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自分をクリアリングする。

今日は18日、観音さまのご縁日で
彼岸の入りでもあります。

この時期は向こうの世界へのご供養が通りやすい時期。
今月の地蔵会のご供養を行うとよろしいかと(笑)
締め切りは20日までです。

宗教的なおつとめをする前に自分をクリアリングする
ということを行います。
スピリチュアルなこととか宗教的なこととかに
興味のある方は、
邪気を祓うとか禊をするということに
気をつけてらっしゃるのではないでしょうか。

クリアリング、禊、祓いといえば
日本の神道が非常に重視しているところ。

日本の神さまは穢れを厭われる、というお話は
以前も書いたことがありますね。

仏教でもお坊さまたちが法会や行法、修行を行う前には
水を浴びて身を清め、口や手をすすぎ、衣を改めるなどして
清潔にして形を整えてから仏さまの御前に上がります。

これは人間同士でもエチケットとして
清潔感には気を付けるということをしますが
神仏というより大きく清らかなものの前に出る時には
さらに気を付けるということですね。

日本では清めるときに水、塩、酒などを使いますが
インドなどの水の少ないエリアではお香の粉や
香油などを同じ目的で使ったりします。

仏教では塗香を使いますがこれもその流れです。

また、以前食べ物の話をした時に「五葷」について
書きましたが。

「五葷」とは五種類の匂いの強いもの。
ニンニク、ニラ、ねぎ、らっきょう、ノビルの五種類。
これを食べない理由は色々あるのですが、
そのうちの大きな理由の一つが
食べると口が臭くなる、ということかもしれません。

しかし、自分をクリアリングする、清らかにする
ということは魔を近づけないようにする
という意味もあるのではと思われる方も多いかもしれません。

家に盛り塩をしたり、お風呂に塩やお酒を入れて入浴する
ということをそのためにされている方は
最近はけっこう多いのではないかと思います。

物理的、エネルギー的にクリアリングすることで邪気を
避ける方法ももちろん意味がありますが、
仏教が勧めているのは心の持ち方によって
同じ目的を達成することです。

昨日まさにそういうことを書いてましたけども。

お釈迦さまがさとりを開かれる前、
マーラという悪魔がその成道を妨げようと
さまざまな邪魔をしますが、
お釈迦さまは心を動かすことなくその魔を退けます。

密教僧の持つ五鈷金剛杵は
煩悩を砕く武器であり
その形は如来の智慧を表し
不退転の決意と揺るぐことのない心も象徴します。

外をクリアにすると同時に内側からも。
両方行った方が、多分効果は高いと思いますよ。

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