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新しい文化を受け入れられない人の残念な言い分【キンコン西野】

このnoteは2021年9月24日のvoicyの音源、『えんとつ町新聞』の内容をもとに作成したものです。

今日は、「新しい文化を受け入れられない人の残念な言い分」というテーマでお話ししたいと思います。
 
たぶん、多くの人が心当たりある内容だと思います。
 
 

お知らせ!『親子で学ぶ!とっても大切な投資の話』開催
 

本題に入る前にお知らせです。
 
連日、お伝えしておりますが…僕が尊敬している教育改革実践家の「藤原和博さん」を講師にお招きして、僕が「生徒代表」という形でおこなうオンライン勉強会『親子で学ぶ!とっても大切な投資の話』の参加者が、4500名を突破しました。
 
ありがとうございます。

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日本に住んでいると基本的には、「消費」と「浪費」と「貯金」しか学ばず、「投資」に関しては一切学ばないので、お父さんもお母さんも、「子供に教えられない」という背景があると思うんですね。
 
これって、シンプルにメチャクチャ危険な状態なので、今回は『親子で学ぶ!とっても大切な投資の話』を開催します。
 
日程は、10月10日の夜7時からです。
 
アーカイブも1週間ぐらい残るので、時間が合わない方も、お楽しみいただけます。
 
チケットは800円です。
 
参加ご希望の方は『CHIMNEY TOWN BASE』で検索してみてください。

 

お知らせ!『映画 えんとつ町のプペル』ハロウィン限定上映!DVD&Blu-rayの発売も決定!!
 

そして、もう一点。
 
『映画 えんとつ町のプペル』に関するお知らせです。
 
10月22日〜10月31日に『映画 えんとつ町のプペル』が劇場に帰ってきます。

 
ハロウィン限定復活上映でございます。
 
「HELLO MOVIE」というアプリをダウンロードしていただけると、劇場で、キングコングの副音声なんかも聴けちゃいます。
 
映画の映像を見ながら、キングコングが二人で1時間40分喋り倒しています。
 
多分、映画の内容は入ってこないと思いますので、くれぐれも、もう何度も観た方にオススメします。
 
そして「映画館に行けないよ〜」という方に向けて、『映画 えんとつ町のプペル』のDVD&Blu-rayの発売が決定しました。

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Loppi &HMVさん、Amazonさん、楽天ブックスさん等で販売していますが、それぞれ特典が違いますので、詳しくは『映画 えんとつ町のプペル』の公式ホームページでご確認ください。
 
宜しくお願いします。

 

新しいものは、使い勝手が悪い
 

さて。
 
そんなこんなで本題です。
 
よく、「西野さんのインプットは何ですか?」と聞かれるのですが、僕の場合は、『現場』や、『現場に入っている友達(一次情報)』や『本』、あとは『オンラインサロン』です。
 
『オンラインサロン』は、自分のサロンのコメント欄で、サロンメンバーさんから、あれやこれやと学ぶこともあれば、僕自身、いろんなサロンに入っているので、そこから吸収したり、気づきをいただいたりすることが少なくありません。
 
そんな中、昨日、けんすうサンが運営するオンラインサロン『アル開発室』に投稿された記事で、ものすご〜く共感できることが書かれていたんです。
 
サロンの内容は一応「口外禁止」なので、ここで全部話すことはできないのですが、チョコっとだけ言うと…「変化について」です。
 
けんすうサン曰く、「『変化する』ということが、良いか悪いかでいうと、良いことだとは思っているけれど、変化の際に全てがよくなるわけじゃない」と。
 
ガラケーからi-PHONEになった時のことを例に出されていたのですが、あの時、一旦カメラの性能が落ちたりだとか、入力方法が定まってないからメールが打ちづらくなったりだとか……一時的に、前よりも悪くなるところがあった。

 
この記事の本題は別のところにあるので、そちらは是非、けんすうサンのサロン『アル開発室』でご確認いただきたいのですが、要するに、「変化する時に、いったんダウングレードするものってあるよね」という話です。
 
