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時代は人検索へ byキングコング西野

このnoteは2019年9月26日のvoicyの内容を文字起こししたものです。

みなさんはじめまして。
キングコングの西野亮廣と申します。

まず自己紹介をさせていただきますと、
自分はお笑い芸人をやったり、絵本を書いたり、
今だと西野亮廣エンタメ研究所という国内最大のオンラインサロンを運営したり、
美術館を作ったり、町を作ったり、
エンターテインメントに関するお仕事をしている人間です。

Voicyの代表の緒方さんとお仕事でご一緒させていただく機会がありまして、
Voicyって面白いですよという話を聞いたので、
とりあえず自分がやってから判断しようと思ってチャンネルを開設したんですけれども。

何をしゃべろうかなと思った時に、
僕は基本的にエンターテインメントのことだなと思って。

最近考えている、世の中こうなるんじゃないかなということを
ちょっとずつ配信していけたらいいなと思っております。

第一回の今日は、タイトルを無理やりつけるとすると、
「店検索から人検索になる」ですね。

これは何かというと、方々で僕が言っているんですけども、
例えば、最近居酒屋に行って、ポテトサラダを食べて帰ってきて
「あのお店のポテトサラダおいしいな」と思ってネットで検索したら、
大体その居酒屋のポテトサラダの作り方のレシピが上がっていると。

つまるところ、すべての技術だとか情報だとか、そういったものっていうのは、
もう国民全員の共有財産になってしまって。

今はどのお店行っても大体おいしいし、大体同じ値段だし、
昔みたいに高くてまずいラーメン屋みたいなのはなくなったし、
どの電気屋さんに行っても大体おんなじ値段になってきていると。

つまり、もうどんどんどんどん情報が共有されるようになってきたら、
基本的には、サービスのクオリティーで差別化を図るのが不可能になってきている。

じゃあそうなってくると、僕たちがお店を選ぶときっていうのは、
前までだったら本当においしいお店に行くとか、安いお店に行くという
サービスのクオリティで選べていたんですけど、
最近はだんだんだんだんそれがなくなってきたので、
ここからはもうお店を選ぼうと思ったら「機能検索」が無理になってきて、
結局「どの」お店に行くかというよりは、「誰」が働いている店に行くか。

つまり、
「長谷川さんが働いている中華料理屋さんに行って、長谷川さんにお金を入れよう」だとか、
同じ中華料理屋が2店舗並んでいたら、全然知らない人が働いている中華料理屋さんよりも、
友達の誰それさんとか、知り合いの誰それさんとか、
はたまた同じような趣味を持っている誰それさんが働いている
あっちの方のお店に行こうっていう。

つまり、「店検索から人検索」の方に、完全に時代は入っていくなと。
じゃあこの時代に押さえておかなきゃいけないものは、
結局何なんだっていうと、「信用」だったり「ファン」ですよね。

「あの人だから」っていう人にならないと、ちょっとつらくなってくるなと、
最近はそんなことを思っております。

なので、僕はオンラインサロンみたいなことをスタートさせたんですけど、
結構このオンラインサロンで学んだことってすごく多いので、
そういうようなことをちょこちょここのVoicyで伝えていけたらいいなと思っております。ちょっとやれるだけやってみたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。西野亮廣でした。

※キングコング西野亮廣が毎朝、最新エンタメビジネスに関するコラムを配信しています↓


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