ、どこで、お金を生んで行くんだ?」となった時に、「作る過程」に目をつけたわけですね。

ここには物語が埋まっていて、その人ならではの想いや、作り方がある。

そこをショーとして見せることでマネタイズしたり、あるいは、「農業体験」みたいな感じで、「作ること」を販売することで、マネタイズしたり…そうやって、プロセス(過程)を販売することで、売り上げを確保して、なんなら「プロセスの売り上げ」で、さらに、製作費を追加で投下することができて、完成品のクオリティーを上げることができる…というのが「プロセスエコノミー」の考え方で、それが先日、テレビで取り上げられて、今、ビジネス書で一番売れてるんですね。

なぜ、こんな遅すぎるのか?

で、昔から、僕の活動を知ってくださっている方からすると、今、はらわたが煮えくり返っていると思うんですけども…まぁ、遅すぎますよね(笑)

でも、テレビでは「ビジネスの新潮流!」なんです。

ちょっと、ビックリするでしょ?

制作過程を販売して、入場を無料にした「おとぎ町ビエンナーレ」という個展をやったのが、2015年だから……6年ぐらい遅れてるんです。

6年ですよ? ロクネン。

「遅れるにも程がある」というレベルだと思うんです。

と言いつつ、この言葉を作ったのは「けんすうサン」だし、この本を書いたのは尾原さんだし、この本をプロデュースしたのは箕輪さんで…要するに、僕の友達周りが仕掛けた運動なんです。

で、昨日、その方々がいるL I N Eグループで、「さすがに、全員、遅すぎないっすか?」という話をしたんです。

そもそも時代遅れという話でもないはず

その時に少し話になったのですが、西野が「プロセスを販売した方がいいよ」と言ったのは、もう何年も前なんですけども、ポイントは「言っていた」じゃなくて、「やっていた」というところです。

つまり、評論家が「こういう時代が来る」と言っているのとワケが違って、「こういう時代が来ますので、まずは僕がやってみますね。

はい、こういう結果が出ました」と、やってみせてるんです。

「プロセスの販売には可能性がありますよ」という結果まで見せているんです。

つまり、皆、初耳じゃないんです。

一回、聞いているんです。
一回、見ているんです。

(まぁ、もちろん、一回も見ていない人もいますが)

「2+2+2+2+2」という計算を解いている人に対して、「それだったら、2×5でイイと思いますよ」とお伝えして、答えが「10」になるとこともお見せしているんです。

そこで、「2×5=10」になることは知っているんです。

知っているんですけど、やってないんです。

これって、『時代遅れ』じゃなくないっすか?

『時代遅れ』って、「T I K T O Kって何」という人達のことじゃないですか?

「そもそも知らない」という。

それとは違いますよね。

だって、説明して、やって見せて、結果も見せているわけで…
これって、『時代遅れ』という問題じゃなくて、シンプルに、「読解力が無い」という問題だと思っています。

提案が、否定に聞こえちゃう読解力不足の人

「知らない」じゃなくて、「話が聞けない」というエラーです。

で、「なんで、こんな簡単が聞けないんだろう?」ということを昨日、けんすうサンやら、尾原さんやら、箕輪さんがいるL I N Eグループに投げたところ、箕輪さんから、「『聞けない』というか、『聞きたくない』なんでしょうね」と言われて、なるほどなぁと思いました。

「『こんなやり方もありますよ』という提案が、否定に聞こえちゃう人がいる」と。

で、けんすうサンが言ってたんですけど、「説明」だと「聞きたくない」が発生するけれど、その運動に名前をつけると。

次は「知っている・知っていない」の話になって、皆、時代遅れ側に入りたくないから、急に参加しはじめる…と。

僕は、「理屈が通っているか否か?」に興味があるので、たとえ、自分のやり方と違う方法が出てきても、その計算式が正しければ「なるほどな。僕もやってみよう」になるのですが、「そうじゃない人がたくさんいる」という結論です。


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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『 https://chimney.town/ 』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!

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