日記3

日記(6月18日)

いよいよ孤独が迫り出してきて、滲み出すように泣くことがあるけれど、それは引き潮で風に曝される岩礁のようなもので、いまは水面上に顕現し、乾いて、白けている、そんなところだと思った。しばらく当たらなかった風に当たっているのだ。そうわるいものじゃない、と思う。風が吹き荒ぶと息がしづらいということもある。また待つ。

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