これ、めちゃくちゃ重要な指摘だと思っていて、「新しいもの」って、最初は、質が良くないんですね。
 
「新しいもの」を否定する人って、「新しいものを受け入れられない」というよりも、「シンプルに使い勝手が悪いから使わない」ということが、往々にしてある。
 
 

YouTubeもLINEも最初はそうだった
 

たとえば、今から8年前に、梶原君に「YouTubeをやろうよ」と声をかけた時に、彼は全然ノリ気じゃなかったんですね。
 
もともと情報感度の低い人ではあるのですが、8年前のYouTubeって、まだ色々と使い勝手が悪かったんです。
 
シンプルに、観ている人も少なかった。
 
なので、「なんで、テレビタレントが、テレビよりも質の悪いYouTubeをやんねん」的な考えだったんですね。
 
これまで、いろんな人を見てきましたが、「ここで出遅れる人って、結構いるなぁ」という印象です。
 
「よく分からないから」という理由で、新しいものを使わないわけじゃなくて、「シンプルに使い勝手が悪いから」という理由で、新しいものを拒んでしまう人です。
 
だけど、けんすうサンが指摘した通りで、変化する時って、「いったんダウングレードするもの」があるんです。
 
新しいものが、全てアップグレードされるわけじゃないんですね。
 
皆さんが使っている『LINE』だってそうです。
 
そういうのを「ネットワーク効果」と言ったりしますが、使う人が増えれば増えるほど、サービスのインフラとしての価値が高まって、使い勝手が良くなりますが、初期の『LINE』
なんて、めちゃくちゃ使い勝手が悪いんです。
 
だって、家族も友達も、誰も使ってないんだもん。
 
なので、当時は多くの人が「LINE? いやいや、普通にメールの方が便利じゃん」となったわけですが、結果は皆さんご存知の通り、逆転したんですね。
 
ぶっちゃけ、『LINE』に関しては「始めたのが遅かった」ということが、自分の生活にダメージを与えることもあまりないんですけども、これが、ビジネスシーンだと、そういうわけにはいかない。
 
「始めるのが遅かった」は、大きく大きく糸を引きます。
 
YouTubeで言うと、HIKAKINさんなんかは、
クソミソに使い勝手が悪い頃に始められて、
多くのタレントは、使い勝手が良くなってから始めている。
 
そこの差というのは、なかなか埋まらないんですね。
 
 

大事なのは「ダウングレード」を見極める感覚
 

今で言うと、『NFT』なんかがそうですね。
 
売るのも、買うのも、まだまだ色々と面倒です。
 
ガス代(管理費)もかかっちゃうし。
 
ただ、利用者が増えれば、いろいろとスムーズになるし、技術が進めば、ガス代も安くなる。
 
今、この瞬間だけを切り取って、「ヤフオクに出品した方がいい!」「使い勝手が悪いから、俺はやらない」というスタンスを表明してしまうと、そのうち、しっぺ返しを食らうことになる。
 
なので、持ち合わせておかなきゃいけないのは、「これは、変化する時に、いったん発生するダウングレードする部分だよね」といった感じで、“部分ごとに見極める能力”です。
 
「全体的には素晴らしいサービスで、ここの部分の使い勝手は“今は”良くない。ただ、ここは、いずれ改善されるところだから…」といった感覚。
 
それを持ち合わせておかないといけない。
 
これは、本当に大事な部分で、大事なので、もう一度言いますが、
 
「新しいもの」を、「新しいから」とか「よく分からないから」という理由で拒んでいるわけではなくて、
「使い勝手が悪いから」という至極真っ当な理由で拒んでいる人がいるんだけれど、新しいものというのは、ダウングレードする部分があるから、「ここは、ダウングレードしている部分なんだな」と切り分けて考えることが、とってもとっても大切だと思います。
 
特に、ここからはブロックチェーン絡みのサービスで、こういく機会が増えそうなので、今日の話をなんとなく頭の片隅に置いといてください。
 

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
 

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