見出し画像

著作権とミッキーマウス【キンコン西野】

このnoteは2022年4月20日のvoicyの音源、『BLOG』の内容をもとに作成したものです。

今日は「著作権とミッキーマウス」というテーマでお話ししたいと思います。

皆さんの生活に役に立つかどうかは分かりませんが、飲み屋の話のネタの一つぐらいにはなりそうな話です。

本題に入る前にお知らせをさせてください。

お知らせ!「キンコン西野と学ぶオンライン勉強会『DAO』って何?」参加者1万1450名突破


コチラはすでにアーカイブ配信となっているのですが、「キンコン西野と学ぶオンライン勉強会『DAO』って何?」の参加者が、「1万1450名」を突破しました。

コチラは、ブロックチェーンに詳しいエンジニアが、
技術に詳しくないスタッフ、そしてお客さんにわかりやすく説明する
ビットコインやブロックチェーンの初心者に優しい勉強会となっております。 

内容は、ビットコインをはじめとして、ブロックチェーンやNFTについて簡単にまとめた(復習した)あと、「DAO(自律分散型組織)」について勉強します。 

仕組みを学ぶための勉強会ですので、「儲かる」とかそういう話は一切ありません。 

仮想通貨(暗号資産)やブロックチェーンの未来について興味がある方は、ぜひご参加ください! 

チケットは800円です。
参加ご希望の方は、「キンコン西野 DAO」で検索してみてください。

よろしくお願いします。

 

お知らせ!『【教えて西野先生】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話2022』参加者1800名突破


そして、もう一点。

5月21日の20時から開催するオンライン勉強会『【教えて西野先生】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話2022』の参加者が「1800名」を突破しました。

僕は、自分で会社を起こして、資金繰りをして、作品や商品を作って、売って、従業員を雇って…という活動をしているのですが、この活動は「お金」の問題と常に隣合わせなんです。

そして、そこでは「お金の勉強をしていない人の弱さ」を見る。

お金の勉強をしていない人が、自分や、まわりの人達を不幸にしていく様を、まざまざと見るんです。

やっぱりこのあたりの心配は拭えないので、今回、久しぶりに手を挙げてみました。

こちらはFacebookグループを使った勉強会になるので、参加者の方の声を拾いながら、授業を進めて行きたいと思います。

アーカイブは6月30日まで残りますので、当日参加できない人でもお楽しみいただけます。

チケットは「800円」です。

参加ご希望の方は『BASE 煙突屋』で検索してください。


『パブリックドメイン』はなぜこんなにややこしいのか


さて。

そんなこんなで、「著作権とミッキーマウス」というテーマでお話ししたいと思います。

『パブリックドメイン』の話ですね。

昨日、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の方で、「パブリックドメインを絡めた○○なビジネスが熱いよね」「その為には△△なポジションを取っておくことが大事だよね」という話をさせていただいたのですが、これが意外と評判が良かったので、今日は皆さんと一緒に『パブリックドメイン』について勉強したいと思います。

まず、『パブリックドメイン』とは何かというと、要するに「著作権の保護期間が満了になって、社会の公共財産になったアレやコレ」のことですね。

で、この「著作権」というのが面白くて、保護期間は、作者(著作者)が生きている間は勿論のこと、作者の「死後70年まで」となっています。

少し前までは作者の「死後50年」とかだったりしたそうです。
 
ただ、これが「映画」となると、その保護期間は「公開から50年」とかだったり、あとは、国によっても、違っていたりします。

もちろん僕は今テキトーに喋っておりますので、間違ってそうな気がするので、ちゃんと調べて欲しいのですが、アメリカとかだと、古い作品の保護期間は作品の発表から「95年」で消滅するみたいな感じです。

なので、今、「旧タイプのミッキーマウスの著作権が来年で切れるんじゃないか」みたいな騒ぎになっています。

さて。

今、ザッと話を聞いて、内容は伝わりました?
ぶっちゃけ、分からなくなかったですか?

「いや、没後50年なの? 70年なの? それとも作品の発表から50年なの? 95年なの? 何なの? 西野、キモいんですけど」というのがリスナーさんの本音だと思います。

これが面白いことに、話しているコチラも混乱しているんです。

何故、話す方まで混乱しちゃっているかというと、この著作権というのは、「戦時加算」というものがありまして、「戦時(戦争期間中)」に相当する時間が、著作権の保護期間に加算されたりするんです。

「2年戦争していたら、保護期間が2年伸びる」みたいなノリです。
 
で、これが更にややこしいのですが、現在、この「戦時加算」が行われている国は日本だけなんです。

なので、「あのキャラクターの著作権って、いつ切れるの?」という質問に関しては、「ジャンルによるし、国によるよね」というフワフワとした答えになってしまう。

で、著作権の保護期間をもう一つややこしくしている原因は何かというと、「著作権延長法」です。

「なんだ、それ」という話なんですけども、要するに、「著作権の保護期間を75年から、やっぱ95年にしちゃおうぜ〜」みたいなヤツです。

一気に20年も伸びちゃったんです。

なので、「もう、明日で、あのキャラクターの著作権が切れるぞ!よ〜し、明日からあのキャラクターを使って商売してやれ〜!」と思ってたら、「あ。ダメっす。20年延長になりましたんで」と言われちゃった人がいるわけですね。


戦争とか、ジャンルとか、ミッキーマウスとかの影響で保護期間が変わる


で、これが面白いところなんですが、アメリカで著作権法というものが誕生した時は、保護期間はわずか「14年」とかだったんです。

それがですね、「作品の発表から56年」となり、次に「作者の死後50年」となり、なんか、どんどん伸びていってるんです。

これは一体何なんだ?

「誰が伸ばしてるんだ?」というところなんですけども、これがですね、ミッキーマウスの著作権が切れる直前に、「著作権延長法」というのが出てくるんです。

相関関係があるのかどうなのか知りませんが、年数で言うと、確かにそうなんです。

なので、「ミッキーマウス保護法」と揶揄されたりしていますが、もし相関関係があったとしても、僕はシンプルに凄いと思っちゃう。

これまで、キャラクターが法律を変えるなんてことありました?
それによって、皆が振り回されているんですよ。

これは本当に痛快だなぁと思いました。

今日の内容を少しまとめると、「著作権の保護期間って、戦争とか、ジャンルとか、もしかしたらミッキーマウスの影響で、コロコロと変わってんだよ」というところです。

その上で、僕は今、著作権が切れた作品『パブリックドメイン』に興味を持っていて、もしかすると今日で興味を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。

ただ気をつけなきゃいけないのは、著作権の保護期間のことと、あとは、ひとえに著作権と言っても、じゃあ、『蒸気船ウィリー』のミッキーは、映画扱いなのか、そうじゃないのか、みたいなこともあったりして…知識のない素人が下手に手を出したら地雷を踏んでしまう可能性もあるんですね。

なので、『パブリックドメイン』を正しく取り扱ってくれる会社があるので、そこに手数料めいたものを支払って、お願いするのが一番だと思います。

====================
CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
====================

★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!

▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるのはオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓

\海外発行のカードが利用できるようになりました/ 

▼Instagram版はコチラ↓



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?