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虎の背中に乗ってるわけじゃないけど。

18日は観音さまの日。
そして今日2022年2月18日は寅年寅の月寅の日。
トラトラトラ。暗号じゃないですよ。

写真はちょうどトラトラトラ+トラ。四寅がいました。

ということで今日は毘沙門さまのご縁日でもあります。

信貴山では毎年2月、寅の月寅の日寅の刻にお参りして
毘沙門さまに祈る「三寅まいり」が行われていますが
今年は四寅まいりできちゃうチャンス。
とはいえ寅の刻は午前3時から5時でかなり早朝。

ちょっと時期的にアレ(どれ)ですので、無理せずご自宅で
毘沙門さまを思って御宝号をお唱えするのでもいいですね。

とはいえ、寅が毘沙門さまと関連するのは日本だけ。

信貴山の縁起によると
聖徳太子が物部守屋と戦うことになった時
毘沙門さまが現れて必勝の策を太子に授けたため
守屋を打ち破ることができました。

この時毘沙門さまが太子の前に降臨されたのが
寅の年、寅の日、寅の刻。
日本で最初に御出現されたのがこの時。

ですので、信貴山では虎が毘沙門さまと関わりのあるもの
とされています。

また、ムカデも毘沙門さまの神使とされていますが、
これについてはなぜそうなのかははっきりとはわからないそうです。

足が多いことが「おあし(銭)が多い」につながって
財宝神である毘沙門さまに結びついたとか
足が多くても一糸みだれず前に進めるように心を合わせて
事を行うのが軍神である毘沙門さまの教えだとか
いろんな説があるみたいですね。

ムカデは前進のみして後退しないところから
戦国武将の旗指物や兜の前立などに用いられたようですが
これも軍神の毘沙門さまとの関わりあってのことかもしれません。

もともと毘沙門さまは夜叉の王。
毘沙門さまの眷属も夜叉・羅刹など。

ちなみに鎮護国家の尊格として一部で有名な大元帥明王は
もともとアータヴァカと呼ばれる夜叉の王で
毘沙門さまの眷属の八大夜叉大将の一人です。

また毘沙門さまは四天王の一人でもあるのですが、
四天王のうちの一尊という側面を示す場合は
多聞天というお名前になりますよ。

京都の東寺には有名な兜跋毘沙門天のお像がありますが
これはかつて中国のトルファンで出現されたときのお姿と
されています。

中国唐代の武将の姿で身に鎧をつけ、頭には宝冠、手には籠手を
つけており、右手に宝棒か戟を持ち、左手には宝塔を持ちます。
そして地天女の手の上に立っておられることが多いですね。
妙にウエストが細いのも特徴かも。

真言八祖のお一人である不空三蔵が
唐の玄宗皇帝の要請で
西域に侵攻してきた他国の軍を退けるために
毘沙門天を祀り祈ったところ、
西域の最前線の城の城門の上に毘沙門天が出現し、
城の周囲にたくさんの神兵が現れて敵を圧倒し、
金色のネズミが現れて弓の弦を噛み切るなどして武器を使用不能にし、
他国の軍は恐れて逃げ去った、というエピソードがあるのですが
このとき出現した毘沙門さまがこのお姿だったそうです。

史実でも不空三蔵は西域に縁の深い方。
最近の研究では父がインド系のバラモン、母がソグド系の出身で
西域で生まれたというのが有力な説となっています。

五行説でいうと西は白虎の方角。
ここからも虎との関係がないとはいえないかな?
と思いますが、まあこれはだいぶこじつけです(笑)

私も今日四寅のタイミングで毘沙門さまを拝みましたが
なんとなく浮かぶイメージが兜跋毘沙門天さまだったのは
それでかな?とは思ったりしましたよ。

財宝の神さまでもありますが、やはり毘沙門さまは
鎮護国家の尊格。
財運を願うのもいいですが、鎮護国家、天下泰平、
五穀成就、玉体安穏、万民豊楽の方も忘れずに
お願いしておきましょう。

広く世のため人のためになるお願いをすることを
喜んでくださるのが毘沙門さま。

われらも衆生も皆ともに。
この一言を必ず一緒に添えるようにしておきたいですね。

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