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【キンコン西野】これから音声を始める人が押さえておいた方が良いポイント

このnoteは2021年4月15日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:SDGsにコードで挑む&中条高幸 さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。


本題に入る前にお知らせをさせてください。

毎度お馴染みとなっておりますが、4月19日に開催するオンライン講演会『【教えて西野先生!】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話』の受講者数が、すっごい増えて【7100名】を突破しました。

本当にありがとうございます。

こちらの講演会は「学校では教えてもらえないけど、生きていく上では絶対に知っておかなくちゃいけないお金の超超超基礎知識」について、キングコング西野が、ものすごく分かりやすくお話しします。

お金リテラシーが高い人からすると「そんなの知ってるよ。もっと、新しい情報をくれよ」と思ってしまうような内容だと思うので、そういう方は誤まって受講しないでください。

今回の講演会が終われば、今度は「マーケティングの今」というテーマでゴッリゴリのマーケティングに関する講演会をやろうかなぁと思っておりますので、経営者さんや個人事業主さんやクリエイター達はそっちを選んでください。

今回は小学校高学年〜お爺ちゃん&お婆ちゃんなどを対象にした「お金の基礎知識」についての講演会です。

チケットは800円。
視聴にはFacebookアカウントが必要です。
チケットをお求めの方は、『CHIMNEY TOWN BASE』で検索してみてください。

(※コチラ↓)

そして、お知らせがもう一つございます。

なんとですね、ず〜っと『映画 えんとつ町のプペル』を上映してくださっていた渋谷HUMAXシネマさんが、上映を再々々延長してくださって、なんとなんと4月22日まで上映してくださることが決定しました。

いやはや、本当にありがたいです。

そんなことあります?
もともとプペルの上映期間は「だいたい1ヶ月ぐらい」と言われていたのですが、渋谷HUMAXシネマさんがずっと流してくださっていて、ナンジャカンジャで〝ほぼほぼ4ヶ月〟です。

もう本当に足向けて寝れないのですが、ちょっと渋谷の正確な方向が分からないので、場合によっては足を向けてしまうこともあるかもしれませんが、気持ちは常に頭を向けています。

で、何か御礼をしたいなぁと思って、(はたして御礼になっているのか分かりませんが)今週の土曜日に、舞台挨拶をさせていただくことが決まりました。

お知らせしておいてアレですが、チケットは昨夜0時に発売が開始されて、すでに完売しております。

とりあえず「ご報告」ということで。
とにかく公開が4月22日まで延長したことをお伝えします。

『映画 えんとつ町のプペル』は今も全国いろんな劇場で上映しておりますので、是非、足をお運びください。

そんなこんなで、本題です。

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一昨日の配信で、「Voicyの月間ユーザー数が250万人を突破して、いよいよ音声の波がきていますよ」という話をさせていただいたのですが、それよりももっと前の配信で「音声バブルがきていますが、そこそこ最終列車かもしれませんよ」という話もさせていただいたんですね。

というのも、音声の場合は「習慣性が強い」と言いましょうか……「この人!」と決めたら、ずっとその人を聴き続けるので、テレビやYouTubeみたいにザッピングすることがあまりない。

これの「良いところ」と「悪いところ」を順番に言うと、良いところは「土地が奪われにくい」で、悪いところは「土地が奪いにくい」で、そろそろ耳の可処分時間とでも言いましょうか、お客さんの耳の土地も埋まってきているので、まぁ、始めるなら急いだ方が良いと思います。

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で、今日は「これから音声プレイヤーになろう」とする方に向けて、「最低限、ここは押さえておいた方がいいかも」という話をさせていただこうかと思います。

さっそくですが…まず1つ目は、「めげない」ということですね。


おそらく、これまで触ってきたどのメディアよりもバズらないので、最初は再生回数が全然回らないと思います。

すっごい衝撃的なタイトルで釣ろうと思っても〝ほぼ〟無駄です。
「いつもより、20回ぐらい多く再生されているかなぁ」ぐらいだと思います。

「全然伸びないなぁ」と思ってすぐに辞めちゃうと、何も始まらないので、「音声メディアというのは、すぐに結果が出ないものなんだ」と思って、しばらく我慢の時間帯を過ごした方がいいと思います。

ただ、「シンプルに面白くないから聴かれていない」という場合があるので、それを知る為に、(「最低限、ここは押さえておいた方がいいかも」の)二つ目なのですが…

「自分の放送を何度も聴く」ですね。

自分の話を聴いてみると分かるのですが、何も訓練していなければ、思っている以上に自分の話って、気持ち悪いです(笑)。

学生時代に全校朝礼で校長先生が「今朝も、お〜、学生の皆さんは、あ〜、こうして、え〜」みたいな感じで【母音を伸ばす】みたいなことをやっていたと思うのですが、あれって、普通に自分もやっちゃってたりします。

あとは、「話が全然結論にいかない」とか。

話している時は気にならなくても、聴いてみると、自分の喋りの欠点って、結構見えてくるんですね。

なので、「自分の放送を何度も聴く」は絶対にやった方がいいです。

そして三つ目。

これは音声に限った話ではないのですが、「期待値コントロールをキチンとする」です。

やっぱり、音声メディアは一つの放送がバズって「何百万回も何千万回も再生される」ということはなくて、毎日コツコツと再生されるものなので、当然、リピーターを作らなきゃ意味がないんですね。

なので考えなきゃいけないのは、「どうすればバズるか?」ではなくて、「どうすれば今日聴いてくださった方が、明日も聴いてくださるか?」なんですね。

で、リピーターを作る時に基本的は公式というのは「満足度ー期待値=?」で、この解がプラスになってなくちゃいけない。

もう一度、言います。「満足度ー期待値=?」です。

満足度が期待値を上回ることが絶対なので、タイトルとかに「衝撃の!」みたいなのはあまりつけない方がいいと思います。

きっと、そのタイトルの期待値を超えられないので、そうなると「一回聴かれて終わり」になって、ここで「この人のラジオはあまり面白くないな」という感じでお客さんを一度逃してしまうと、基本は、もう二度と返ってこないです。

テレビやYouTubeのように「ザッピング」されることがあまりないので、「この人は無い」と一度でも思われたら終わり。

だから、タイトルでむやみやたらに煽るのは悪手で、「期待値コントロール」はキチンとしておいた方がいいと思います。

厄介なのは、極々一部で「タイトルで煽って成立する人がいる」というところですね。

それはもうトッププレイヤーの仕事なので、真似すると火傷します。ここは気をつけてください。

そして4つ目。これ超大事です。

「ディスに走らない」です。

これは何も道徳的な話ではありません。
極めて合理的な話です。

「音声メディア」って、「ながら聴き」を売りにするぐらいですから、「音声メディアを選ぶお客さん」って、「忙しい人」や「時間を大切にしている人」の割合が大きい。

基本的に、「自分の時間を最大限有効利用する為には?」という考えを持っていて、そういう人は、タレントの不倫問題とか、他人の失敗とか、どうだってよくて、「自分が成長するか、否か」なんです。

他人が言っている「他人の悪口」にわざわざチャンネルを合わせない。時間を割かない。

ここは、ネットメディアの中でも極めて特異な部分なので、テレビやYouTubeのやり方を、そのまま持ってきてしまうと火傷すると思います。

気をつけてください。

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以上、「最低限、これから音声メディアを始める人は、ここは押さえておいた方がいいかも」でした。

追加で気づいたことがあれば、またお伝えしますね。



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