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初弁天のご祈願終了しました。随喜するということ。

連日寒いですね。
今日は己巳の初弁天、冷たい空気の中でキリッと始まります。

本日も滞りなくご祈願おつとめさせていただきました!
弁天祈願の施主さまもおつとめありがとうございます。
施餓鬼供養も行って全て終了です。

本日の弁天さまは白と金のイメージ。
以前にも書きましたが、修法の中で観想する弁天さまは
冠をつけて青い野蚕の衣をつけておられます。

ですが今日浮かんだように時々によってお衣の色が
違うような気がするのですね。

季節季節によって着替えておられるのかなと思うと
やはり弁天さま、なかなか女子力が高くていらっしゃいます。

そして白と金とはなかなか新年らしくゴージャスです。
最近のテーマがどうもゴージャスらしいというお話もしましたけど
やはりなんだか福々しく豪奢なイメージ。

去年11月の終い弁天の時、皆さまにこれを行っていただくといいよ
というものをお伝えしたのですが、今回の弁天さまがおっしゃったのは
「随喜せよ」ということ。

随喜とは、他人が善いことをするのを見て、これに従い喜ぶこと。
転じて法会などに参加、参列することをさします。

今回の場合は両方かな?と思いますけども。

仏さまの供養法を行ったり、いろんな法会を行うことはもちろん
それに参加することもそれだけでも功徳があり大変喜ばしいことと
されています。

仏事に限らず何か善いことをおこなっている人を見て喜んだり
その人と同じことをしよう、という気持ちになるというのも
大変善いこと。

善を行った人よりも随喜した人の功徳が勝る
と大智度論という論書に説かれています。

善を行う人にはもちろん功徳はあるのですが、
人のしている善いことを「善い」と素直に認めることができて
それを善いことだと感動して喜んで
自分の行動を改めて同じように実行することができる
という幾つもの段階を踏んで実現するのが「随喜する」ということ。

そう思うと随喜の功徳が勝るというのもわかる気がします。

これまた以前に人の喜びを共に喜ぶ喜無量心について
書いたことがありますけども。

四無量心は仏の心。

弁天さまは仏法護持が大好きでお得意であり、
天部の神さまの中では毘沙門天と並んで大菩薩に近い境地に
達していると言われる方。
仏菩薩が喜ばれることは同じように喜び
仏菩薩が行われることを同じように行われます。

ですので、己巳の弁天さまのご祈願の日に行われているこの法会に
「ああ、いいことしてるんだなー」と思って手を合わせるだけで
功徳が積まれて何かいいことが起こるかもしれません。

弁天さまが与えてくださる福徳は、財と智慧と弁舌の才、
コミュニケーションからもたらされる財運。

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「おんそらそばていえいそわか」とお唱えしていただければ
真言念誦の功徳と随喜の功徳が積まれるようにしてくださるようです。

よろしかったら実行してみてくださいね。
こういう場合は、具体的な願い事をしないのがポイントです。

心の中を喜びと感謝で満たすということ自体が徳を積むことでもあり
そういう心になる人を増やしていくのが多分仏さまや弁天さまの
願いでもあるのです。

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