川 砂糖を知らない

すこしだけ光をはねかえす
あとは通過してゆく

すこしだけ光をはねかえす
あるいは通過するという
運動

流れ弾に当たる可能性
口封じのために殺される可能性

いましかない、

どんどん麻痺する

麻痺

さらに大きなスパンで重なってゆくものがある

星の終わりがたまたま
星の終わりにであう

煙が上がる

日が落ちる

ちっともわかっていない いろんなことを

それでも愛することができますか

どくどくと流れる液体のねばりが
想定通りで
どうもおもしろくなかった

2020.8.1

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