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高確率で失敗するプレゼン3選【キンコン西野】

このnoteは2023年5月30日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。

 
 

プレゼンで失敗する人のコケ方、1つ目は「持ち時間オーバー」

 
昨日、お邪魔させていただいた堀江貴文さんのオンラインサロンの交流会で、メンバーの皆さんがそれぞれやられているプロジェクトを順々にプレゼン(場合によっては経過報告)をする時間があったんです。
 
「メンバーの皆さんのプレゼンに対して堀江さんが真正面からダメ出しをしていく」というスタイルでおこなわれていたんですけども、皆さん緊張しながらも頑張っていて、すごく素敵な時間でした。
 
一方で、「プレゼンで失敗する人のコケ方って大体同じだよな」と思ったので、今日は、「プレゼンのコケ方3選(失敗例)」について共有したいと思います。
 
まず1つ目は「持ち時間オーバー」ですね。
 
昨日のプレゼン大会は制限時間があったんですけども、制限時間が無かったとしても、「その人の信用に比例する形で、その人に許されている持ち時間」というものがあるじゃないですか?
 
その持ち時間をオーバーする人は、その時点でアウトですね。
 
制限時間が3分あったら、「3分使い切ること」を目的としてしまう人がいるんですけども、ピッチを受ける側としては「3分丸々使ってください」と思っているわけじゃなくて、「端的に説明してください」と思っているわけで。。
 
つまり1分で終わらせてもいいわけじゃないですか。
 
それなのに、制限時間いっぱいまで情報を詰め込んでしまって、挙句、「プレゼンの途中に何かトラブルが起きて、話が横道にそれたりして、時間が足りなくなる」みたいなことがよく起きる。
 
「制限時間が3分」なんだったら、どれだけ情報を詰め込んだとしても、「2分20秒」ぐらいで喋り終えるつもりで情報を整理した方がいいと思います。
 
 

2つ目は「登壇者がプレゼンの冒頭でクイズを出す」

 
そして、2つ目は「うざいプレゼンあるある」なんですけども(たぶん、皆さんも1度や2度は見たことがあると思いますが)、「登壇者がプレゼンの冒頭でクイズを出す」です。
プレゼン画面に謎の数字を出して、「皆さん、これが何の数字が分かりますか?」みたいな。
 
あれ、審査員の本音を言うと、「うるせー。早く始めろよ」なんです。
 
もうちょっと言うと「なんで、お前の面白くないクイズに参加して、いちいちリアクションしなきゃダメなんだよ」です。
 
あれは本当にやめた方がいい。
 
両手を広げちゃって、ジョブズの真似か、TEDの登壇者の真似だと思うんですけども、緊張で手も膝も唇も震えてる人の「私は知ってるけど、皆さんはまだご存知ないでしょうクイズ」は痛々しくて見てられないんです。
 
プレゼンをする経験が少ないから、本人的には「ツカミ」のつもりで繰り出したパンチだと思うんですけども、プレゼンを受ける側というのは、日常的にプレゼンを受けているから「また、このパターンか」という感じで疲れるんです。
 
「いいから、早く本題に入れよ」と。
 
プレゼンの冒頭のクイズが良い方向に転んでいるところをあまり見たことがないので、やらない方がイイと思います。
 
 

3つ目、1番よく見るタイプのコケ方が...

 
そして、3つ目。
 
これが1番よく見るタイプのコケ方ですが、「プレゼン資料が雑」です。
 
まだ何者でもない人の「仕事っぷり」をどこで測るかというと、これはもう「プレゼン資料の出来」しかないんですね。
 
資料作りで手を抜いていたら、「この人は、きっと本業の方でも、こんな感じで手を抜くんだろうな」というイメージを持ってしまう。
 
もちろん資料を丁寧に作っているからといって、プレゼンが上手くいくとは限らないですが、ただ、資料が手抜きだったら、確実に上手くいかない。
 
堀江さんは優しいから「ダメ出し」をして、再びプレゼンのチャンスをくれると思うんですけども、プレゼンって基本的には一度しかチャンスが無いんです。
 
その「たった一度のチャンスをモノにしないと終わる」という状況で、それでもプレゼン資料に手を抜いてしまう人の詰めの甘さ(脇の甘さ)に、プレゼンを受ける側は、どうしたって疑いを持っちゃうんですね。
 
あと、昨日はサロンメンバーさんが作られる映像作品のキャストやスタッフ、あるいは支援を集める為のプレゼンがあったのですが、その時の「プレゼン資料」ってメチャクチャ大事で、たとえばハリウッド映画の「プレゼン資料」って、作品の(各シーンの)イメージ画像がちゃんと用意されていて、実際の役者さんの顔を使って、理想のキャストのイメージがちゃんとあって、あと「類似作品」もちゃんと載っているので、めちゃくちゃイメージしやすくて、とにかく観たくなる(実現したくなる)んです。
 
このプレゼンが通れば、ウン十億、ウン百億の予算が出るので、このプレゼン資料作りに命をかけてるんですね。
 
プレゼン資料が雑だったら、当然、予算のGOも出ないし、一流のキャストやスタッフは絶対に集まらない。
 
プレゼン資料こそが、その作品が最初に見せる「クリエイティブ」であり「クオリティー」なので。
 
クオリティーの低さが透けて見える作品には才能は集まらないので、そこが肝なんです。
 
なので、そこは命懸けで頑張ってください。
 
今日の話をまとめると、「持ち時間オーバー」と「鬱陶しいクイズ」と「雑なプレゼン資料」…プレゼンをする時は、この3つの地雷は踏まないようにするのが得策です。
 
 
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