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【キンコン西野】「立場」をフリにした言葉

このnoteは2021年5月7日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:手作り楽器で世界一を目指すkajiの創 さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。


本題に入る前にお知らせをさせてください。

連日ご案内させていただいておりますが、コロナ禍でも届けられるエンタメを探った結果、イオンシネマさんと一緒に『映画 えんとつ町のプペル』のドライブインシアターを開催する運びとなりました。

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(※こちら↓)

家を出た時から、誰にも接触しないエンタメです。

「コロナ」にかこつけてやっておりますが、車の中の、いわゆる「プライベート空間」ですから、これまで「子供が小さいから、今は映画館に行けない」という理由で諦めてしまっていたお父さんお母さんもご参加いただけます。


チケットは「1台=3300円」です。

二人乗りであろうが、4人乗りであろうが、6人乗りであろうが、「1台」です。
そして、どういうわけかポップコーン2つと、ペットボトル2本が付くみたいです。

謎の大盤振る舞いです(笑)
日程は、場所によって微妙に違います。


【5月14日】
イオンレイクタウン 19時〜

【5月15日】
イオンモール名取 19時〜

【5月22日】
イオンモールむさし村山 19時15分〜

といった感じです。
チケットはイオンシネマさんの「ドライブ・イン・シアター」のHPでチェックしてみてください。
よろしくお願いします。

(※こちら↓)

そして、もう一つ。


月に2回、隔週で、僕の友達を自宅に招いて、酒を呑みながら、「今やっていること」や「これから仕掛けること」などを話す月額590円のYouTubeのメンバーシップ『スナック西野』をやっております。

いよいよ迫ってまいました今週のゲストは「幻冬社の箕輪さん」。

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『世間一般の集客の間違った認識』の話から始まって、エンタメからビジネスの話まで展開しています。

二人ともベロベロに酔っ払っているので、是非、家で呑みながら観ていただけると嬉しいです。

先々のゲストは「ダイノジ大谷さん」「IT評論家の尾原和啓さん」「ホリエモン」です。

皆、すでに撮り終えたのですが、全回、オススメです。

そして、過去のアーカイブも全てご覧いただけますので、そちらにご堪能ください。

興味がある方は、僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の動画の画面の下にある「メンバーになる」をクリックしてください。

(※こちら↓)

宜しくお願い致します。


そんなこんなで本題です。

今日は「『立場』がフリになる言葉」というテーマでお話ししたいと思います。

すっごい当たり前の話だし、
こんなこと言われなくても分かっていると思うのですが、
だけど、ついつい忘れがちなので、自分の胸に刻んでおく為に、お話しします。

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僕は自分でもオンラインサロンを運営していますが、やっぱり各業界のトップランナーが今、どんなことをしていて、どんな悩みを持っているかに興味があるので、7〜8つのオンラインサロンに入らせてもらっているんですね。

で、最近、また新しく入ったサロンがありまして、それが本広監督がやられている『エンタメの森 本広企画制作所』です。

【本広監督のオンラインサロン】

本広監督は『踊る大捜査線』の頃からのファンなのですが、今なお一線で活躍されていて、新作をバンバン発表されているじゃないですか。

自分も作り手の端くれなのですが、こんなヤツでも、やっぱ、作品を発表する時の痛みはよく知っているんですね。

残酷なぐらい「数字」で評価をくだされてしまうし、心ない言葉も浴びるんです。

それでも尚、新作を発表し続ける方を僕は尊敬していて、その本広監督が今、何を考えていて、何を憂いていて、何にクヨクヨしているのかを知りたくて、サロンに入ったんです。

で、ずっとROM専だったんですね。
記事を読むだけだったんです。

やっぱり、小さいですが「キンコン西野」という名前がありますから、こんなヤツが出しゃばったら、サロンの皆様にいろいろと気を使わせてしまうと思ったし、そもそも、読むだけで全然良かったので。


ですが、先日、サロンの中でサロンメンバー限定のZOOM飲み会があって、なんか、その誘惑に負けてしまって「エイヤ!」と参加してみたんです。

全員で20人ぐらいの呑み会です。

本広監督とは、そこで「はじめまして」だったのですが………もうね、なんか本当に凄かったです。

ZOOM呑み会の経験がある方は皆、ご存知だとは思いますが、ZOOM呑み会って、MCが一番大変じゃないですか?

みんな、基本、「待ち」の姿勢だから、MCが話を展開して、話を振っていかなきゃいけない。

結構、面倒くさい役回りなんですよね。

そこを本広監督が背負って、一人一人に話を振って、「おお、なるほど〜」とうなづいてね………あの本広監督がですよ?

で、僕は、これを絶対に真似ようと思ったのですが、こんな僕みたいな門外漢の歳下の人間に対して、本広監督は「教えてください」というスタンスなんです。

本広監督が「教えてください」って言うんです。

後輩が先輩に言ってるんじゃないですよ? 
先輩が後輩に対して「教えてください」です。

これがメチャクチャかっこ良くて、ずっと「自分には、これができるだろうか?」と思いながら、お話をさせていただいていました。

なかなかできないですよ。
あれだけの結果を出しておいて、「教えを乞う」なんて。

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そのZOOM呑み会があった翌日から、僕は、友達やスタッフに、ずっと本広監督の宣伝をしていて、ついには、「何かお手伝いできることないかなぁ」と探し始めたんです。

ここで、「ハッ」としたわけですが、立場が上にいけば行くほど、年齢を重ねれば重ねるほど、「教えてください」という言葉が効いてくるということが分かった。

当たり前ですけども、「教えてください」と頭を下げられて、イイ気になって教えた側は、自分のアドバイスを間違いにしたくないから、全力でバックアップするわけじゃないですか?

「アドバイスされたことを全力でやり切る」の最大のメリットは、「アドバイスした側のバックアップを頂戴できる」だと思うのですが、ここにさらに「立場」というのが乗っかってくると、その時のバックアップは本当に大きなものになる。


想像してください。


たとえば、あなたが、幻冬舎の新入社員だったとして、社長の見城さんがあなたのところに来て、「TikTokを始めたいのですが、右も左も分かりません。教えてください」と頭を下げてきたら、もちろん全力で教えるし、見城さんの投稿、全部チェックして、ちょっとでも間違った使い方をしていたら、「見城さん、そうじゃないです!」と、また手取り足取り教えるでしょ?

その時、目上の人に対する「もう、しょうがねえなぁ」という愛情100%の感情ってあるじゃないですか?

結果、あの日、あの時の「教えてください」の一言で、自分の時間がものすごく気持ち良くハックされてしまっている。

上の人間からすると、たった「教えてください」という一言だけで、若手の力を貰えるわけで……これが「正しい立場の使い方」だなぁと思いました。

誰も不幸になっていない。

本広監督の立ち振る舞いを見て、「教えてください」を口癖のレパートリーに入れようと思いました。

年齢を重ねれば重ねるほど、「立場」がフリになって、効き目が大きくなっていくので、どう考えたって、口癖として持っておいた方が人生が豊になる。

これが言える大人と言えない大人とで、天と地ほどの差が生まれると思います。


今日は『歳下の人間に対して「教えてください」と言える大人ってカッコイイよね』というお話しでした。


※本広監督のオンラインサロン『エンタメの森 本広企画制作所』は、役者さんや、映像制作、舞台制作に興味がある方にはオススメです。

【本広監督のオンラインサロン】

興味がある方はチェックしてみてください。

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